タイトル通りの園芸記録です。長年使われていなかった前庭を開拓して3年目。奥行き50cmのボーダー花壇×2でどこまでできるか挑戦中。でも大きくなる植物が好き。
2023.6.12梅雨入り前の庭改造
以前のタイトルが長過ぎてナンバリングが表示されていなかったため変更しました。
神(=大家さん)とはご近所で親しくさせていただいています。とても優しい方です。
以後、語りに入ります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
梅雨入りの前から夏花壇への移行とベランダ下及び玄関脇スペースの改造に勤しんでおり、それがようやくひと段落した。
これは改造前の最後の見納め。ビオラとパンジーが長く咲いて楽しませてくれた。
5月始めの頃の玄関脇スペース。長年放置されドクダミが生い茂っていた場所。
去年とりあえずグランドカバー植物を植えてはみたものの、オシャレな印象とは程遠いので作り直すことに。
まずベランダ下のドクダミをサンフーロン系除草剤で駆除することから始めた。時間はかかるが定期的な散布で新芽が出る度に枯らしていけば、根茎が体力を補充できないからいずれ絶えるはずだ。あとは土を耕した際にできるだけ根を取り除いておいた。
植えてあった植物とゴロ石🪨を撤去していつもの土壌改良。この作業自体は手慣れたものだが、アパートの玄関脇なのでなるべく人の少ない時間帯に手早くやらなければならない。数日かけて少しずつやっていった。
奥の方は雨が当たらないので保水性を高めるために大量の赤玉土と堆肥を投入。石灰、油かす、土壌改良剤なども加えてよく混ぜ込んでおいた。
新たに植える植物たち。
ホスタは義母から分けてもらった緑色の品種不明のものと、HCで買ってきた黄緑色のオーガストムーンの2種。
白い葉はラミウムスターリングシルバー。私はヒメオドリコソウが好きなので似た植物で年中楽しめるものを探した。同じシソ科オドリコソウ属で常緑なのがうれしい。
あとヒューケラのマキシマという品種。(安かった)
あと、バラ花壇からアルケミラモリスを移植することにした。調べれば調べるほど夏の暑さに耐えられないことがわかった。軽い気持ちで植えてみたが、今はもう枯らしたくない程気に入っている。
しかしわずか1ヶ月でシャベルを使わないと掘り起こせないほど成長していた。これはかなりやばいやつかもしれない。
並べてみたところ。前からあったヒューケラ達の色がどうしても合わないので今後は別の場所で育てることにした。
その後植えては直して今はこんな感じで落ち着いた。
ラミウムスターリングシルバーが若干白過ぎる気もするが、ホスタが大きくなるまでの穴埋めになってくれると思う。それはさておきヒメオドリコソウに似た花がかわいい。
ラミウムは今後ドクダミに代わりベランダ下のグランドカバーにしたいと考え、一応そのことを神に話しておいた。引っ越す時に撤去しきれず残ってしまう可能性があるからだ。
神の考えとしては、庭は住人が自由に使ってもらって構わないし、もともと雑草も生えていた訳だから邪魔にならない植物は残していっても構わないらしい。たしかに私がこれを抜いてもまた別の雑草で覆われるだけだろう。ならばある程度は次の住人に任せてもいいのかもしれない。そう思うと少し気が楽になった。まあ当面引っ越す予定はないのだけれど。
次は正面花壇のビオラなど一年草の植え替え。なお撤去時にまだ咲いていたビオラは神宅に飾ってもらった。いつも押しつけるようで申し訳ないと言ったら、「こちらこそいつもお花や種を分けてくれてありがとう」と言ってくれた。神大好き。
