ミズゴケではなくベラボンでの植替えを、分かり辛いかもしれませんがご紹介。
先ずは1鉢試してみてはいかがでしょうか?
ただし、くれぐれも自己責任にてお願い致します🥺
【鉢の選定】
私が使ってる鉢は主にスリット鉢なら4号、5号の深型。
プレステラは90深型を使っています。
どちらも深い型を使うようにします。
これらの鉢は軽くて扱い易いのと、植替え時、根が回って鉢から抜けない〜って時はプラ製で柔らかいので外側からフニフニ揉めば簡単に外れてくれるのでオススメです。
ホームセンターなどで購入した物を植替えると根が少ないなと感じるかもしれませんが早く大きくしたいからと言って、大きな鉢には植え付けないで下さい。
元植ってたポリポットが丁度良い時もザラにありますので、それでも構いません。
また、何度も言いますが元肥等の肥料も厳禁です。
サイズは4号以下(直径12cm)を中心に、根の量で選んで下さい。
根が少ないのに大きめの鉢に植え込むと、春先調子が上がらない場合があります。
また、腰水での栽培スタイルになるので、鉢底が最初から嵩上げしてある鉢は使わないで下さい。
【用土の用意】
今回は乾燥ミズゴケでは無く、ベラボンと呼ばれるヤシガラを粉砕した用土を使用しての植替えをして行きたいと思います。
私はフジックのアク抜きベラボンを使ってますが色々サイズがあります。
その中でも1番小さいSサイズのものを使ってます。
これ以上大きいサイズだと水捌けが良すぎてしまい、扱い辛いです…
ぱっと見おがくず状の細かいSサイズでも意外と水捌けは良いんですよコレ。
それと、鉢底に入れる日向土の中粒。
中粒がウチではベストで、大粒は大き過ぎ、細粒だと何故か用土が嫌気的になりがちなんですよね…
軽石は経験上オススメしません、理由を話すとまた長くなっちゃうので悪しからず。
【ベラボンの下準備】
ベラボンは使っていると排水される水が茶色くなってしまうのですが、この中にアクが入ってます。
一応「アク抜き済み」ではあるんですが、ウチでは用土の浸水作業も兼ねて、今一度アク抜きをします。
とはいえ難しい事はなく、使う分のベラボンを適当なバケツないしは容器に入れて、
水を入れて1週間。
最初は沸かしたお湯を入れてやると、
浸水・アク抜き・消毒が簡単にいきますのでオススメです。
上澄みの水が茶色くなってくるので、1週間の内2回位水を入れ換えて下さい。
回数は多くても大丈夫ですよ👌
【植え付け】
先ずは鉢底に腰水より少し高い位置まで日向土を入れます。
スリット鉢、プレステラならスリットが見えなくなる位まで入れます。(画像はプレステラ90深型)
次に用土を入れていきますが、
サラセニアはバルブと呼ばれる芋の様な根茎が成長につれて横に伸びてきますので、鉢の端に根茎をセットする様な植え付け方になります。
画像の様に、鉢の端に用土を山型に、少し硬めに盛って下さい
盛り付けた用土の上に根をなるべく広げながら位置を確認。
この時バルブ部分は表面から1/3位を用土から出るようにしますので、ポジションは上すぎたり下すぎたりしないよう調整して下さい。
上から見るとこんな位置です。
周りに用土を入れていき、ある程度株が安定したら、鉢がスッポリ入る位の容器に鉢の7割位の高さまで水を入れ、その中に植え付けた鉢を入れて画像の様に指で押してみて下さい。
この時バルブも一緒に動いてしまうので、
なるべく動かないよう支えながら行なって下さい。
隙間に用土が押されて沈み込みますので足しましょう。
これで植え付け作業は終了です。
前述したバルブ部分は土に埋め込まず、表面1/3位は出しておきます。
植え付け後の置き場所ですが、
真夏を除いて、元の場所で通常管理していただいて構いません。
根の負担が気になるようであれば、半日陰にて4日位養生してあげると良いです。
冬から翌年春までの管理ですが、
サラセニアは凍るような温度でも大丈夫…
とは言われてますが、気温が氷点下になるようであれば一時的に室内に入れてあげると安心です。
ただし冬の間ずーっと室内管理は避けて下さい。
休眠が不完全になり、春先グズる原因になります。
また、春になると蕾が出てくる時があります。
植え付け時に根が少ないなと感じたり、昨年は元気がなかったなと感じた時は、この蕾は切除して下さい。
冬の間ずっと室内はよくないんですね😳
加湿器を炊いてる植物部屋があって、そこだと湿度があっていいかなーと思いサラセニアとモウセンゴケとハエトリソウを先日気温が下がった時に部屋に入れてました!
また出した方が良さげですね。
勉強になりました❣️