長居植物園にカツラの木が5本前後植栽されている。雌雄異株だけど、タイミングが合わず開花の花を見ていない。この度、カツラの木を見上げると枝に小さなバナナの形をした果実に出会った。もちろん初めてです〜 低い枝が幸いして見る事ができた。
☞カツラの仲間は、白亜紀や古第三紀から生き延びる原始的な樹木の一つ。かつては北半球に広く分布していたが、今日では中国と日本のみに残る。との事です〜
素人なので、何処が原始的な樹木なのかわからない💦
落ち葉は
微かにキャラメルの香りがしています
面白い果実を観察してみよう🎶🎶
長居植物園 カツラの果実
その後の様子は? 11月14日
カツラの花 翌年
2024.3.31
雌花は確認出来たが、雄花は残念ながら確認出来ず💦
遅かったです♪♪反省
植栽の場所は
入園して遊歩道を左手に進むと
「花水木」と「カツラ」が植栽されている
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花水木の果実も真っ赤っかです〜
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カツラの木
雌雄異株です〜
花は見ていませんが
☞葉の展開前に開花し、雄花・雌花とも短枝につき、花弁も萼もないそうです
4〜5月頃開花
カツラの木の香りは❓
☞これは、カツラの葉に含まれるマルトールという香気成分によるもので、新鮮な葉からはしないが、乾燥した葉からは放出されるそうです〜
落ち葉
微かに匂ってきます🎶🎶
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枝に小さな小さな❓何かなぁ~と?
最初わからなかったんです💦
果実だった🎶
長居植物園のカツラの木は若いです〜が
古木は株立ち(木の根から幹が何本も枝分かれすること)になって生育する、ということが木の大きな特徴だそうです
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小さくて、バナナな形をした果実
初めて見ます
他の公園にもあるが高木でこの様に近くで見ることが出来ないです〜
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果実は、袋果が集まって付く
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細い枝にも並んで付いている
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拡大すると
小さなバナナの形です〜
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秋が深まリ
熟すと
果実は帯黒紫色になり二つ裂け、先端に翼のある種子を飛散して殻だけになる
今年の果実はまだ熟していないので
この殻は前年のものが残っているのかなぁ?
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前年のものかなぁ? 弾けた殻
カツラは風媒花です〜
☞風散布型→翼のついた種子は、風で散布する。種子は小さく、風に乗れば散布範囲は大きい。
●原始的な風媒花
☞1億年くらい前からたいして進化せず、原始的な姿で生き延びてきた希少種。
花は、雌蕊と雄蕊が垂れ下がるだけの原始的な風媒花である。大きな群落をつくらないタイプにとっては、効率の悪い送粉形式である。さらに雌雄異株だから、個体数が減少してしまうと受粉効率も低下してしまう。だから衰退の途上にあると言われている。
※ネット情報
木の途中から芽が出ている。
処で、カツラに巨木が国の天然記念物や地方の指定記念物に指定されている。
原始的な植物の所以かなぁ
●カツラの天然記念物指定 事例です
国の天然記念物
①糸井の大カツラ☞兵庫県朝来市
☞樹齢2000年 樹高 35m
②赤津のカツラ☞福島県郡山市
☞樹齢350年以上 樹高25m. 幹周り9m
③カツラの巨木 日原神社☞島根県雲南市
☞樹齢1000年 樹高40m 幹周り18m
●大阪府ではあるかなぁ?
大阪府指定天然記念物があった
☞出灰素盞嗚神社(いずりはすさのおじんじゃ). 御神木 高槻市
☞樹高28.7m. 幹周り3.5m 樹齢約300年
以上 カツラの果実について
長居植物園 2023/10/11.
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その後の様子はどうかなぁ?
1ヶ月振りの11月14日です〜
11/14. 葉っぱも黄色になりかなり落葉しています
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果実は少し黄色が増しています
熟して弾けるのはまだまだ先の感じです
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何となく香りがします🎶
2023/11/14. 現在です〜
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2023年12月9日の様子です
◉12/9. 黒くなってきています
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◉一部では果実かわ弾け始めている。分かり難いです〜
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◉弾けている
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◉種子ですが、本当に小さな種子です〜
◉弾けています
なんとなく香りがします
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2023/12/9
長居植物園 カツラの様子でしたー
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翌年 カツラの雌花をゲットした
2024/3/31
カツラの雌花です
3〜5本の雌蕊があり、柱頭は糸状で
花弁も萼もありません
初めて見ました
⚫︎簡素な花です
苞から雌蕊の柱頭が5本
原始的な植物の証❓
⚫︎雄花は残念ながら確認出来ず💦
見逃したかなぁ。雌雄異株なので💦
どうも、雌花より早く咲く(風媒花なので当たり前か)
まぁ、雌花だけでもゲットできてラッキーでしたー 3024/3/31. 長居植物園にて
桂の木は大阪市内にも植わっています。
中之島にある中央公会堂のそばに5本ほど植えられていますよ。
私も去年中央公会堂に行ったときに撮したのを投稿しましたので、良かったらご覧くださいませ。