これは園芸店で一目惚れした花たち。左からサマーロベリアのマーメイドシリーズ・アクアマリン、品種不明の花穂が短いラベンダー、そして八重咲きペチュニアパニエシリーズのピンクアイス、レモン、ラベンダーの3種。
いつもなら花を買う時は事前に情報を調べるのだが、たまには直感に従ってみるのも一興、とレジへ直行した。
しかしペチュニアが水に当ててはいけない花だとは知らず、地植えするつもりが何か対策を講じなければならなくなった。まあこんなトラブルも一興のうちだろう。
地植えにして雨の時は傘を差すなど色々考えたが、あまり面倒なことはしたくない。
そこで思いついたのが、秋植え球根でやった植木鉢埋め込み方式だ。こうすれば花壇の花のように見せられるし、雨の日は引っこ抜いてアパート裏に移動すればいい。
蒸れやすいと聞いて脳死状態で強めに剪定して根元の葉も取ったが、ここまで切ってしまって本当に咲くのか若干不安になっている。もし咲かなかったら高い切り花だったなあ。
追記:高い切り花の図。
なお雨の日は玄関脇から掘り返したヒューケラを持ってきて文字通り穴を埋めてもらっている。ブラックベリータルトは株分けしたので2つになった。
移植したユーフォルビアスターブラストやワイルドストロベリーと共に植えてみたところ。
左端の方はバジルとイタリアンパセリの苗を植えてハーブ畑にした。
後列の背の高いものは去年種をとって蒔いたヤグルマギク等だが、高さのバランスが悪くなるので来年はやめようと思う。
バラの脚元には改めてフランネルフラワー・エンジェルスターを植えた。ここには白っぽい妖精みたいな花を植えたいと思っていたら丁度いいのが見つかった。
壁際にはコプロスマ・キルキーという斑入りのカラーリーフを植えた。多少は縦にも伸びるかと思ったら完全に這性だった。まあ元々下草のつもりだったのでよしとする。
玄関側には花色彩ジニアのジーデコホワイトを植えた。ここは人が通る場所なのでよく咲く元気な花がいいと思った。白なら毎日見ても飽きが来ないだろう。
百日草は今まであまり好みではなかったが、改めて見ると嫌味のないかわいらしい花だと思う。
懸案のベランダ下には宿根サルビアとガザニアを植えてみた。ガザニアは去年神からいただいたもので、これからの季節花が咲いて横に広がっていくだろう。日の当たらない部分はラミウムが増えてカバーしてくれることを期待。
何もない頃よりはましになったと思う。
そうこうしているうちに梅雨入りし、去年のGWに買って育ててきたアルセアラディアントローズが咲き始めた。2年越しでこのボリューム感は満足度もひとしおだ。
クラシカルな一重咲きで明るめのローズピンク。どこか懐かしい感じがこの素朴な庭に合っていると思う。
今年でお別れかと思いきや、多年草タイプで来年以降も咲いてくれるらしい。実は最近作られた新しい品種なのだそうだ。
やっと完了してこれが今現在の状態。本格的な梅雨になる前に作業が終わってよかった。
こんな小さい庭でも大変なのだから、広い庭を綺麗に管理している方々には尊敬しかない。
今後あまり大掛かりな植え替えをしなくていいよう宿根草を少しずつ増やしている。ゆくゆくは雑草も風景の一部になるような手間要らずの庭を目指していきたい。
2023.6.26庭改造から半月後
前回から半月後の様子。
花が咲いて夏花壇らしくなってきた。
アルセアは今が花盛り。遊びに来た友人がこのボリューム感に驚いていた。
ハマキムシが沢山つくのがネックだが、見応えのあるいい植物だと思う。
