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コーヒーの木は観葉植物として人気があります。鉢で育てていると植え替えの必要がありますが、いつ、どのような方法で行えばいいのでしょうか。
このページではコーヒーの木の植え替えについて解説しています。コーヒーの木を育てている方はぜひご参照ください。
コーヒーの木は生長旺盛なので、鉢植えで育てている場合は定期的な植え替えが必要です。
コーヒーの木は地上部だけでなく地中の根も伸びていくため、鉢のなかで根がパンパンに伸びて根詰まりを起こすことがあります。根詰まりを予防するためにコーヒーの木の植え替えをします。
植え替えの目的は根詰まりだけではありません。
コーヒーの木は土の養分を吸って生長します。長く同じ土で育てていると土の養分が減少し、栄養不足になることがあります。
「土を新しくする」という目的でも、コーヒーの木には植え替えが必要です。
また、地上部のコーヒーの木がどんどん生長して伸び、葉が生い茂るのに対して、鉢は同じままだとアンバランスになることがあります。小さな鉢のままでずっと栽培をしていると、バランスが悪くなって転倒してしまうリスクがあります。
新聞紙は植え替えの際に土が散らばるときの対策として床に敷いてください。ビニールシートなどでも問題ありません。
また、赤玉土(小粒)と腐葉土を7:3の割合で混ぜた土もコーヒーの木の植え替えに向いています。
使用済みの土(古い土)は雑菌が繁殖していることや、すでに栄養が少ない可能性が高いため、植え替えにはおすすめしません。新しい土にしましょう。
コーヒーの木の植え替え時期は、遅霜の心配がない5月~7月頃が適期です。この時期以外ならば、9~10月頃でも植え替え可能です。ただし気温が下がり始めると生育が鈍るので、秋口の植え替えはあまりおすすめできません。
植え替え作業の際に根を傷めてしまった場合も、生育が旺盛な5〜7月の方がすぐに回復できるのでおすすめです。
コーヒーの木は生育旺盛なので、2年に1回の頻度で植え替えするのがおすすめですが、生長具合によっては毎年植え替えでもよいでしょう。
他にも、水を与えているのに葉がしおれてきて株全体が弱々しくなる、水やりをしても土に染み込まなくなる、生育期にもかかわらず新芽が出てこないなどがあれば、コーヒーの木の植え替え時期といえるでしょう。
これらの植え替えサインがあれば、5月から8月以外でも冬を除き植え替えをしてください。
コーヒーの木の植え替えは、下の手順で行いましょう。
植え替え後の鉢は直射日光が当たらない明るい日陰で管理をしてください。風があたる場所も避けましょう。安定してほしい気持ちから水やりをこまめにしたいかもしれませんが、土が乾いてから水を与えてください。葉水はこまめに行いましょう。
根が安定する場合は、肥料は与えないでください。
根が安定するまではコーヒーの木に負担がかからないように剪定をさけるようにしましょう。植え替え後しばらくの間はなるべくそっとしておきます。
コーヒーの木をあまり大きく生長させたくない場合は、植え替えと同じ手順を踏んだ後に枝や幹を剪定し、周りの土を軽く落として、同じ大きさの鉢へ移しましょう。
大きくしたくない場合も、定期的なメンテナンスをしなければ弱ったり枯れてしまいます。作業の際には鉢の底に大粒の軽石を敷いて、通気性をよくするなど工夫をしましょう。
コーヒーの木を植え替える鉢は、大きすぎない鉢を選ぶことがポイントです。ひとまわり大きな鉢を選びましょう。大きさが不釣り合いな鉢で育てると土の量も多くなります。
その状態で水やりをすると、水はけ時間が長くなり、水分過多・過湿状態になることがあります。根腐れを起こして枯れる危険性もあるため、必ず鉢の大きさは株に見合うものにしましょう。
また、新しい鉢に土を入れる際は、鉢のフチから4cmほど下まで土を入れることをおすすめします。鉢いっぱいまで土を入れると水が浸透しにくくなるため注意をしてください。
コーヒーの木に元気がないと思ったら植え替え時期かもしれません。植え替えを行い、鉢が新しくなると株の雰囲気も変わり部屋もよりおしゃれになるでしょう。
コーヒーの木はよく生長するので、こまめに植え替えをして元気に育ててくださいね!
GreenSnap編集部