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ムラサキハナナ
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so.ra
2021/03/10
【瑠璃の冬の物語】その23
太一が思い出すように、遠くを見つめながら話を始めた。
あの日、いつものように、山に遊びにいったんだ。村外れの鎮守の森に行って、小鳥やウサギを追いかけて遊んでいたんだ。そしたら見慣れない男たちが来て、僕を捕まえると縛りあげて連れられていったんだ。
僕が連れられて行ったのは、旅の見せ物の一座で、僕は猛獣使いを仕込まれたんだ。泣いたり嫌だというと、鞭で打たれたりおりに閉じ込められたりしたから、生きるために必死で何でも覚えた。
父さんや母さんのもとに帰りたい、神様助けてって毎日祈っていたけど、助けは来なかった。火のなかをくぐる芸当や剣を操って踊ることも教えられた。僕くらいの子がたくさんいたけど、死んでしまった子もいたよ。僕はひたすら生きて、父さんや母さんの所へ帰ることだけを考えて生きぬいてきたんだよ。
太一の話を聞いて、瑠璃はわなわなと震えた。
「なんてひどいことを」さっきまでの喜びは消えてしまい、怒りが胸にこみ上げた。
大丈夫だよ。頷くと、太一は続けた。
僕は、辛いときに小鳥の声を真似て口笛を吹いてたんだ。それは、昔母さんから教わったね。そして、僕が小鳥を呼んだりできることに座長が気がついて、僕に鳥を操って芸をさせることをするように命令したんだ。僕は小さかったけど、翼を広げれば僕の体よりも大きな鷹や鷲に芸をさせたんだ。炎の輪をくぐらせたり、剣を持って踊って綱から飛び降りて鳥の背に乗ったり。やることは死と隣り合わせの芸だったけど、僕は覚えてやり抜いた。そして、そのうちに、僕の芸は一座の看板になって、たくさんのお客さんが来るようになったんだよ。」
続く
🌸よろしかったら、物語の一話【瑠璃の物語】二話【瑠璃の冬の物語】は下のタグからご覧下さいね。
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so.ra
大切なものを 預かっているよ いつでも取りに戻っておいで💖 たくさんの陽だまりの花たちと あなたをお待ちしています😊🍀 2021年12月14日 わたしの詩を、書きとめていただいて、とっても嬉しくて、今日から作家ですと名乗ることにしました🤗みんなに愛と勇気と癒しを贈る人になれるよう頑張ります😊
キーワード
sora の物語
瑠璃の冬の物語
瑠璃の物語
植物
ムラサキハナナ
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太一が思い出すように、遠くを見つめながら話を始めた。
あの日、いつものように、山に遊びにいったんだ。村外れの鎮守の森に行って、小鳥やウサギを追いかけて遊んでいたんだ。そしたら見慣れない男たちが来て、僕を捕まえると縛りあげて連れられていったんだ。
僕が連れられて行ったのは、旅の見せ物の一座で、僕は猛獣使いを仕込まれたんだ。泣いたり嫌だというと、鞭で打たれたりおりに閉じ込められたりしたから、生きるために必死で何でも覚えた。
父さんや母さんのもとに帰りたい、神様助けてって毎日祈っていたけど、助けは来なかった。火のなかをくぐる芸当や剣を操って踊ることも教えられた。僕くらいの子がたくさんいたけど、死んでしまった子もいたよ。僕はひたすら生きて、父さんや母さんの所へ帰ることだけを考えて生きぬいてきたんだよ。
太一の話を聞いて、瑠璃はわなわなと震えた。
「なんてひどいことを」さっきまでの喜びは消えてしまい、怒りが胸にこみ上げた。
大丈夫だよ。頷くと、太一は続けた。
僕は、辛いときに小鳥の声を真似て口笛を吹いてたんだ。それは、昔母さんから教わったね。そして、僕が小鳥を呼んだりできることに座長が気がついて、僕に鳥を操って芸をさせることをするように命令したんだ。僕は小さかったけど、翼を広げれば僕の体よりも大きな鷹や鷲に芸をさせたんだ。炎の輪をくぐらせたり、剣を持って踊って綱から飛び降りて鳥の背に乗ったり。やることは死と隣り合わせの芸だったけど、僕は覚えてやり抜いた。そして、そのうちに、僕の芸は一座の看板になって、たくさんのお客さんが来るようになったんだよ。」
続く
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