コーヒーノキ栽培7年。
2023年4月、遂に初収穫の時を迎えました🫘
コーヒー の実の収穫から精製(生豆までの工程)と焙煎、コーヒー 抽出迄の記録です😀
2023.4.25 ㊗️初収穫
リビングのコーヒーの木に付いた実が全て、赤く完熟しました🎊
3月に色付き始めてから46日。この間、愛おしく幸せな気持ちで色の変化を見守ってきました😌
収穫に備えて水やりを控えていたため、葉が萎れています。
上部からの様子。
この株の実を全て、80個収穫。
収穫後の株は、何とも寂しくなりました🥲
5鉢ある内、もう一株も赤く熟し始めていたので、完熟した実を選んで収穫します。
先に収穫した木より小さな株ですが、とても大きな実が付いています。
熟した実だけを16個収穫しました。
二株から合わせて96個の実を収穫、重さは148gでした。
ツヤツヤしてとても綺麗なコーヒーチェリーです。
この実から、ひとつひとつ手作業で種子を取り出していきます。
外皮を剥くと、繊維質でわずかな果肉と、対になった種子が出てきます。
この種子はヌルヌルとした粘液質(ミューシレージ)と内果皮(パーチメント)に覆われている状態です。
試しに1つだけ口に含んでみましたが、わずかな果肉からは強い甘みを感じました。
皮剥き中、ポリ手袋越しでもベタベタしていたので、かなりの糖度である事を実感します。
香りは、熟したパプリカのような感じです。フルーティーさと少しの青臭さといったところです…
小粒の実からは、ピーベリーが出てきました。
対になっている片方のみに栄養が集中して丸粒となった豆です。もう一方は、膨らむことなく薄っぺらい状態のため、コーヒー 豆とはなりません。
大粒の実からは、3対になっているものが出てきました🫘
ヌメリ(ミューシレージ)を取り除くために、水で洗浄します。いわゆる「ウォッシュド」と呼ばれる、コーヒーの精製方法です。
流水では簡単に取れず、ネットに入れてしばらく擦り合わせるようにして洗浄したら、ミューシレージはほぼ除去出来ました。
この後、乾燥させていきます。
4.26〜5.2 乾燥
ミューシレージ除去後、冷蔵庫で一晩保管し計量したところ、51g。
天気の良い日は☀️天日干ししながら、外で乾燥させていきます。
室内取込み後に計量してみると、1日あたり1〜5gずつ減っていました。
5/2時点で、乾燥開始時より20g減の31gになりました。揺すってみると、カラカラと良い音がします😌
見た目にも綺麗な状態です✨
この時点で、「パーチメントコーヒー」という状態になります。焙煎するには、このパーチメント(内果皮)と呼ばれる殻を割って生豆を取り出すことになります。
5.7 脱殻
前日、ネットで購入した生豆を使って夫は焙煎の練習。
この日は、収穫した豆を夫が焙煎し始めているのに気付き、慌てて止めに入りました😓 焙煎出来る生豆にするには、脱殻が必要なのです。結果、3分程火が入ってしまい、冷ますために水に浸したり、ドライヤーで乾かしたりとバタバタ💦
水分量が少し戻ってしまいました…
殻を手作業で剥いていきます。
パーチメント(内果皮)と呼ばれる殻を割ると、シルバースキン(銀皮)と呼ばれる薄皮に包まれた生豆が出てきます。
脱殻は地道に手作業で行いました。
この段階で成熟していない欠点豆等をはじいています。
全て剥き終わった生豆がこちら。
濃い色に驚きました🫢
普段飲むコーヒーは焙煎された豆を購入していたので、焙煎前の生豆の色を知らずにいました。
脱殻後の生豆は思っていたより小粒です。
この時点で質量は26g。
収穫後の実の状態で148gあったことを考えると、かなり減りました😅
参考までに、焙煎練習のために今回購入していた生豆はこんな感じです。
(ケニア産ウォッシュド製法)
色も生豆の大きさもウチのものとは異なります。
5.15 焙煎〜ドリップ
いよいよ焙煎です。
生豆のサイズにばらつきがあるため、大まかにサイズ分けをしました。
焙煎機はないので、片手鍋を使います。
サイズ分けした豆を時間差で投入していきます。蓋をして鍋を揺すりながら、弱火で18分焙煎。
結果、焙煎による豆の膨らみはあまり感じられず、焙煎後の豆にはツヤもない状態です🥲
ミルで焙煎した豆を挽いていきます。