花壇の花が咲き揃ってきた。
涼しげなブルーガーデンに憧れて青紫と白の花ばかり増やしたらちょっと寂しい印象になってしまった。難しい。
イングリッシュガーデンのようにいろんな色が混在する方が自分好みなのかもしれない。
種まき組のアグロステンマとヤグルマギクとスカビオサがいい差し色になっている。
このヤグルマギクは去年なかった色なので、どうも白と青紫が交配したらしい。
神に種をあげたので神宅でも綺麗に咲いている。
左上からサマーロベリア、矮性キキョウ、ハナビシソウ、それから先日植えたフェアリースター。
切り過ぎたと心配していたペチュニアパニエだが、その後もりもり伸びて花も咲いてきた。
枝がぶつかるようになったので真ん中の鉢を少し手前に出した。もっと広がったらどうしよう。
植え込みのツツジ(去年はサツキだと思ったが、今年の花の大きさからツツジと判断)を丸く刈り込んでみた。
二年前これを整えようとして神に見つかったのは今では笑い話だが、その甲斐あってだんだんいい形になってきたと思う。
株周りにセダムを植えていたが、栄養を取られたせいかあまり花が咲かなかったので取り除いた。
玄関脇。ラミウムの成長が早い。
アパート裏のネギプランター。
不織布のおかげで虫がつかず順調に育っている。
ここで掘り上げた球根を陰干ししていたら、白いチューリップだけ消えてしまった。
気づいた時2個だったのが翌日は空になり、今朝は鉢が倒されていた。おそらくカラスのいたずらだろう。おかわりはない。
もう充分乾いたので他の球根はネット袋に入れて片付けた。ちょっと屋外に物を置き過ぎたと反省している。
2023.7.6アガパンサス咲いた
梅雨の中晴れの庭。
だいぶ暑くなってきて朝の水遣りと花がら摘みだけで腕がジリジリと日焼けする。
すぐ終わるから、と紫外線対策に手を抜きがちだが、毎度すぐには終わらないのが庭いじりなのである。
壁際の花壇でアガパンサスが咲いた。
小森谷ナーセリーさんの『青い空』という品種なのだが、
とにかくデカい。
根元からてっぺんまで、まさかの1m超え。
品種説明には草丈80cmとあるからこの程度は誤差だろうが、改めてその大きさにビビっている。
「うちみたいな小さい庭にちまちま植えてたら余計狭く見えるわ!」
そんな考えで大型品種を選んだあの時の自分を殴りたい。
でも花はとっても綺麗。
花壇のバランス的にはちょっと…いやだいぶおかしいかもしれない。
しかし一昨年の11月に購入して待ちに待った開花だ。純粋にうれしい。
来年どうするかはひとまず置いておこう。
クレマチスとの共演。同色過ぎるかな?
まあこれはこれで。
アルセアはそろそろ見納め。
ハマキムシとハダニで葉や茎が汚くなってしまった。でもやっぱり花はかわいい。
あんなに背が高いのにてっぺんまで花を咲かせてくれた。
朝一番にベランダに出て、この花を間近で眺められたのは今年のいい思い出。
ヤグルマギクは花は綺麗だけど全体だと見映えしないのが悩み。摘芯したら分枝し過ぎて倒れやすくなってしまった。
今年はハダニ被害がすごいし、そろそろ抜こうかな。
ジニアと矮性キキョウはよく咲いて倒れない優等生。
ペチュニアもだんだん花が咲いてきた。
雨の日だけ移動させる作戦が功を奏したのか、今のところ大きなトラブルはない。
蒸れを警戒して用土に赤玉土を多めに入れたせいか水切れしやすい。でも割と丈夫な植物だと思う。
余談だが、最近また神に「SNSでお庭紹介したら?」と言われる。
まだバレてはいないのだろうか?それとも勘ぐられているのか?
