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セネキオ・美空鉾は、夏の高温多湿は苦手で、夏は休眠気味になり、冬も休眠する春秋型の多肉植物です。細長く肉厚の葉が上に向かって垂直気味に伸びていきます。多肉植物にしては水を好む品種で、生育はゆっくりですが育てやすい品種です。そんなセネキオ・美空鉾の育て方を見ていきます。
セネキオ・美空鉾は、屋外の明るい場所で育てましょう。ただし、夏の高温多湿が苦手なので、夏は雨も直射日光も当たらない風通しの良い涼しい日陰で育てましょう。
一方、セネキオ・美空鉾は冬の寒さには比較的強いほうで、-2℃くらいまでは耐えられます。霜に当たったくらいでは枯れない珍しい多肉植物ですが、寒冷地では霜が降り始める前に、室内に置き場所を変えて育てるようにしましょう。
セネキオ・美空鉾は、多肉植物にしては水を好む方なので、春と秋は、表面の土がしっかり乾いたら、たっぷり水やりをします。
夏は表面の土が乾いて2~3日してから、たっぷり水をやるようにします。夏の暑さで、葉が全て落ちてしまったときは、セネキオ・美空鉾は休眠していますので、この場合は秋まで断水し、涼しくなってきてから水やりを再開します。
冬は厳冬期の1~2月に休眠気味になるので、春や秋よりも乾燥気味に管理して、月1回程度水やりしましょう。
セネキオ・美空鉾は多肉植物なので、元肥を与えているときは特に追肥する必要はありません。春と秋に葉色が悪くなってきたら、水やりのとき、水の代わりに薄めた液体肥料を与えましょう。
セネキオ・美空鉾は水はけのよい土を好むので、サボテンや多肉植物用の土を用いましょう。市販のサボテンや多肉植物用の培養土の水はけが悪いときは、赤玉土小粒を2割ほどブレンドして水はけを改良しましょう。
セネキオ・美空鉾の植え付け・植え替えは、1~2年ごとに生育期の春か秋に行いましょう。
セネキオ・美空鉾の植え付け・植え替えは、根になるべくダメージを与えないように気を付けて作業します。根の周りの土を取り除いてもかまいませんが、なるべくいじらないようにします。
セネキオ・美空鉾は、伸びすぎたものを適宜切り落とし、「挿し木」して増やします。
切り口にゼリー状のものが出てくるので、洗い流さずにそのままひっくり返した植木鉢の穴に挿しておき、根が伸びてきたら乾いた土に植え付け、水やりして株を落ち着かせてから育てます。
また、花が咲くと、種が取れるので種まきしても育てることもできます。ただし、葉っぱだけで挿し木する「葉挿し」には適していません。
セネキオ・美空鉾の株姿が乱れてきたら、適度に剪定して形を整えます。切り取った枝は、「挿し木」すると良いでしょう。
また、セネキオ・美空鉾は厳冬期に室内で栽培していると日照不足になりやすいので、暖かい日に日光浴させましょう。
セネキオ・美空鉾が注意すべき病気や虫は特にありませんが、まれにカイガラムシやハダニが付くことがあります。葉色が悪くなったら葉が密生している場所などをよく確認し、取り除いておましょう。
セネキオ・美空鉾は、一つの茎に葉がいくつも集まっていますが、横には広がらずに上に伸び、黄色い花を咲かせます。葉は濃い緑色ですが、表面が粉を吹いたように白っぽくなっています。
セネキオ・美空鉾は、霜や雨が当たったくらいでは枯れないので、なるべく屋外で栽培しましょう。多肉植物にしては水を好みますが、土が常時湿っていると枯れてしまうので、気を付けましょう。
※トップ画像はハチさん@GreenSnap
GreenSnap編集部