warning
error
success
information
プリムラ・ポリアンサは花のカラーバリエーションが豊富に存在し、花の存在感があることから、ガーデニングや寄せ植えにもおすすめです。ここでは、そんなプリムラ・ポリアンサの特徴や育て方についてご紹介します。
「プリムラ・ポリアンサ」は、日本を原産とするサクラソウ科サクラソウ属の一年草です。1950年代につくられたプリムラの人気品種の一つで、草丈20cmほどと小さいものの、美しい大輪の花を咲かせます。
花びらにはサクラのような切れ込みが見られるのも特徴で、カラーバリエーションに至っては、黒以外は存在するといわれるほど豊富にあります。
プリムラ・ポリアンサの種まき時期は、5〜6月頃が適期です。ただし、地域によっては、気候が暖かければ真夏以降の9月頃にも種まきすることはできます。種まき方法は以下の通りです。
プリムラ・ポリアンサの植え付け時期は、9〜10月が適期です。植え付け方法は、鉢植えか地植えかで少し異なります。
地植えでは、植え付けの1週間前に腐葉土と堆肥を混ぜ込み、よく耕しておいてください。苗鉢より一回り大きな植え穴を掘って植え付けましょう。
プリムラ・ポリアンサは風通しと日当たりのよい場所で育てましょう。
暑さに弱いことから夏越しは難しく、園芸上は一年草とされています。一方で、耐寒性には優れているものの、霜に当たると枯れてしまうので冬は軒下や室内に移動させてください。
鉢植え栽培のプリムラ・ポリアンサには、表土が乾いてからからたっぷり水をあたえます。地植え栽培のプリムラ・ポリアンサには過度に乾燥している場合を除き、水やりの必要はありません。
花や葉に水がかかると傷んでしまうので、水は株元に注ぐようにしましょう。
プリムラ・ポリアンサは水もちのよい、栄養豊富な土を好みます。「赤玉土小粒6:腐葉土4」の割合で混ぜた配合土を利用しましょう。市販の草花用培養土を使っても構いません。
プリムラ・ポリアンサは植え付けの際、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜ込みます。
追肥は、11〜翌5月の開花期間に10日に1回の頻度で液肥をあたえてください。
プリムラ・ポリアンサは暑さに弱いため、夏越しは厳しいとされていますが、もし夏越しできた場合は9〜10月に植え替えしましょう。
プリムラ・ポリアンサの栽培で最も注意したいのは灰色カビ病です。枯れた花や葉を放置し、多湿環境になると発生しやすくなります。
病気にかかった部位は回復できないので、切り落として処分してください。感染が広がらないように薬剤散布も忘れずに行いましょう。
プリムラ・ポリアンサは「種まき」と「株分け」で数を増やせます。
9〜10月に株分けを行います。掘り出した株をナイフや手で割いて、植え付けと同じ手順で植え付けてください。
プリムラ・ポリアンサは草丈が低いことから、草丈の高い牡丹やシクラメンなどと相性抜群です。背の高い植物の回りを縁取るようにプリムラ・ポリアンサを植えるとバランスがとれますよ。
さらにプリムラ・ポリアンサは花の色も多種多様にそろえるので、寄植えする他の花に合わせた色を選択できるのも魅力的ですね。
プリムラ・ポリアンサに小型種を交配させたものが「プリムラ・ジュリアン」です。そのため、ジュリアンに比べてポリアンサの方が花が大きめで草丈も高いです。
プリムラ・ポリアンサの花言葉は、『青春の喜びと悲しみ』です。厳しい夏を越すも夏に力尽きてしまうプリムラ・ポリアンサの儚さが感じられますね。
プリムラ・ポリアンサは花だけでなく、葉の発色もよい植物です。ひとたびプリムラ・ポリアンサを植えれば、お庭にさらなる華やかさをもたらしてくれますよ。
GreenSnap編集部