いつもドキドキしつつ「いや〜(照)」と言葉を濁すしかない私だった。
2023.7.24梅雨明けて猛暑
梅雨らしい梅雨が明け、いよいよ本格的な夏が始まった。
今日は猛暑日になるらしい。外出は最低限に留め、ベランダからちょこちょこ庭を眺めている。
ここ数日アルセアに住み着いている小さなカマキリ。
日中は花傘の下でじっとしている。
もう花も終わりだけど、どこかへ引っ越すまでは切れないなあ。
これは梅雨時の写真。載せるタイミングを外したのでここで。
アルセアをボロボロになるまで食い尽くしたハマキムシの幼虫を狩りに、連日ドロバチが飛んできた。
アシナガバチと違い、毒針で麻痺させてそのまま抱えて持っていくのが特徴だ。しかし彼らはよく失敗して獲物を取り逃していた。巻いた葉っぱから勢いよく飛び出してきた幼虫がブラブラと糸でぶら下がっている光景をもどかしく思いながら眺めていた。どういう訳かその状態では襲われないのだ。
そんな食物連鎖が起きているこの庭も広義の意味ではビオトープと言えるらしい。
「来年はドロバチの子供達が沢山やってきてアルセアを守ってほしいな」などと都合のいいことを考える人間も含めてひとつの生態系なのである。
こんな暑さの中でも花が咲いているのを見るとほっとする。
去年挿し木したクレマチス流星が今頃咲き始めた。
支柱がいい感じになってよかった。
白い花はこぼれ種のスカビオサ。
その間のピンク色の花は梅雨の合間に植えたエキナセアラズベリートリュフ。本領発揮は来年かな。
八重咲きペチュニアの鉢は今はもう埋めていない。雨の日は裏に移動させていたし、高さがあった方が見映えするとわかったので植木鉢にして正解だった。
バラホワイトメイディランドとフランネルフラワーエンジェルスター。元気いっぱい張り合っている。
夕方花壇に水遣りをして、朝見るとまだ土が湿っている。
今年は赤玉土を沢山入れたから水持ちのいい土になってきたのかもしれない。植物の育ちもいいし、庭開拓以来続けてきた土壌改良の成果が感じられる。
下草も増えて段々とナチュラルな雰囲気が出てきた。こういうのは一朝一夕にはできない。庭づくりには時間の経過も必要なのだと思った。
2023.8.27祝!!!水道開栓
ここ最近我が新潟県は39℃という全国一の暑さを記録している。全国有数の降雪量を誇りながら夏もきっちり暑いのは勘弁してほしい。そりゃ若者も出て行くわ。
さらに私の住む地域ではもう1ヶ月以上雨が降っていない。雨雲レーダーで雨予報が出る度にワクワクしながら空を見上げていると、近づいてきた黒雲がうちの上空に差し掛かる手前で消えてしまうのを何回か目撃した。周辺地域では夕立程度には降っているので何だか解せない。
もしかすると期待し過ぎてプレッシャーを与えてしまっているのかもしれない。そんなナイーブな雨雲を今後は家の中からひっそりと応援しようと思う。
玄関脇のグランドカバーもこの暑さですっかりみすぼらしくなってしまった。
ラミウムが1株枯れ、ホスタとアルケミラモリスもそろそろやばい。蒸れを気にして一時期水遣りを減らしたのも良くなかった。
植物のチョイスはそこまで悪くなかったと思うがこんな災害級の酷暑が来たのではひとたまりもない。秋になったらまたレイアウトを考え直すつもりだ。
グレコマや宿根サルビアが枯れていく中、こぼれ種のマツバボタンが今年も元気に咲いている。
いい加減増え過ぎて邪魔になってきたので神にあげたり敷地内の道路脇に植えたりしている。神は喜んでくれているが、私はこれらの行為を密かにフラワーテロと呼んでいる。この繁殖力と生命力の強さで来年から辺り一面を真っ赤に染め上げることだろう。
8月30日追記:フラワーテロ現場。
そんな中、ご主神(=神のご主人)がアパート屋外の共用水栓を使えるようにしてくれた。
これまで朝晩の水遣りは家の中からジョウロで水を汲んで行ったり来たりの繰り返しで、庭面積の割にはだいぶ時間と労力がかかっていた。元から水栓はあったのでこれが使えればずっと楽なのにと常々思っていた。
