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サボテンは水をあげなくても育つ、霧吹きで水やりすればOKと思われがちですが、これはどっちも間違いです!
正しいサボテンの水やり方法を知って、ていねいに育ててあげましょう。
サボテンは砂漠や荒野に生えており、乾燥を好む植物のため、水やりがいらないとまで思われている方もいるかもしれません。ですが植物である以上、生長のために水が必要ですし、全く水を与えないと枯れてしまいます。
とくに多いのが、サボテンの水やりは霧吹きだけしていればokと思っている方。
そもそも水やりはサボテンの根に水分と酸素を送るお手入れですが、霧吹きはサボテンの胴体が乾燥しすぎないようにするお手入れで、根本からして違います。
たしかに霧吹きだけでいい季節もありますが、サボテンに水やりは必要不可欠なので、正しいサボテンの水やり方法を覚えておきましょう!
サボテンに水やりするタイミングは、「土が乾燥しきったとき」が基本です。
季節によって水やりの頻度は異なりますが、どの季節であっても土が乾燥した日から起算して数日後に水やりをすることになります。
そのため、土が乾燥しきったときを見極めることが大切です。乾燥具合を見極めるには、次の方法のいづれかを参考にしてみてください。
サボテンには春〜秋の生長期と夏と冬の休眠期があり、季節次第で水やりの頻度がかわります。基本的には、生長期には高頻度で水やりをして、休眠期には水やりを控え気味にする、もしくは断水します。
季節のつなぎ目は、水やりの頻度をゆるやかに減らしたり、増やしたりしてくださいね。
春の水やり | 冬からだんだん頻度を上げて、土が乾いてから2〜3日後 |
夏の水やり | 土が乾いてから5〜7日後 |
秋の水やり | 土が乾いてから2〜3日後、だんだん頻度を落とす |
冬の水やり | 2〜3週間に1度、もしくは断水 |
乾燥を好むサボテンの水やりは、少量の水分でいいというイメージもありますが、これは間違いです。また、霧吹きで表面を濡らしてあげればいいと思う方もいるかもしれませんが、こちらも間違いです。
サボテンの水やりの量は、季節に限らず「鉢底から水が滲み出るほどたっぷりと与える」のが正しい方法です。
そもそも水やりには土に水分を行き渡らせるという目的以外にも、土の中の空気を入れ替えるという目的があります。根は水分だけではなく酸素も吸収しているので、水やりで元々あった土の空気を押し出して、新鮮な空気を送ってあげることで、正しい水やりができるのです。
サボテンは水やりの頻度が多すぎるとと、根腐れを起こしてしまいます。サボテンが枯れる原因で最も多いのが、この根腐れです。
水やりのしすぎでサボテンが根腐れした場合、初期症状であれば胴切りで復活させることもできます。
あきらめずに、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
サボテンは砂漠のイメージが強く、水やりをしなくても良いと考えてしまうかもしれませんが、今回ご紹介した水やりの量や頻度を覚えて、正しい水やり方法で育ててあげてくださいね。
三上真史(みかみまさし)
GreenSnap編集部