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ムシトリスミレは、スミレに似た可愛らしい花が咲く食虫植物です。寒地性、暖地性、熱帯高山性の3つのタイプがありますが、寒地性タイプは、暑さに弱く、栽培が難しいため、ほとんど流通しておりません。今回は、日本で多く流通している暖地性、熱帯高山性タイプのムシトリスミレの育て方をご紹介します。
一年中日当たり、風通し共に良い場所が適しています。
低温は苦手です。最低でも5~10℃程度は必要で、明るい日陰を好みます。鉢植えの方が、季節・気温により管理する場所を変えられるのでおすすめです。
いつも湿らせてある状態を好みます。こまめな水やりを心がけましょう。
根腐れの恐れがあるため、受け皿に水をため、その上に鉢を置き、底から吸水させてあげます。
暖地性、熱帯高山性共に、基本的には肥料を与えなくても育ちます。
暖地性、熱帯高山性共に、水ゴケのみに植える方法や、赤玉土、鹿沼土、ピートモスなどをブレンドした土がおすすめです。
暖地性、熱帯高山性共に、ナメクジに気をつけましょう。
冬から春の間が、植え付け・植え替え共に、おすすめの時期です。
適度な大きさに株を分けます。植え替えする時に一緒に株分けすると、一石二鳥です
水ゴケを湿らせておき、基部から外した葉をのせ、明るめの日陰で根が出るのを待ちましょう。12月~3月頃の葉が適しています。
特別に手を掛けなくても、育ってくれます。たまに、枯れている葉は、取ってあげましょう。また、ムシトリスミレを含め食虫植物は葉をいじられることを嫌います。水やりの時も、葉に水がかからないように気をつけましょう。
ムシトリスミレには、北米原産の暖地性、メキシコ原産の熱帯高山性、越冬する寒地性の3つのタイプがあります。日本において寒地性タイプは、自生地が保護されていたり暑さに弱いため栽培が難しく、ほとんど流通していません。暖地性と、熱帯高山性のタイプが多く流通しています。
今回は、ムシトリスミレの育て方や増やし方などについてご紹介しました。ムシトリスミレは、葉の表面から出す粘着力で虫を捕らえてくれる食虫植物であるにも関わらず、スミレに似た可愛らしい花を咲かせる、観賞にも適した植物です。
育てる環境や水やりに少し気を使いますが、肥料も要らず、難しい手入れも必要ありません。あなたも育ててみてはいかがですか?
GreenSnap編集部