先日たまたまご主神に会い、駄目元で相談してみたらその場で快諾され、なんと2日後には開栓しホースリールまで設置していってくれたのだ。3年間の悩みがたった2日でスピード解決したことにとても驚いた。まさに神対応である。
管理会社との話もつけてあり、敷地内の潅水程度であれば水道料金は公益費で賄われるそうだ。とはいえ使うのはほぼ私だけだろうし、つまり私のためだけに動いてくれた訳で、恐縮しつつ大いに感謝した。
去年の春の大岩事件の時もそうだったが、いつもこうして私達住人のために親身になって行動してくれる。
うちの大家ご夫妻はやっぱり神なのである。
朝の水遣り後の庭。
水量が段違いなので水が隅々まで行き届いてる。どことなく植物たちも喜んでいるように見える。
水遣りが格段に楽になって本当にうれしい。今回は水遣り写真だけで更新しようかと思ったくらいだ。今後ありがたく使われてもらい、この庭をさらに進化させていこうと思う。
ひと月前に切ったクレマチスがすごい勢いで伸びて再び花を咲かせ始めた。枝数も春より多い。
夏から秋にかけては日に焼けるせいか花の色が白っぽい。花も小さめだがこんなに咲いているだけでうれしい。
敷地内に勝手に生えてきた謎の植物。
シルバーリーフの芽🌱がかわいらしくて花壇に移植したらいつの間にかこんなに大きくなっていた。
ちょっとヒマワリに似ていてこれから花が咲きそうな雰囲気ではある。何の植物か判明するのが楽しみだ。
なお隣りの青じそもここに勝手に生えてきたもの。ありがたく料理に使っている。
これまた勝手に生えてきた、多分ポリゴナム(ヒメツルソバ)。
他の苗についてきたのかと思えば別の場所にも生えていたので、どこかから種が飛んできたようだ。こぼれ種の植物は強いので今後グランドカバーに使えればうれしい。
庭づくりをしているとこんな形で新たな植物との出会いがあったりしておもしろい。
これは去年のこぼれ種のニチニチソウ。
正面と壁際の両方で咲いているが育つ場所によって色が微妙に違っている。
花後根元から切り倒したアルセアラディアントローズ。ハマキムシをスプレー剤で駆除したらまた新しい葉が増えてきた。
枠の外にこれまたこぼれ種が落ちて1株だけ芽が出ているが、今後どうするかは検討中だ。とりあえず秋まで水遣りして育ててみる。
アパート裏に避難中の八重咲きペチュニアパニエ。
右側のレモンは株元の葉が黄色くなってきて真ん中がスカスカ、中央のピンクアイスはどうも病気の株を買ってしまったようでやはり株元の枝が増えない。
もっともこの品種はこんもりではなく垂れ下がるタイプらしい。左側のラベンダーのように全体的に咲くのが理想だが、3品種それぞれ性質が微妙に違う。特にレモンは他の2つよりも花が大きい。
一度にバサっと切ると寂しくなるので少しずつ剪定して脇芽が増えるのを待っている。
2023.10.22試行錯誤の秋
前回から結構ご無沙汰してしまった。以前から誘われていたゴルフを習い始めて、これが予想外に楽しい。ずっと運動不足で膝の痛みに怯える生活を送っていた私が、週末には夫と練習場に行くまでに動けるようになったのだ。それだけでもう元が取れた気さえする。また平日昼は年配の方が多いのだが、皆私より上手で元気いっぱいだ。ゴルフが生涯スポーツと言われる所以である。
そんな訳で、去年の今頃は喘息で腰をいためて寝たきり状態だったが今年は薬で症状を抑え込む事ができている。健康のありがたみを噛み締めながら猛暑によってダメージを受けた庭の修復に努めている。
玄関脇ビフォーアフター。
あまり日が当たらないと思っていたこの場所だが、夏の日差しに灼かれて無惨な状態となった。(中央のバジルは緑が欲しくて一時的に植えていた)今年の夏の暑さは異常だったとはいえ、植えっぱなしの庭を目指しているので再度レイアウトを見直すことにした。
