中禅寺湖にあるクリンソウの群生地に行ってきました。西岸の湖岸にあるために、戦場ヶ原を1時間以上歩くか、低公害バスで行くか、船で湖を渡るしかないのです。雨予報だったので、早朝から並んで、バスで行くことにしました。
■中禅寺湖と男体山
クリンソウの群生地は、男体山の麓に広がる中禅寺湖の西岸にあります。
これは東岸から見た中禅寺湖の姿です。向こう側の岸辺のもう少し左側に群生地があるようです。ホテルや店が建ち並ぶ東側とは異なり、人があまり行かない場所です。
■赤沼自然情報センターと低公害バス
戦場ヶ原の入口には赤沼自然情報センターがあり、前日に、ここでクリンソウ群生地の状況や行き方、戦場ヶ原で咲いている花などの話を聞いていたので、朝早くから動くことができました。
栃木県では、赤沼から小田代原,西の湖,千手が浜へ通じる道ヘな一般車両の乗り入れが禁止されています。その代替交通手段として、この低公害バスが運行されているのです。
■千手ヶ浜
バスを降りて少し歩くと、湖岸に。そこでまず、このクリンソウたちに会いました。昨日のセンター職員の話では、ここから10分ほど歩いた民家の周りに綺麗な群生があるのだとか・・。
千手ヶ浜の看板です。
上の方が曇っていますが、男体山が見えます。ここは、遊覧船発着の波止場のようです。午後に3便しかなさそうでした。朝早く来るには、やはり、歩きかバスですね。
■クリンソウ群生地への道
湖岸沿いの道を歩いて、群生地に向かいます。
道沿いには、フキらしき植物がいっぱい生えています。
フッキソウかな・・。これから花が咲きそうです。
カラマツソウかな???
仙人庵に向かう道にも、クリンソウがあちこち咲いていますが、ちらほらです。昔は、千手ヶ浜一帯にクリンソウが群生していたそうですが、鹿の食害で減少してしまったようです。
この橋を渡った向こうに、群生地があります。
■仙人庵周辺に広がるクリンソウ
仙人庵とよばれる民家が見えてきました。その周りには、クリンソウがいっぱい咲いていそうです。
赤や白やピンクのクリンソウが満開です。
クリンソウの群生する姿に圧倒されました。
九輪草というけれど、1段目や2段目までの花が多いです。
いろいろな色のクリンソウが咲いています。
赤いクリンソウ
クリンソウの花畑の間を散策しました。
白いクリンソウ
ピンク色のクリンソウ
■水辺のクリンソウ
民家の向こうには、小川が流れていて、その向こうには、クリンソウがいっぱいの素敵な素敵なお花畑がありそうです。でも、水辺の前にロープがはってあり、その花畑には近づけなさそうです。
水辺の向こうのお花畑に,望遠レンズで近づいてみました。でも、やはり遠すぎて、うまく撮れないな・・・。
水辺に咲くクリンソウ
水に映っているクリンソウも綺麗です。
水辺に映る樹木も綺麗です。
クリンソウを見ていると、まだ1段目だねとか、まだ2段目までだねといった声が聞こえてきます。しっかり咲いたら、9段目まで、咲くのかな?
赤と白の花が、並んで咲いています。
切り株のそばに咲く白いクリンソウ
赤いクリンソウがいっぱい咲いています。
■千手堂への道
仙人庵からもう少し歩くと、千手観音が湖上に現れたのをみて、勝道上人が創建したという千手堂があります。昔のものは失われ、最近、再建されたものです。
千手堂の看板
千手堂の前の湖岸にも、クリンソウが咲いていました。
この山野草も千手堂の横に咲いていました。AIは、ヒメマイヅルソウと言っていますが・・。
千手堂の裏には、この花がいっぱい広がって咲いていました。シロバナノヘビイチゴかな・・。
帰り道で、顔を出したばかりのマムシグサの花にも出会いました。まだ初々しい色ですね。
■おわりに
このクリンソウ群生地は、輪王寺の敷地のようで、そこを1人の民間人が管理、保護して、ここまで育ててきてくださったようです。本当に感謝です。
管理している方が暮らす家が、この仙人庵のようです。
2キロ位にわたるクリンソウの群生地は、幻想的な別世界に行ったような気分にしてくれて、🥰でした。それも、この地を守り続けてきてくれた方々のお陰です。ありがとうございました。
写真では表現できないのですが、どこに行っても、あたり一面、蝉の声がすごいのも印象的でした。こんな時期に蝉が鳴くのかなと思い、帰りに赤沼自然情報センターで聞いてみたら、その声はエゾハルゼミの鳴き声だそうです。1週間位の命の小さな蝉で、この時期にいっぱい生まれる春蝉のようです。
おはようございます。
きれいな、クリンソウ
ありがとうございます。
千人庵のお方に、感謝申し上げます。
水に、映るクリンソウ
お手入れの良さが、偲ばれますね。
朝から、素敵な光景が見られて 今日も一日頑張れそうです。
ヨッシーさん
ありがとうございます。💕💕🌿🌿🌿🌼🌼🌼