我が家で愛用のグラインダー「みるっこ」です。一瞬で挽き終わります。
残念ながら、挽いた瞬間からいつもなら感じられる香りがあまり感じられません🥲
量が22gと少量のため、ワンカップ用のステンレスフィルターを使用することにしました。
お湯を注ぎ始めても豆が膨らまず、ドリップ中の香りも感じられません🥲
そしてカップへ…☕️
結果、コーヒーというより豆茶🤣
次の収穫分はちょっと変えながら再びチャレンジです😅
2023.5.16 収穫🎉第2弾
続いては、イエローブルボンの収穫です。
希少な変異種である事が発覚してからこの日を楽しみにしていました。
90個ほど収穫😊
外皮を剥いて、種子を取り出します。
とても良い状態に見えます。
種まき用に5粒取り分けました😊
精製〜発酵に挑戦
前回同様「ウォッシュド」製法ですが、今回は糖分を多く含むミューシレージの除去に発酵工程を取り入れる事に。
生産地のような発酵設備はない為、ここは自己流😚
使用したのは、愛用のヨーグルトメーカーに米のとぎ汁✨ 乳酸菌の力で糖分を分解💪 35℃設定で10時間、途中様子見して更に10時間。発酵が進んでいるようです。
発酵開始から24時間ほど経過後、容器を取り出すとガスの発生も確認でき、ヨーグルトが出来上がった時と同じような香りがしました😉
ミューシレージは完全に除去できていなかったけれど、加減が分からないので発酵はここまでに。
5.18〜5.25 乾燥
残ったミューシレージは流水で除去。
前回同様、天気の良い日を選んで天日干し。
天日干し前後で重さが変わらなくなったところで、乾燥終了。この時点で30g。良く乾いたせいか、パーチメント(殻)に割れが生じています。
5.26 脱殻〜焙煎
今回も手作業で脱殻します。
パーチメントを剥いて、生豆についたシルバースキン(銀皮)も剥がしていきます。
生豆の色は前回より薄く、キレイなカーキ色です。
水分量を測る事が出来ないのでこれが適正な状態かは不明🧐鮮度が抜群という事だけは確か😊 サイズは購入豆と比べるとやはり小粒。
生豆の重さはわずか20.5g。
収穫した実を精製して得られる生豆の貴重さを実感します😮💨
焙煎…
色々調べているうち、気になっていた家庭用焙煎機が再販されているのを夫が見つけ、勢いで購入🫣 今後は生豆も購入し家で焙煎するのも良いかと😅
規定量60gに対し、20.5gとかなり少ないので浅煎りの設定で焙煎。とても便利😁中でガラガラ豆が踊っていて楽しい😀
焙煎後。前回より良く見えますが、焙煎による体積の増加はあまり感じられず。焙煎後は少し寝かせると良いそうなので、冷蔵庫にて保管。
6.4 ドリップ☕️
3〜4日寝かせるつもりが、9日経過してしまいました🫥 焙煎後18gという量の少なさも心配なところで、前回の豆茶の記憶がよみがえります…😨
今回も結局ダメかなぁ〜なんて思いながら、みるっこへ。
…んっ、あれっ⁉️ 良い香り…👀 挽いた瞬間から香る、いつもの香り🥰
ドキドキしながら、ドリッパーへ。
今回もワンカップ用ステンレスフィルターでの抽出。
わずかに混じったチャフ(シルバースキン)は軽く息を吹きかけて飛ばします🌪️
コーヒー粉18gに対し、湯温88℃・湯量270gを計測しながら慎重に、注いでいきます…
粉が膨らんで…そして立ち昇る香り💫
期待も膨らみます🥰
そして、カップへ☕️
自家栽培イエローブルボン。ブレンドなしの、シングル・オリジンコーヒー🌳
やや薄めだけど、美味しい🥹 フルーティーで柔らかな甘み…本当に美味しい😍 雑味も感じられない、クリアな味。ちょっと信じられない結果に感動😭
科学的な検証もできないので、何が良かったのかは自分でも謎🧐
開花、結実、完熟までの年月と日々の世話を思い出しながら、コーヒー1杯☕️の有り難みを身に沁みて感じました😌 コーヒー生産者の方々には本当に頭が下がる思いです。
コーヒーはとても奥深いけれど、鉢植えのコーヒーノキから収穫した実でも、美味しいコーヒーが飲めるという体験は、今後の栽培への大きな自信にもなりました!
また美味しいコーヒーが飲めるよう、引き続き愛情込めて栽培していきます😉
コーヒー一杯飲むのに、たくさんの豆が必要なんですね😆💨