warning
error
success
information
プリムラ・ポリアンサは花のカラーバリエーションが豊富に存在し、花の存在感があることから、ガーデニングや寄せ植えにもおすすめです。ここでは、そんなプリムラ・ポリアンサの特徴や育て方についてご紹介します。
「プリムラ・ポリアンサ」は、日本を原産とするサクラソウ科サクラソウ属の一年草です。1950年代につくられた、プリムラの人気品種の一つで、美しい大輪の花を咲かせます。このポリアンサに小型種を交配させたものが、花株が小さい「プリムラ・ジュリアン」です。
プリムラ・ポリアンサは草丈20cmほどと小さいものの、美しい大きな花を咲かせます。花びらにはサクラのような切れ込みが見られるのも特徴です。カラーバリエーションに至っては、黒以外は存在するといわれるほど豊富にあります。
プリムラ・ポリアンサは風通しと日当たりのよい場所で育てましょう。暑さに弱いことから夏越しは難しく、園芸上は一年草とされています。耐寒性に優れているものの、霜に当たると枯れてしまうので、冬は軒下や室内に移動させてください。
鉢植え栽培のプリムラ・ポリアンサには、表土が乾いてからからたっぷり水をあたえます。地植え栽培のプリムラ・ポリアンサには過度に乾燥している場合を除き、水やりの必要はありません。
花や葉に水がかかると傷んでしまうので、水は株元に注ぐようにしましょう。
プリムラ・ポリアンサは植え付けの際、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜ込みます。11〜翌5月の開花期間には、10日に1回の頻度で液肥をあたえてください。
プリムラ・ポリアンサの種まき時期は、5〜6月頃が適期です。ただし、地域によっては、気候が暖かければ真夏以降の9月頃にも種まきすることはできます。種まき方法は以下の通りです。
プリムラ・ポリアンサの植え付け時期は、9〜10月が適期です。植え付け方法は、鉢植えか地植えかで少し異なります。
地植え栽培の苗植えでは、植え付け1週間前に腐葉土と堆肥を混ぜ込み、よく耕しておいてください。苗より一回り大きな植え穴を掘って植え付けましょう。
プリムラ・ポリアンサは暑さに弱いため、夏越しは厳しいとされていますが、もし夏越しできた場合は9〜10月に植え替えしましょう。
種まき方法は前述の通りです。もし以前育てていた花後に種を回収していれば、それをまくこともできます。
9〜10月に株分けを行います。掘り出した株をナイフや手で割いて、植え付けと同じ手順で植え付けてください。
プリムラ・ポリアンサの栽培で最も注意したいのは灰色カビ病です。枯れた花や葉を放置し、多湿環境になると発生しやすくなります。病気にかかった部位は回復できないので、切り落として処分してください。感染が広がらないように薬剤散布も忘れずに行いましょう。
さらにプリムラ・ポリアンサは花の色も多種多様にそろえるので、寄植えする他の花に合わせた色を選択できるのも魅力的ですね。
プリムラ・ポリアンサの花言葉は、『青春の喜びと悲しみ』です。厳しい夏を越すも夏に力尽きてしまうプリムラ・ポリアンサの儚さが感じられますね。
GreenSnap編集部