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コチレドンという名前は聞いたことがない方も多いかもしれません。しかし、熊童子というと分かる方も多いですよね。熊童子はコチレドンの一種なのですよ。
さて、今回はコチレドンについてのご紹介です。多肉植物のコチレドンには花言葉があるのでしょうか。あるとしたらどんな花言葉?コチレドンの花言葉と品種など基本情報をご紹介しています。
コチレドンの花言葉は「枯れない愛」です。コチレドンは多肉植物。多肉植物特有のぷにぷにとしてふっくらとした葉が特徴的なのです。それは葉に水分が多いから。そのことからもコチレドンをはじめとした多肉植物はちょっと水やりをしなくても元気に育つものが多いのですよ。
水の与えすぎは根腐れの原因となりますが、基本的には放っておいても滅多に枯れない特徴が。そのことからコチレドンには「枯れない愛」という素敵な花言葉がつけられたのでしょう。
コチレドンは属名ですので、別名があるわけではありません。ただし、品種によって変わった名前が付けられています。コチレドンには「熊童子」や「福娘」など愛らしい名前がつけられた品種が多く、ほとんどがその見た目に由来して名前が名付けられています。
コチレドンは「cotyledon」と綴ります。こちらは日本語に訳すと「子葉」(しよう)という意味です。子葉とは、最初に生じる葉のことを指します。
コチレドン属は多肉植物で、葉は分厚く丸い特徴があるのです。植物の葉は成長すると大きくなり、しおれたりしなっとすることがあります。しかし、コチレドンの葉はいつまでもぷくぷくしていてシワもなく、丸く小さいものが多いのです。そのことから、「子葉」と表現されたのかもしれません。
コチレドンは既にご紹介したように、属名となります。コチレドンと言っても非常に多くの種類があるため、その種類によって花の姿や花期は異なるのです。ただし、多くのコチレドンの花はベル状をしています。釣鐘のような花が咲いて綺麗です。
花期は9月から11月のものが多くあり、花の色はピンク、赤、オレンジなどがあります。色も品種によって異なりますが、どれも緑の葉と比較して目立つ色をしているので、多肉植物のなかではしっかりと花が楽しめる種類と言えるでしょう。
コチレドンの品種についてご紹介します。
こちらはクマドウジと読みます。コチレドンのなかでも非常に有名で人気のある植物です。園芸店でも多く売られていますが、最近では雑貨屋などでも売られているのを見かけます。分厚い葉が特徴的で、その見た目はまるで子熊の手のよう。そのことから熊童子という愛らしい名前が付けられたのです。
葉の表面に産毛が生えている品種で、そのことも熊の手に見えるのかもしれません。さらに、葉のフチはギザギザとしているので、熊の爪のようにも見えますよ。秋になると紅葉する特徴もあります。
こちらはギンパニシキと読みます。葉の先端は波を打ったかのようなウェーブ形をしている特徴がある品種。葉の表面には産毛はありませんが、白い粉がついています。
そのため、葉そのものは緑色をしていますが、白がかかるため銀色のような独特な色に見えるのです。そのことから、銀波錦と名前が付けられています。
斑が入った熊童子です。斑は黄や白があります。斑がある以外は熊童子と違いはありません。
愛らしい名前が特徴的な子猫の爪。こちらは一見熊童子に似ていますが、ギザギザの数が若干少ない特徴があります。熊の方が爪が多いと覚える判別しやすいですよ。
縁起のよい名前をしたこちらの品種は、丸く分厚い葉が特徴です。こちらも白い粉が表面にあるため銀色に見える品種。
既にご紹介したようにコチレドンにはさまざまな品種があります。産毛があるものや、白い粉がついていて一見銀色のように見えるものなども。コチレドンのなかには秋になると紅葉する品種もあるのですよ。品種によって咲かせる花は異なります。
ギザギザした葉が好きか、波型が好きか、真ん丸が好きかなどの好みでコチレドンを選んでみても良いかもしれませんね。寄せ植えにも使われますが、単体で育てても十分愛らしいコチレドン。ぜひご自宅にお迎えしてみませんか。
「枯れない愛」という花言葉がつくだけあり、丈夫で育てやすいですよ。初心者さんにもおすすめです。
GreenSnap編集部