お問い合わせが多かったサボテンの受粉と結実、そしサボテンの実生種からの育成を紹介します。
秋になり、夜間20℃を切る日が続いたので対策しました。
先ず、花が咲いたら受粉してみましょう‼️
サボテンの花が複数株さいたら、まずは受粉してみましょう。エケベリアなどとは違って、結実(実がなって種が出来る)しても、そんなに弱ることはありませんよ。
近縁種同士なら、かなりの確率で受粉し、実が成って種ができますよ。
この写真では、右はアストロフィツム属同士、左はギムノカリキウム属同士です。
お互いの雄しべの花粉を、相手の雌しべに付けます。
昆虫に任せても、なかなか難しいので、人の手を介しましょう‼️
例えば、細い絵筆で花粉を取り、相手の雌しべに擦り付けます。
基本的に雄しべは花の中心部の外側に沢山あり、先っぽに花粉を備えてます。
雌しべは花の中心部に1本だけありますよ。
筆なんか、持って無い?
でも大丈夫。自分の指先でも受粉できますよ。
お互いの花の中心部に指を優しく差し入れて、相手の花に同じく差し入れる、の繰り返しで、受粉しますよ。
先ほど差し入れた指先、粉みたいな花粉が付いてるの、見えますか?
これを別の花の中心部の雌しべに付ければ良いだけてすよ。
これはギムノカリキウム属 緋牡丹錦の受粉後の花の状態です。受粉して一週間後位かな❓️🤔
まだ緑で細いですね。
この状態では、ちゃんと受粉できたかは分かりません。
受粉出来てない場合は、太らずに萎んで落ちてしまいます。
これだけ膨らめば、受粉、結実が期待出来ますね😁🎶
更に果実が熟した状態です。
まだまだ焦らずに、自然と実が裂けるか、ポトリと落ちるまで待ちましょうね。
僕は別のサボテンを1つ先走って収穫しちゃって、種がまだ黒くなってませんでした😱💦💦
かなり熟した状態です。
ギムノカリキウム属は果実が出来るので、赤くなるのもあれば、緑のままもあります。
エキノプシス属などは、もふもふの根元がふっくらしますから、乾燥したら取って開いてみます。
ギムノカリキウム属 緋牡丹錦の種鞘、割れたので収穫して、2日目です。
割れ目から、種と果実がはみ出しています。
甘酸っぱい香りで、昼間だと蟻さんが群がります😱💦💦
ギムノカリキウム属緋牡丹錦の果実を押してみました。
中から、白い果肉と種が出てきます。
同じギムノカリキウム属の牡丹玉の果肉は赤紫色ですよ。
サボテンの果肉には、発芽を抑制する物質が含まれていますので、ティッシュペーパーなどで果肉を吸い取ります。
果肉はちょっとベタベタしますけど、我慢、我慢。
種を撒くのは、最低気温20℃が必要です。これから秋、寒い地方では来年の春に撒きましょう。暖かい地方では、秋に撒いても構いません。
種を撒いてみましょう‼️
種撒きは、最低気温20℃が必要です。
種は1mmもなく、本当に細かいです。
鉢は、水の蒸散を少なくするために、プラスチックを使用しましょう。
土は、新鮮なサボテンの土、赤玉土、又は川砂などを使用します。
発芽から大きくなるまでは水分が必要ですので、赤玉土の細粒がお勧めです。
土の上に、均等に種を撒きます。
注意‼️上から土は被せないこと‼️(覆土はしない❗️)
サボテンの発芽には、直射日光が必要です。
種を撒いて、上から水を撒くと、種があちこちに動いて、固まったりします。
給水は底面給水で‼️
ほらほら、だんだんと下から水が上がってきますよ。何効果でしたっけ?
スポンジ?忘れたからスルー😋💦
鉢の下には水受けを。
土は常時、湿った状態にします。
水は鉢受けに入れて、底面給水‼️
鉢の上に鉢ラップを巻いて、水分の蒸散を減らす方法もあります。空気穴は必要でしょう。
冬はやっぱりラップで保護かな❓️🤔
1~2週間後には、種が膨らんで、ピンクの赤ちゃんが産まれますよ。
本当に「赤」ちゃん。丸々としています。
赤ちゃんは①~の順番で育っていきます。
まずはまん丸、そして頭に毛が生えて、次第に毛深くなって、アレオーレ(刺座)や稜線も出来てきますよ。
サボテンらしくなっても、まだまだ子供です。
大人みたいに乾燥させると枯れちゃいます。
少なくとも一年半は底面給水で土が湿った状態を保ちましょう。
そして、2~3年経ってしっかりしてきたら、植え替えて株の間を保ち、水やりも減らしていきましょう。
あ、ここまで行き着けて無いから、間違ってたらごめんなさいね😅💦
まだまだ始めての経験。一緒に楽しみましょう‼
10月に入り、夜間に気温が20℃以下に下がる日が続きます。対策として、上からラップを被せました。
発芽したら、ラップに穴をあけて呼吸が出来るようにしましょう。
秋は乾燥するので、水切れ対策にもなりますね。
分かりやすい説明〜✨✨🙌
サボテン🌵種から育てたくなるね!😆