mug26さんのお庭が素敵だったのでついにアジュガを投入した。花が咲くとバラの天敵チュウレンジハバチが集まるので躊躇していたのだが、背が低く葉色が美しいのは小さな庭にはありがたい存在だ。左からチョコレートチップ、シュガープラム、マホガニーの3種を選んだ。
そして右奥の白花シュウカイドウはベランダ下を埋めてくれる事を期待して3株植えた。どうなるかはわからないが和の趣きがあって好きな植物だ。
義実家のホスタは保留とし、ホスタオーガストムーンとアルケミラモリスは別の場所に植えるために掘り上げた。またパイプ脇にホタルブクロをお試しで植えてみた。
本当は鉢植えにしていたヒューケラも入れたかったのだが、鉢を置いてみたらこれだけで埋まってしまったため没に。ヒューケラは案外大きい。
白花シュウカイドウの残り2株はベランダ下に。手前にあった宿根サルビアは2本しか残らなかったため例の道路脇に移植させてもらい、こぼれ種からのワスレナグサの苗を並べて植え直した。
こんな場所でも意外と目に入るし、放置すると野良猫が来たりドクダミの繁殖地になってしまう。それを何とかしたくて試行錯誤を続けている。
この時期の正面の花壇はいつも繁りがちになる。
日当たりがいいせいか植物が想定以上に大きくなってしまうのだ。とりあえず来年はもっと植物を減らそうと思う。
そもそも奥行き50cmなのにボーダーガーデンを目指したのが無謀だった。これはボーダーというかむしろラインだろう。畑の畝と割り切るべきである。
エキナセア ラズベリートリュフは気温が落ち着いたら花つきが良くなってきた。
花期が長いというのは本当だった。これなら何種類も育てたくなるのも納得できる。減らすと言ってる側から早速増やしたい気持ちが滲み出ている。
伸び放題のバジルとイタリアンパセリ。毎年植えてはみるもののほとんど使わないので来年は絶対に植えない。多分。
でも同じアパートの住人の方に差し上げたら喜ばれた。
八重咲きペチュニアパニエのレモンとピンクは樹形が乱れて根元が木質化してきたのでそろそろ見納め。これらは最後まで綺麗に仕立てられなかったのが残念。
紫だけはまだこんもり咲いている。同じ品種として販売されていても枝の伸び方がこんなにも違う。今年ペチュニアを育ててみたのはいい勉強になった。
いつ植えたのか記録していなかったが、生育旺盛なユーフォルビアダイヤモンドスノーを剪定せずにいたら40cmくらいのボール状になった。あわてて剪定したら形が歪になり、うちのような小さな花壇では持て余す結果となってしまった。
でも夏の暑さにも負けないので広い場所に植えたらいいアクセントになるのだろう。
銀葉ヒマワリが次々に開花し始めた。
繰り返すがこれはどこかから種が飛んできた芽生えを好奇心で植えただけのものである。8月の更新の時点ではこんなに大きくなるなんて知らなかったし本当にヒマワリだとは思わなかった。
でもやっぱり大きくなる植物は見てて楽しいので好きだ。
今年も他の植物に隠れてしまっているアガパンサス。この花壇にはサイズ感が合わないし日陰になって気の毒なので、今度義実家の庭に移植させてもらう事に決めた。
本当は手離したくないし未練たらたらなのだが、こんな場所よりも広い庭でのびのび育つ方が絶対に似合うだろう。それに将来的にはそこで暮らす予定だから先に行って待っていて欲しい。
バラ ホワイトメイディランドの足元。コプロスマ・キルキーが枯れてしまった場所にベランダ下からのラミウムを移植。これも夏の日差しには耐えられない事がわかったので、しばらくここで養生してまた別の場所で使ってみたい。
私は割と日陰の植物が好きらしく、遮蔽物のない南向き花壇という環境を活かしきれていない。それでも気に入った植物を植えてみたいという欲求には勝てないので、これからも植えたり動かしたりを繰り返していくのだろう。
2023.11.17冬前の庭仕事
保存し忘れて1回消えたのでサクサク書いていく。
