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ツツジにそっくりな見た目のサツキはどのように育てるとよいのでしょうか。庭木として植えている方や鉢植えで手軽に育てたい方もいますよね。
このページでは、サツキの育て方をご紹介しています。これからお迎えしたい方もぜひご参照ください。
サツキはツツジ科ツツジ属の植物で、山奥の岩肌などに自生するほど厳しい環境でも育つ丈夫な植物です。花期は5〜6月で、ツツジの仲間ののため見た目がとてもよく似ています。4月下旬〜5月上旬に開花するものをツツジ、遅く開花するものをサツキと名前をわけています。
サツキの育て方は基本的にツツジと同じで、地植え、鉢植えどちらでも向いています。背丈はだいたい50〜150cmほどの低木なので庭木に向いています。
サツキの植え付けは4〜5月が最適です。雨の日、ジメジメした日などを避けて、過ごしやすい気温の日に行いましょう。
サツキは水はけと水もちのよい酸性の土を好みます。園芸店で売られている花草培養土で問題ありません。
自作する場合は、赤玉土5:鹿沼土3:ピートモス2の割合で混ぜてた土がおすすめです。サツキはツツジと同様で、酸性土壌を好みますので、酸性の土を作りましょう。
日本では酸性土壌が多いですが、地植えする場合も植え付ける前に土のpHを確認して、必要であれば鹿沼土やピートモスを2割ほど混ぜてから植え付けてください。
地植えをする場合は、よく日の当たる場所で育ててあげてください。湿気は嫌いますので、水はけのよい場所を選びましょう。
鉢植えでもサツキは育てられますが、基本的には屋外で育てることがほとんどです。開花期で室内でもサツキの花を楽しみたい場合は、部屋の中に入れても問題ありませんが、それ以外は基本的に屋外で育ててください。
冬の寒さにも強いため基本的に大丈夫ですが、鉢植えは根が凍る可能性があるので、霜除けや風の当たらない場所に移しましょう。
サツキは乾燥を嫌います。地植えで育てている場合は、生育期には土を乾燥させないように注意してください。ただし、サツキは湿気も嫌いますので、梅雨の時期などの水やりは様子を見ましょう。生育期は土が乾いたら水を与えます。それ以外の時期は、降雨で十分です。
鉢植えの場合も土の表面が乾燥しないように水やりをしてください。土が乾いたらたっぷりと水を与えることがポイントです。真夏の水やりは昼間を避け、朝や夕方に水を与えましょう。
サツキは鉢植えも地植えもどちらも肥料を必要とします。
春先の2〜3月と花後の6〜7月に緩効性化成肥料や油かすを与えてください。
サツキの剪定時期は、花後すぐの6〜7月です。不要な枝や弱った枝を取り除き、風通しをよくすることで病害虫を予防できほか、花つきもよくなります。
サツキにはハダニ、ハマキムシ、ツツジグンバイムシ、ベニモンアオリンガなどがつきます。ツツジグンバイムシはツツジの仲間によくつく虫で、乾燥しやすい時期に、ハダニやツツジグンバイムシがつきやすいので、よく見てみてください。これらの虫は、葉の汁を吸って葉の一部が白く変色します。変色した不自然な箇所がないか見てみましょう。
虫を見つけたら、ブラシやティッシュ、テープなどで擦りとったり、殺虫スプレーを使用するとよいです。
鉢植えのサツキの植え替え時期は、春3〜4月です。2〜3年に1回の頻度を目安に、根が鉢いっぱいになったり、成長が鈍くて花つきが悪くなったら植え替えてください。
植え替えの際は、根鉢をほぐして古い土を1/3ほど軽く落として植え替えしましょう。
サツキは挿し木で増やすことができます。サツキの挿し木時期は花後の6〜7月が適しています。
元気のある枝をカットし、挿し木用の土に挿したら、発根するまで土が乾かないように管理してください。
サツキは丈夫な植物ですが、酸性土壌を好むため土づくりには注意が必要です。初夏の温かくなった時期に開花する植物ですので、夏の始まり、季節の移り変わりが楽しめますよ。
みなさんもサツキの育て方を覚えて美しい花を楽しみましょう。
GreenSnap編集部