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プリムラ・オブコニカは中国を原産とする、サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。
プリムラ原種自生するラテン語圏にて『Primus (初めの)』+『Obconica (楕円形)』と名付けられたように、若干潰れたような丸い花が特徴です。耐暑性に乏しいため日本の夏を越せない1年草として扱われているものの、厳寒期に彩り豊かな花を咲かせることから人気を集めています。
今回はプリムラ・オブコニカの育て方についてご紹介します。
プリムラ・オブコニカを屋外栽培する際は風通しと日当たりのよい場所で育てましょう。ある程度の耐寒性を備えているので、霜の当たらない場所で管理すればより確実に冬越しできます。5℃以下を下回るような厳寒期であれば、室内に移動させましょう。
プリムラ・オブコニカを屋内栽培する場合は、カーテン越しの窓際など半日陰で管理しましょう。室温は最低でも5℃以上に保ち、生育適温である20℃前後ともなれば青々としたプリムラ・オブコニカに育てられます。
鉢植え栽培のプリムラ・オブコニカには、表土が乾いてからからたっぷり水やりします。地植え栽培のプリムラ・オブコニカに対しては、過度に乾燥している場合を除き水やり不要です。
花や葉に水がかかると傷んでしまう可能性があるため、株元に直接水やりしてください。
プリムラ・オブコニカには植え付けの際、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜ込みます。プリムラ・オブコニカは数ヶ月に渡る開花期の間、花を維持するために多くのエネルギーを消費します。肥料切れを起こさないよう、11〜翌4月にかけて規定量の2倍に薄めた液肥、もしくは少量の緩効性肥料を月2回施してください。
地植え栽培のプリムラ・オブコニカには、植え付け1週間前に腐葉土と元肥を加えてよく耕しておきます。株より一回り大きな植え穴を掘って植え付けましょう。
プリムラ・オブコニカは長い開花期の間に、ときどき枯れてしまう花がでてきます。放置していると灰色カビ病にかかるリスクがあるため、適宜花がらを摘み取ることをおすすめします。
花後に回収した種を6〜7月にまいていきます。
9〜10月に株分けを行います。掘り出した株をナイフや手で2〜3つに割いて、植え付けと同じ手順で植えてください。
プリムラ・オブコニカの栽培で最も注意したいのは灰色カビ病です。枯れた花がらや葉を放置していると発生しやすくなります。病気にかかった部位は残念ながら回復できないので、切り落として処分しましょう。感染が広がらないように薬剤散布も忘れずに行ってください。
プリムラ・オブコニカの花言葉は、『初恋』『青春』です。誰かを想う気持ちは暖かさにあふれているように、甘酸っぱい花言葉ちなっています。
GreenSnap編集部