サボテンの増やし方は、簡単にできる挿し木がおすすめです。今育てているご自身のサボテンに、子株が生え始めたり、樹形が乱れ始めたら、挿し木をして増やしてみましょう。
今回は、挿し木という方法を使った、サボテンの増やし方をご紹介します。
サボテンを増やす方法とは?
サボテンの増やし方にはいくつか方法がありますが、一番簡単なのは「挿し木」という方法です。他にも種まきや接ぎ木、胴切りという方法がありますが、挿し木の方法なら親株にダメージをほぼ与えることなく、増やすことができます。
サボテンを挿し木で増やすのはどんなとき?
挿し木でのサボテンの増やし方は、サボテンの胴体から子株が出てきたときに使える方法です。子株の大きさが2cmほどあれば切り離して株分けし、挿し木で増やせます。
もしくはサボテンを切断する胴切りをして増やす方法もありますが、胴切りからの挿し木の方法はこちらの記事で詳しくご紹介しているので、ご参考ください。
サボテンを挿し木で増やすのに向いている時期
サボテンを挿し木で増やすときは、サボテンの生育期に行いましょう。
サボテンはほとんどの品種で、4月から9月までの春から夏にかけての間に生育期を迎えます。それ以外の休眠期中に挿し木をしても、発根する力が弱く、成功率がかなり下がってしまうので、気をつけましょう。
三上真史
特に4月〜5月がおすすめです。サボテンは高温多湿が苦手なので、梅雨や真夏も失敗しやすくなるのでできれば避けましょう。
挿し木でのサボテンの増やし方とは?
用意するもの
サボテンを挿し木で増やすときは、次のものを用意しましょう。
- 子株がついたサボテン
- ピンセット
- 新しい鉢
- サボテン専用の培養土
サボテンの挿し木の手順
- ピンセットで子株を優しく左右に振り、親株から切り離す(株分け)
- 切り離した子株は、2〜3日ほど風通しのいい場所に置いて、切り口を乾燥させる
- 新しい鉢にサボテン専用の培養土を8分目までいれる
- 切り口を下にして、子株を土に挿し、周りに培養土をいれて完了
サボテンの挿し木で大切なのは、切り離した子株の切り口をしっかりと乾燥させることです。こうすることで、挿し木したときにより発根しやすくなります。
三上真史
土に植える前に空中で発根させてから植え付けるのも失敗が少なくなるのでおすすめです。サボテンは水分を蓄えていますので、すぐに植えなくても生きようと根を出し始めます。子株を取ったあとに1週間から遅くとも2ヶ月くらいで根が出てきますので、それまで風通しのいい場所に置いて、発根を確認してから植えつけましょう。
サボテンを挿し木した後の管理方法
サボテンを挿し木で増やした直後は、水やりはせずに管理してください。2週間ほどたつと、発根してくるので、様子をみながら水やりを再開してください。
また、サボテンの挿し木直後は、肥料を与えるのもやめましょう。生育が安定してきたら、いつものサボテンの育て方で管理しましょう。
サボテンの増やし方は挿し木が簡単!子株が生えたら挑戦しよう♫
サボテンは子株が生えていれば、簡単に挿し木で増やすことができます。むしろ子株を株分けして、別で育てることで、親株そのものの元気もよくなりますよ。
挿し木での増やし方は難しくないので、ぜひみなさんも挑戦してみてください。
この記事を監修した人
三上真史(みかみまさし)
GreenSnapオフィシャルアンバサダー 。
2011年から2021年3月までNHKEテレ「趣味の園芸」ナビゲーターを務め、現在は講師として「三上真史ニッポン花づくし」を担当。
ガーデンコーディネーターや1級FP技能士、簿記等の資格を持ち、園芸や経済に関する講演会・イベントなど多方面で活躍中。
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この記事を書いた人
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