『スイセン』
🏷️今日のお花


ナルキッソスは森の奥深く、誰も足を踏み入れたことのない美しい泉にたどり着きました。その水面はクリスタルのように澄み渡り、彼自身の姿を完璧に映し出していました。 彼はその姿を一目見た瞬間、今まで感じたことのない激しい恋に落ちてしまいました。それが自分自身であるとは知らずに…。

彼は水面に映る美しい姿に夢中になり、その場を離れることができなくなりました。 やがて、彼は飢えと渇きで弱り、そのまま泉のほとりで亡くなってしまいます。 そして、彼が亡くなった場所に、水仙の花が美しく咲き始めたのです。

花言葉　「自己愛」「うぬぼれ」「神秘」「尊敬」

自己陶酔的で自己愛が強い人をナルシスト (narcissist)」といいます。
ギリシャ神話の登場人物「ナルキッソス (Narcissus)」に由来しています。
彼が死んだ場所に咲いた花が水仙（スイセン）で、この水仙の学名も Narcissus です。

この神話にちなんで、自分の外見や才能、魅力などに過度に執着し、自己愛が強い人を指す言葉として「ナルシスト」が使われるようになりました。
心理学においては、この自己愛の傾向を指す概念を「ナルシシズム (Narcissism)」と呼びます。これは19世紀末に、イギリスの性科学者であるハブロック・エリスや、オーストリアの精神科医フロイトらによって、学術用語として確立されました。

「ナルシスト」という言葉は、一般的には自己中心的で、他者への共感に欠けるといったネガティブなニュアンスで使われることが多いですね。
自分の魅力に自信を持つのは良いことですが、それが過度になり、他者との関係を損なうようになると、「あまり良い言葉じゃない」という印象になるように思います。

自分自身への愛（自己愛）が強すぎると、世界が自分中心に回っているかのように感じてしまい、周りの人からは「嫌いなタイプ」と見なされてしまうかもしれませんね。


私の好かないタイプです🤣🤣🤣