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多肉が好きな人々をタニラーと呼ぶほど、昨今は多肉ブームです。一つの鉢に違う種類のいろんな多肉を植えて育てたり、テラリウムをつくったりと、楽しみ方もいろいろです。今回はそんな多肉植物から、アエオニウム・ウルビクムについて育て方をみていきましょう。
アエオニウム・ウルビクムの原産地は、亜熱帯に属するカナリー諸島で、現地の夏の季節は、30℃前後が最高平均気温です。最も温度が低い季節でも15℃前後あります。そのような環境に適した植物ですので、日本では比較的温暖な西日本、九州などでよく育ちます。
アエオニウム・ウルビクムを鉢植えなどで育てる場合は、気温に応じて置く場所を変えてあげると良いでしょう。また、多湿すぎる場所を苦手とします。
寒さも多少なら耐えますが、気温のあがらない冬の期間は室内に置くのがベストです。なるべく太陽の光にあてるようにします。室内に置く場合も、窓際などにおいて日光を与えます。
アエオニウム・ウルビクムは多肉植物ですので、水の与え過ぎには注意しましょう。この植物は乾燥にも強いので、梅雨時期などは多湿にならないように、鉢植えの置く場所を考えて育てます。
葉っぱに霧吹きなどで水をふきつけてあげる程度で、全く問題ありません。
アエオニウム・ウルビクムへは、肥料をあげなくても大丈夫です。肥料を与えすぎると、根腐れがおきてしまいます。そのため、成長に問題がない場合はほっておいても大丈夫です。
アエオニウム・ウルビクムを育てるときは、市販の多肉植物向けの土を使うと良いでしょう。どの土でも、水はけが良いものを好みます。
アエオニウム・ウルビクムの植え替え時期は、成長して鉢が小さくなったときです。大きくなったのに小さな鉢植えで育てていると、根腐れの原因になり、十分に栄養が行き渡らなくなります。
植え付けてから一年ほど経っている鉢の水はけが悪くなった場合は、違う鉢に植え替えましょう。また、根が腐っているものがあったら、その場合は切り除きます。
水を与えずに乾燥をさせると、次の鉢に植え替えたときに、水や栄養分を十分に吸い、根が付きやすくなりますよ。
アエオニウム・ウルビクムのなどの多肉植物を増やすのは、さほど難しくありません。アエオニウム・ウルビクムのの増やし方には「株分け」、「挿し木」、「挿し芽」などの方法があります。
株分けで増やすことを考えている場合は、植え替え時に株を分けるのがおすすめです。挿し木をつくる場合は、10cm前後に切って、日陰で乾燥させます。およそ2週間ぐらいで挿し穂から芽がでます。
アエオニウム・ウルビクムは、肥料や水やりなどの手間がない代わりに、鉢植えは温度に気をつけて置く場所を替えます。室内で育てることは可能ですが、日当たりの良い場所におき、湿度に気をつけましょう。
アエオニウム・ウルビクムは乾燥しやすい季節になると、コナカイガラ虫がつくことがあります。葉の上に、白いゴミのように見える虫でみつけたらすぐに駆除しましょう。ほかにもアブラムシが出る場合もあります。予防としては薬剤を吹き付けておくことです。
アエオニウム・ウルビクムの原産地が、カナリア諸島や北アフリカである事を忘れずに、適した環境で育てることで、手間いらずですぐすく育ちます。
水のあげすぎで根を腐らせてしまう人も多いので、そのあたりをきをつけましょう。
※トップ画像はリトmegさん@GreenSnap
GreenSnap編集部