今年の猛暑でこの庭の植栽の問題点が浮き彫りになった。この限られた面積を綺麗に見せるためには、好きな植物を並べるだけから卒業しなくてはならない時が来たのだろう。
また去年までの反省を踏まえ、今年は庭仕事を早めに進めている。新潟では11月以降は晴れの日が少なくなる。初雪が降るまでには終わらせたいと思う。
案件のベランダ下に株分けしたヒューケラドルチェ2株を植えた。
ところで私は今まで保水性を高めようとして庭に赤玉土を投入してきたが、どう見ても以前よりカラカラになっているので後悔している。
仕方ないので腐葉土を足して様子を見ていくことにした。植物が増えて密集すれば葉っぱが直射日光を遮って乾燥しなくなるはずなのだが。
この間改造した玄関脇も、何だか調子が悪かったため一度掘り上げて腐葉土を足してみた。
アジュガマホガニーは腐りかけたため敷地内の道路脇に移動。その分ヒューケラドルチェスウィートプリンセスを購入して植えた。これはよんぴさんのヒューケラまとめを見て一目惚れしたものだが、私は配色が苦手なのでこれで綺麗になるのかわからない。正直お手上げ🤷♀️
センスが欲しくて今はカラーリーフの本を読み漁っている。
この時期GSでは毎年恒例のパンビオ祭りだが、御多分に洩れず私も参戦。
ずっと欲しかったパンジーシエルブリエが今年はホームセンターで買えた。人気だから栽培量が増えてきたのだろうか?
ブルー系多めだが割といい株が選べたとほくほくしていたら、
別件で行った園芸専門店にこんなに沢山あった。ピンク系もあるし選び放題じゃん…(泣)
シエルブリエといえば淡いゆめかわカラーが人気だが、濃い色も綺麗で捨てがたかったんだから今年はこれでいい!と追加購入しなかった自分を褒めてやりたい。
お気に入りの品種が買いやすくなったことは素直にうれしいと思う。
正面花壇を大幅にリセットした。
1年草は終わったものから片付け、スターチスは道路脇に移植し、調子の上がらないルピナスは掘り上げてみたら直根が捻じ曲がっていて途中で切れてしまったため撤去した。
エキナセアは絶賛開花中なのに2回も植え替える羽目になって申し訳ない事をした。今のところは元気そうに見える。
植えるものを置いてシミュレーション中。
なお先週の内に毎年恒例の土壌改良は済ませてある。粒状石灰と骨粉入り油かすと腐葉土を足して剣先シャベルでしっかりと掘り混ぜておいた。
秋植え球根は駄温鉢や1箇所にまとめて地植えすることで掘り上げやすくした。
左上から、去年植えたままの水仙とムスカリの鉢、水仙モノフィラス白花、3年目の球根セットブルーガーデンには白いチューリップの球根を追加、右下は八重咲きチューリップマリアージュを向きにこだわって植え付けた。他クロッカスミスベインをパンジーの脇に固めて植えた。
作業が夕方までかかったため、一夜明けて今朝の庭。
今日からしばらく雨の日が続くらしい。昨日のうちに終わらせることができてよかった。
残す作業はアガパンサスの掘り上げなのだが、銀葉ヒマワリがまだまだ元気に咲いている。これを切るには忍びなくて先延ばしになっている。
11月半ばとは思えない咲きっぷり。
「育ててくれてありがとう。お礼にいっぱい咲くね😊」みたいに見えてきた。うれしい。けど若干困る。
下草にと思った植物が、まさか思いつく限り大きく育つことになるとは…まあ、これもまた縁なのだろう。多少のイレギュラーも面白ければ良しである。
2022.11.21根域制限ポットの実力
今日はアガパンサスの掘り上げをした。
天気予報を見ると今週の土曜日には雪マークがついている。それまでに終わらせようとすれば、義実家での植えつけ作業は明後日の勤労感謝の日しかない。明日は予定があるから、掘り上げは今日1人でやるしかない。
重い腰を上げて庭に出てみると、切る予定だったヒマワリがこんな風に傾いていた。先週末の雨風のせいだろう。これならヒマワリを切らずに掘り上げることができそうだ。全く都合のいい偶然もあったものである。
