屋上に置くサボテンの雨よけを作ります
概ね庭用の菜園カバーと同じ作りです
途中勘違いしており間違っています
作業時間目安は3時間(DIY慣れている場合)
2022.6.18作成
材料
木材と屋根になるポリカを他材料を準備します
*が購入した量
今回は幅9cm厚み1.5cmの杉材を使用し
外寸60cm×40cmの箱状のものを作ります
仕上がりは片流れ屋根です
長さ60cmの板 5枚
長さ37cmの板4枚(板の厚みで変わる)
長さ37cmの板を斜めに三角にしたもの2枚(37cmの板を2分割)
*180cm長で3枚
支柱用に角材(3cm角材)
9cmの角材6本
18cmの角材2本
*90cm長(端材利用)
ポリカを支える細い木
60cm 2本
35.5cm 2本(木の幅で変わる)
*180cm長1本と35.5cmを余分を捻出
ポリカーボネート
60cm×42cm 1枚
*180×90cmのもの1枚
蝶番2個
防腐塗料やネジなど
作成
短辺の37cmの板を支柱に固定します
先に短辺を支柱につけておくと
後で長辺を固定する時板の厚みを引かなくて良いので
少しだけ楽できます
外寸にこだわらないのであればどちらからでも良いです
準備段階で庭用の菜園カバーと勘違いしており
少し仕上がりと作業を間違っています
今回の場合片側は
長い支柱と短い支柱1本ずつ
短い支柱2本
計4パーツ組み合わせになります
木はそのままビスを打つと
端っこが割れてしまう事が多いので
ビスを固定する前に下穴を開けておきます
下穴用のものや刃の長さの短い
ドリルビットも売っているので
それを利用すると便利です
途中勘違いしていたので違う角材がついていますが
三角形のパーツはこんな感じです
斜めはホームセンターではカットして貰えないので
37cmのパーツを斜め半分に手鋸か
電動工具でカットします
上手く切れば1枚で2パーツを1カットで取れますので
頑張って切るのが良いですね
三角形のパーツと長辺を固定します
通常の菜園カバーの場合一番上の蓋部分だけ
開くように作る場合が多いですが
今回は植物の側面も風や日は当てたいので
途中から開くよう作ります
斜め部分は長さ18cmの角材を使うと
木の幅が9cmだったので
斜め部分に角材が出てしまいました
慌てず騒がずそういう場合はしれっと
手鋸でカットします
今回の材料はさほど重量がないので
角材は少し短めでも良かったですね
上部分の手前は短い支柱と
60cmの板一枚を固定
底面は板一枚分を同じように短い支柱に固定します
2つこういうパーツを作ります
斜めパーツのついている縁に
ぐるりと一周細い木をつけます
細い分通常の板材よりもより木割れしやすいので
必ず下穴を開けて固定します
こういう二つの枠ができればとりあえず
大きな作業は終了
底面や足が必要な場合はお好みで
我が家は後でスノコ状に木材を追加します
塗装
屋外向きの防腐塗料で塗ります
雨が降りそうだったので先に組んでしまいましたが
木を組む前に塗ると綺麗に仕上がりますし
塗りむらが少なくなります
良く木に染み込ませるように塗ったら
しばし乾かします
色がつくと雰囲気が変わるのもありますが
何も塗らないとすぐ天候で朽ちてしまうので
防腐塗料は塗った方が良いです
ポリカ準備
木が乾くまでの時間でポリカーボネートをカットします
カッターで簡単に切れます
似たものにプラ段がありますが
強度も弱く耐候性がないので少し高いですが
屋外で使う場合はポリカーボネートを使用します
プラ段は特に日と水の当たる場所では
すぐパリパリになって朽ちますのでね
ポリカのサイズは横幅は変わらないのですが
奥行きは斜めになっている分
少し箱のサイズより大きくなります
角度によって変わるので実寸で測るか計算して
キッチリより1cm程度長めにしておきます
金具取り付け
背の高い側に蝶番をつけます
60cmだと6〜10cm程度の蝶番が強度的に必要です
ポリカと同じく錆防止のためステンレス製が安心
外側に出っぱる部分が来るよう取り付けます
短い方には開きどめ金具をつけておきます
風の影響が少ない場所なら不要ですが
屋上は強風が吹くので付けています
このタイプはクルクル回る金具を先につけ
閉じ金具を後から合わせると付けやすい
屋根固定
箱の上にポリカーボネートを固定します
すっかり忘れいたのですが
ポリカーボネートの表面に書かれていますが
ポリカ用のネジかサラを利用した方が
押さえる範囲が広くしっかり固定できます
通常ネジだと強風で穴が広がりすっぽ抜ける事があります
少し長く切った部分は手前側にかかるよう
固定しておきます
完成
屋上へ仮置き
まだ底面と足をつける予定ですが
とりあえず完成
雨よけ以外でもポリカーボネートを
金網やチキンネットに変えれば
鳥よけとしてメダカ鉢の防御に使えたり
内張りをして冬の簡易温室としても使えます
