warning
error
success
information
あまり姿を変えないように見えますが、じつはサボテンにも植え替えが必要です。
サボテンは、水やりの手間が少ないことや、そのかわいらしい姿も相まって、近年人気のインテリア植物です。その一方で、1〜2年経った頃に枯れてしまったという失敗の声がよく聞かれます。サボテンが枯れるのを防ぐためにも、サボテンを定期的に植え替える必要があります。
今回はそんなサボテンの植え替え時期や方法のほか、土や鉢選びのポイント、植え替え後の水やりの仕方などについても詳しくご紹介します。
鉢植えで栽培するサボテンは、必ず定期的に植え替える必要があります。
なぜなら株の生長とともに、徐々に鉢が窮屈になってしまうためです。さらに時間の経過とともに水はけも悪くなるので、根腐れを引き起こす可能性もあります。
土中の栄養を補給するためにも、定期的にサボテンを植え替えるようにしましょう。
サボテンを植え替えする時期は、3〜4月頃の生育期直前が一番適しています。。この時期に植え替えることで、サボテンが負ったダメージの早期回復が見込めます。
サボテンを植え替える頻度は、種類にもよりますが、1〜2年に1回程度です。
サボテンの植え替え頻度はあくまで目安なので、サボテンを植え替えるタイミングは下記を参考にしてみてください。
とくにサボテンは乾燥を好む植物なので、土は水はけと通気性のよい土を用意しましょう。市販にはサボテン専用の培養土があるので、そちらを用意するのがおすすめです。
ガーデニング用培養土や観葉植物用培養土では水捌けが十分でないので、根腐れする可能性があります。転用したい場合は、こちらの記事でご紹介している方法で土を準備しましょう。
サボテンを植え替えるときは新しい鉢を用意しますが、サボテンの鉢は一回り大きい鉢を用意しましょう。
サボテンに対して鉢が大きすぎると、弱々しい根が分散して伸びてしまうので、生育が不安定になります。また、根の量に対して土中に含まれる水分が多くなり、根腐れの原因にもなるので、一回りだけ大きい鉢を用意するのが大切です。
また、サボテンに適しているのは通気性のいいテラコッタや素焼き鉢などがおすすめですが、風通しの良い屋外で育てるのであれば水持ちの良い陶器やプラスチック製の鉢を選ぶのもひとつです。その場合は土の水捌けをさらによくするように工夫してください。
市販のサボテン培養土を使うのであれば、軽石を1割程度加えて使うのがおすすめです。
サボテンを植え替えで失敗しないためには、1週間前から、水やりをストップして土を乾燥させておくことが大切です。
こうすることで、植え替えするとき鉢から株を抜きやすくなり、株への負担を最小限に抑えられます。
また、サボテンの植え替えと同時に、もし子株がついていれば株分けして増やすこともできますよ。こちら株分けについてはの記事で詳しくご紹介しています。
植え替え直後のサボテンは、傷ついている状態なので、以下の2点を守りましょう。
サボテンは植え替え直後に水やりをすると、整理した根が水を吸収しきれず、根腐れを起こしてしまう可能性があります。植え替えから1週間たってから水やりをしましょう。
サボテンは植え替え直後に直射日光が当たると、枯れてしまうおそれがあるので、植え替えから1〜2週間は半日陰で管理します。どうしても日陰に移動させられないのであれば、キッチンタオルや新聞紙でサボテンをおおってあげましょう。
サボテンは、普段のお手入れこそあまり必要ないものの、植え替えには注意が必要です。最初は焦らずゆっくり作業することをおすすめします。いずれは慣れて、植え替えるたびにサボテンの生長を楽しめるようになりますよ。
三上真史
GreenSnap編集部