このアガパンサスは根域制限ポットに植えつけてある。根元を指で掘ってみると、ポットよりも上の部分にはクレマチス流星の根が侵食していた。こんなに浅い部分も根が伸びるならポットの端は地上に出しておくべきだった。
でも下の方はこの通り。クレマチスの根が貫通することはなく、アガパンサスの細い根がわずかに出ているだけだ。
私が使用しているのはハセガワ工業さんのルートラップという商品だが、このような狭い庭の根域制限にも大いに役立つことが証明された。
土の重さでなかなか持ち上がらず、ポットを切り裂いてようやく掘り起こすことができた。太い根が去年よりも長く沢山伸びていたが綺麗に掘り上げられたと思う。
たった1年で移動させることになろうとは思わなかったが、やはり根域制限ポットを使っておいてよかった。
少量の土と共にビニール袋に入れて持ち運び準備完了。義実家の庭でさらに大きく育つ姿を見るのも楽しみだ。
大変だったがヒマワリを残すことができたし、クレマチスの根の状態を知ることもできたのでよかった。
色々あったが結果オーライである。
11/22追記:翌日の花壇の様子。
この写真を撮った後、ヒマワリの一番花の種を採って通りすがりの神に託した。また生命が繋がれていく。
2022.12.21 いとしき冬
これは先週の庭の様子。
ついに降雪予報が出たのでみすぼらしくなる前にヒマワリを撤去した。花だけ切って玄関に飾り、大量の茎は年内の草ゴミ回収に間に合った。これで安心して年が越せる。
毎年この時期の庭は少し寂しいが、今年は計画的に冬支度が進められたので満足している。
今年も葦刈りに行ってきてパンジーのマルチングに使った。
防寒対策というより泥はねを防ぐためにやっている。冬に雪や雨の多い日本海側では何らかの対策をした方が花が綺麗に見えると思う。
追加で刈ってきた葦。近所に沢山生えている。
茎から葉と皮を剥いでマルチに使い、茎は支柱などに使える…のだが、皮を剥くと何かの虫?卵?が沢山付いているので無心になって枝でこそぎ落としていった。虫が嫌いな人には到底おすすめできない。
※追記:葦につく虫はカイガラムシの一種でビワコカタカイガラモドキというらしい。
なおこの作業は普通に庭の前で数時間かけてやっていたのだが、他の住人は日中ほとんど通らないため見咎められることもなかった。道路脇に花を植えていることといい、我ながら自由過ぎるアパート暮らしをさせてもらっていると思う。
ムスカリを中心に球根が芽吹いてきた。
私はこれだけでもずっと観てて楽しいのだが、さすがに変に思われるので自重している。
パンジーシエルブリエの一番濃い色の株。鉢植えにしたら想像以上にいい色が乗ってきた。
シエルブリエといえば淡いパステルカラーが人気だが、濃い色もグラデーションが映えて綺麗なので認識を改めようと思う。シエルブリエは全部いい。
年内にどうにかしたかったアガパンサスの跡地。
クレマチスの根がすごかったので、まずあぜ波板を埋めて囲った。そこに待機鉢のアルケミラモリスを植え、白い実のチェッカーベリーは鉢ごと置いてみた。アルケミラモリスは常緑だし、チェッカーベリーは紅葉していくとまた綺麗らしい。元々植えてあるクリスマスローズとの共演が楽しみだ。
これは今朝の庭。予報では今日から当分雪マークが続いている。
冬の新潟は空が灰色で殺風景で、寒さと雪に苦しめられることも多い。けれど、あまり人にも会わず外出も控えめになるこの季節にどこかほっとひと息つけるような心持ちがするのもまた事実だったりする。
今年もこの小さな庭に沢山の楽しみをもらった。
来年はまた取り巻く環境も変わるかもしれないけれど、できる限りこの庭を維持していければいいと思う。
それでは、また来年。
私の憧れの植物満載なお庭が進化していく様を見ているだけでとても楽しいです❣環境は違いますが私も小さな花壇で試行錯誤中ですので、一緒に無理せず頑張りましょう🥰