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ニホンスイセン(日本水仙)は、冬に咲くお花というイメージがありますよね。そんな寒さに強い花にはどんな花言葉があるのでしょうか。このページでは、ニホンスイセンの花言葉や基本情報についてご紹介しています。ぜひご参照ください。
ニホンスイセンの花言葉は次のものがあります。「うぬぼれ」、「自己愛」、「報われない恋」です。
学名の「Narcissus」は「ナルキッソス」と読みます。「ナルシスト」という言葉はみなさんご存じかと思います。ナルシストとスイセンの学名「Narcissus」は同じ語源なのですよ。ナルシストと言えば、自己愛で有名ですよね。こちらはギリシア神話に登場する美少年ナルキッソスが由来します。このことから、「自己愛」という花言葉がつけられました。
ナルキッソスに関するギリシア神話を簡単にご紹介しましょう。ナルキッソスは美少年で、非常にもてました。森の妖精エコーから愛されたナルキッソス。しかし、エコーには呪いがかけられていて、相手の言葉をオウム返ししかできません。そのことでナルキッソスから酷くふられてしまうのです。
その様子を見ていた復讐の女神がナルキッソスに呪いをかけ、自分しか愛せないにしました。ナルキッソスがふと水たまりの水面を見ると自分が。そんな自分に恋をしてしまったのです。そのことから「報われない恋」、「うぬぼれ」という花言葉がつけられています。
水仙を濁って読ませて、ニホンズイセンと呼ばれることもあります。
ニホンスイセンは、漢字で書くと「日本水仙」です。名前だけ見ると、日本原産のように見えますが、違います。水仙は中国から日本に渡ってきた植物です。水仙という名は中国が由来しています。「仙人は、天にあるものは天仙、地にあるものは地仙、水にあるものは水仙」という古典が由来して水仙という名になったそうです。
学名の「Narcissus」はギリシア語の「Narke」が由来。これは「麻痺させる」という意味です。スイセンの球根には催眠作用があるため、この単語がつけられたのでしょう。
ニホンスイセンは冬に咲く花の代表です。花期は12月から2月。花の大きさは3センチです。香りが良いのが特徴です。香りの成分の一部は、ラベンダーと同じなので、リラックス効果が期待できると言われています。
ニホンスイセンは、日本という名前がついているだけあって、日本の環境にはよく適しています。育てやすい植物と言えるでしょう。日の当たる場所では特によく育ちますよ。ニホンスイセンは、房状に咲く特徴があり、フサザキスイセンという別名がつけられるほど。
茎や球根、葉などに毒がある特徴があります。一見ニラに似ているので、間違えて食べてしまわないよう注意が必要です。寒い雪が降る時期でも咲くことから、雪中花とも呼ばれます。
ニホンスイセンの種類についてご紹介します。
八重咲に咲く種類なので、花がボリューミーです。
越前海岸周辺で咲くニホンスイセン。潮風に当たっているため、香りが強い種類とされています。
白と黄色のコントラストが美しいニホンスイセンは、日本の家のお庭にぴったり。地植えであれば、降雨のみで十分で、特別水やりなどのお世話をする必要はありません。水が多いと、球根が腐る可能性があるので、水やりのしすぎには注意をしてくださいね。
GreenSnap編集部