warning
error
success
information
コチレドンは南アフリカ原産の多肉植物です。育てやすい植物であり花色もピンクやオレンジなどのようにいろいろとあります。秋になると紅葉するのも特徴。品種も多いコチレドンですが、ここではそんなコチレドンの育て方を一から解説していきます。
コチレドンは、日当たりの良い場所で育てます。夏場はあまり直射日光に当てないように育ててください。窓際やベランダで育てると良いでしょう。
また、コチレドンは寒さにはそこまで強くないので、霜が降りてきたら室内に取り込みます。しかし、冬場でも日に当てないと成長しにくいので、冬場も日に当たるところに置いておきましょう。
コチレドンへは、通常は表土が乾いてきたら水をたっぷりと与えます。そして、冬になったらコチレドンは休眠するので、水やりを控えます。
コチレドンを植え終わったら、緩効性肥料を与えても構いません。ただし、肥料がなくてもよく育ちます。
コチレドンを育てるときは、多肉植物用の用土をおすすめします。
コチレドンは4月から5月もしくは9月から10月に植え付けます。なるべく春先に植えるのが育てやすさからいってもおすすめです。
コチレドンの植え替え時期は、春先が適期です。コチレドンはかなり根が伸びるので、一年に一回は植え替えをしましょう。また、植え替え時には一回り大きい鉢を用いておきます。植え替えを怠ると土壌が痩せてしまったり根詰まりなどを起こします。
コチレドンは、基本的に「挿し木」で増やします。挿し木は春に行いましょう。挿し木に用いる枝は元気でしっかり葉がついているものを用います。枝を切り取ったら切り口を数日乾かしてから用土に挿します。
また、ほかにも「種まき」でも増やせます。花が咲いたら人工授精させましょう。花が終わった後に蕾が茶色くなってきたら収穫時期です。種を撒いたら霧吹きをしつつ半日陰で管理します。
コチレドンはアブラムシやカイガラムシなどが付きやすいです。もしもこうした虫がいたら取り除きましょう。特に花芽などが出てくる時期に発生しやすいので、気をつけておきたいところです。
さび病はコチレドンがかかる病気の中でも、最も厄介なものです。さび病になると治療できずに枯れてしまうことも。
コチレドンはあまり寒さにつよくありません。そのため、冬場に戸外で栽培していると株が凍結することがあります。凍結すると枯れることもありますが、問題なく春に芽が出てくることもあります。基本的に冬季は室内で育てるようにすると良いでしょう。
コチレドンは実に多様な品種があります。ここではその一部を紹介します。
一般的な品種の一つです。産毛が生えているのが特徴です。サボテンのような見た目があります。
ふっくら娘などと呼ばれることもあります。白色の多肉をつけます。かなり印象的なので人気な品種の一つです。
他の品種にはない独特なシワ模様が特徴です。葉は緑色。比較的育てやすいです。かなりポット苗の金額も高く他の品種の10倍近くかかることも。
オービキュラータは赤色の花をつけます。
緑の葉の先っぽが赤くなっているのが特徴です。丸々とした葉をつけるのが特徴。
名前の通り白色の多肉をつけます。花も可愛らしいです。値段はかなり安いのでお求めやすいことでしょう。ポットあたり100円程度で手に入ることも。
赤と黄色が混じった花を咲かせます。かなり小さくかわいらしい花です。開花は3月から4月。かなり鮮やかなので園芸品種としても人気が高いです。
コチレドンとよく似た名前のチレコドンという植物もあります。こちらもコチレドンと同じベンケイソウ科ですが、見た目はかなり違います。チレコドンは寒冷なところでも強いですし、つける葉も特徴的です。
「枯れない愛」という花言葉もあるくらい手間がかからず枯れにくいのが特徴なのがコチレドンです。コチレドンは見た目が特徴的ですし、多肉植物の中では育ちやすくなっています。小さくて室内やベランダでも育てやすいのでもしも多肉植物を育てたい際には入門としてトライしてみると良いでしょう。
※トップ画像は陽だまりの猫さん@GreenSnap
GreenSnap編集部