基本は菜園カバーなので大きく作って
背の低い植物の保温や防虫に向いています
全部開かないと風で勝手に閉じてしまうかもしれないので
固定用の何かは必要かもしれないですね
後日底板を付ける時に改良して追記します
真夏は逆に暑くなりサボテンや多肉も種類によっては
直射日光が厳しい時もあるので
つっかえ棒的なものがあると日除けとしても良いですよ
雨が降りそうなので初日はここまで
梅雨明けまでに準備し少ない日照を活かせるよう
追加作業も急いでやりたいと思います
底板作成
端材で底板を作ります
板というか棒を並べてスノコ状にします
サイズは40×60cmで作ってあるので
40cmの角材を必要数切るのみ
少し高さをつけ足にしたいので
木材の厚みを3cmと1.5cmを混ぜて
60cmの幅になるようカットしました
前日に作った上側に固定するので
厚みが違うと3cmの方だけ接地するようになります
両端は必ず厚みのある方の木材を
足になるのでしっかり固定します
本体の木材は1.5cmしか厚みがないので
ビスを打つ時斜めを向くと貫通してしまうので気をつけて
全部打ち終わったら今度こそ完成
屋上なので強風で飛んだり倒れないよう
デッキ材に固定しておきます
風の影響が少なければ置くだけで良いですね
使用図
ベランダで育てていたサボテンやアガベ
日光を好む種類を屋上へ移動しました
片流れ屋根になってるので
手前側は高さが出ないもの
不足の事態で閉じた時に挟まらないよう配置します
我が家のサボテン鉢は3号から4号サイズが多いので
木材の幅9cmでちょうど鉢部分の高さと合います
蓋を開けているときは植物の側面にも日や風が当たり
育成の妨げになりませんね
蓋を閉じるとうっすら見えます
ポリカの特性でUVカットされるので
そのままだと日射が足りません
真冬の夕方以降閉じればサボテンやアガベなら
内張りもすれば十分保温が足りるかと思います
夏は逆に暑くなりすぎ閉じたままにすると危険なので
つっかえ棒などをして箱を完全に閉じないように使うと
少し焼けそうな種類も育てやすいかと思います
おしまい
まだベランダにサボテンがあるしポリカも余っているので
もう一つ作ってもいいかも
たくさん置き場を作ると植物を増やしてしまいがち
今度は違う心配ができそうです
おまけ
適当な角材でつっかえ棒にしていたのですが
屋上は強風で蓋が開いてサボテンに被害が出ると嫌なので
ちゃんと支柱を立てます
・60cmステンレスパイプ
・タオルパイプ用金具(ソケットタイプ/首長タイプ)
60cmで2本取りたいので30cmでパイプをカットします
金属を切るというと難しく感じますが
専用の道具パイプカッターが安価で買えます
大体600円くらい
刃を合わせてこの赤いのをくるっと一周回すと
少し切れるのでネジを閉めまた回し
ちょっとずつ深くします
力はいりませんがパイプが滑って
回しにくい時があるので滑り止め付きの手袋をします
1分もかからず切れました
パイプ状のものなら対応範囲内で切れるので
あると便利な工具です
パイプでできた棚なんかもサイズ変更できますよ
まず蓋側
首長のパーツを使って支柱の位置を決めます
ちょっと写真では分かりづらいのですが
首長のパーツは支柱が地面から垂直になるよう
角度を変えて固定します
蓋に対して直角に取るとパイプを挿した時に
このパーツに入らなくなるので注意
蓋側のパーツを固定できたら
再度パイプをつけて底側にソケットをつけます
同様にずれるとパイプが入らなくなるので
ペンで穴の場所に印をつけておきます
パイプを外して底面も固定
ネジ穴が何個もある金具を止めるときは
1箇所ずつ止めず緩く全部の位置にネジを入れ
対角でネジを固定します
変に締め付けるとネジを抉ったりします
パイプを立てたら支柱の出来上がり
蓋を閉じたり開放するときはパイプを外して
箱の中に入れておきます
木の棒よりは信頼度が増したかな?
これでも開いて外れるようなら
掛け金を蓋の外側につけて二重構造ですね
多分よほどの強風でなければ大丈夫でしょう
さらっと箱もふたつになり
サボテン達は梅雨も屋上で生育できそうです
防寒用
11月6日
いよいよ立冬となる時期
寒さ対策に底面にもポリカーボネートを追加しました
底は水捌けの為にスノコ状でしたが
それでは冷たい空気が入ってきてしまうので
底面も塞いでカバーしておきます
排水は悪くなるので冬は換水量も減る事ですし
横着せずに乾いた鉢だけ箱から出し
水をやって戻します
寒さに弱い種類は変色したり変化が見えたら
部屋に取り込まねばなりませんが
長い期間外へ置いておけるので
冬場の置き場問題が少し解消されます
外で冬越しできるのが理想ですけどね
昨年も架台を利用した防寒をしていますが
全部が外置きとはいきませんでしたので
本当に置きっぱなしにするには
これの外側にさらにビニールハウスのようなものが
必要になると思います