このたび、住友化学園芸『オルトラン』モニターに当選いたしました。
薬剤を適切に使うことで、ガーデニングが楽になりますよ。
発売されて50年とロングセラーのオルトランを紹介いたします。
家庭園芸用GFオルトラン粒剤
GFオルトラン粒剤(以下オルトランと言います)は、土の上に撒くだけで吸汁性害虫(アブラ虫等)や食害性害虫(ヨトウムシ、アオムシ等)に効果のある殺虫剤です。
殺虫剤ですが、撒いてすぐに害虫を退治できるわけではありません。
浸透移行性と言って、撒いた薬剤の成分が根から吸われ、株全体に行き渡り、薬剤の成分を含んだ樹液を吸ったり、葉を食べる事により、害虫を退治することが出来ます。
速効性はないので、予防的に使うことになります。
野菜、花、観葉植物など幅広く使用できます。(詳しくは適用害虫をご確認ください)
注意点として、大きな樹木には効果ありません。背が高い植物の先端の方は、成分が行く前に樹液で成分が薄まって効果が弱くなったり、無くなったりします。
オルトランDX粒剤
皆さんは、オルトランではなく、オルトランDXを使用している人が多いのではないでしょうか。
オルトランとオルトランDXの違いはご存じでしょうか。
オルトランの有効成分は「アセフェート」。
オルトランDXの有効成分は、「アセフェート」と「クロチアニジン」。
有効成分だけ見るとオルトランDXはオルトラン+クロチアニジンのように見えます。
クロチアニジンのおかげで、オルトランDXは土の中のコガネムシの幼虫にも効果があります。
オルトランDXの値段が少し高くはありますが、効果を考えるとオルトランDXだけを使えば良いと思いませんか?
オルトランとオルトランDXをどのように使い分けたが良いのか分からなかったので、ガーデンドクターTVでおなじみの、牛ちゃんとこ牛迫さんに聞いてみました。
以下のような内容をご回答頂きました。
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◆オルトラン粒剤
効果は2〜3週間で、草花、バラ以外に野菜の登録が多く、芝生、庭木でも使える作物の幅が広い。
◆オルトランDX
効果は約1ヶ月、草花、バラ、トマト、なす、きゅうりで使える。特にバラの適用害虫が多い。
オルトラン粒剤はバラ以外にも幅広い作物に使いたい方に、DXは効き目を重視してバラや草花を中心に使いたい方におすすめ、と言った使い分けになるかと思います。
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成分だけ見てもわからないものですね。
ご回答頂きありがとうございました。
ベニカXガード粒剤
バラには、オルトランDXよりもさらに、ベニカXガード粒剤がお勧めです。
害虫だけではなく、病気の予防にも効果があります。
ただし、こちらも背の高いものには効果がありません。ですので、つるバラには効果がありません。
※パッケージが新しくなりました。右側が新しいパッケージです。
まとめ
最初にも書きましたが、適切な薬剤を使用しガーデニングを楽にしましょう。
今回の薬剤、私は次のように使い分けます。
野菜には、オルトラン
草花には、オルトランDX
バラには、ベニカXガード粒剤
殺虫剤は 人害があるという
無知な意識から 未使用でした💦
しかし 多肉植物にカイガラムシがついて
殆どがダメになった昨年から
粉末のオルトランを
多肉植物だけに使ってます💊
適切な使い方を
教えていただき有難うございます🤗