自分で採れる身近な薬草・薬木、野菜、果実などの薬効や効能、採取・保存・使用方法等を二十四節氣・七十二候とともに順次紹介します💗
茶の木(常緑低木)ツバキ目ツバキ科ツバキ属
⬆️写真⬆️ 我が家の樹齢百年くらいの茶の木です🌳
40年前他界した祖母👵が健在の頃は、苦かったですが緑茶🍵を手作りしていました。
8年前に他界した母が毎年剪定をしていましたが、8年経って樹高が3m位になりました🌳
❄️二十四節氣 小雪(しょうせつ)
11月22日~12月6日
太陽☀️黄経 240°~254°
寒氣つのり雨凍って雪となる意味で小雪と言う。この頃より風も寒冷の氣を運ぶ。
💮七十二候
初候(第五十八候)
虹蔵不見
〈虹🌈、隠れて見えず〉
11月22日~26日
太陽☀️黄経 240~244°
陽の光も弱まり、虹を見かけなくなる頃。「蔵」には潜むという意味があります。
🌸花の七十二候
《環境デザイン研究所》
茶花氣吐〈ちゃのはなきをはく〉
🌳茶の木(Camellia sinensis)🌳
ツツジ目ツバキ科ツバキ属
インド、ベトナム、中国南西部原産。詳細は不明。
常緑低木
開花時期 十月上旬~十一月下旬頃
◎日常的に飲料として広く利用される常緑低木。原産地は中国南西部とされる。
日本各地で栽培されており、九州の一部では野生化したものも見られる。
野生のものは高さ7~8mになるが、栽培の茶の木は通常1m前後に剪定される。
葉は先が尖った長楕円形で葉質は硬く表面に光沢があり、葉縁には鋸葉がある。
10~11月頃、芳香のある白い5弁花をつける。果実は鈍い3稜をもち、裂開して種子を飛ばす。
日本では鎌倉時代ごろから飲み物として定着し、日本独特の「茶の湯」文化を生むに至っている。
🔷【追記2021/12/8】🔷
1191年に中国の宋より明庵栄西(僧侶)が茶の種を持帰り、肥前霊仙寺で栽培を始め、
日本の貴族だけでなく、武士や庶民にも茶を飲む習慣が広まるきっかけを作ったと伝えられる。
【薬効】
肥満、高脂血症、動脈硬化。
利尿、むくみ。発汗。下痢。
風邪。喉の痛み、口臭。
【成分】
葉:
キサンチン誘導体(カフェイン、テオフィリン)、
タンニン(エピガロカテキンガレード、エピカテキンガレードなど)、
アミノ酸(アルギニン、テアニンなど)、
ビタミン(ビタミンC=アスコルビン酸)など
【採取・保存】
緑茶の場合、
一番茶は4月下旬~5月下旬、
二番茶は6月上旬~7月中旬、
三番茶は、7月中旬~8月上旬
の3回摘み取る。
摘んだ葉は短時間蒸し、その後加熱しつつ手で揉んでから乾燥させる。
【使用法】
タンニンの一種カテキンには糖質、脂質の吸収抑制、脂肪の代謝促進、抗酸化作用などか認められており、高脂血症や肥満などの生活習慣病やがんの予防に有効とされる。
1日に緑茶を8~10杯飲むとよい。
また、茶の渋さには収斂作用があり、渋茶は下痢に効果がある。但し、渋茶を多飲するとタンニンのため胃を痛める人がいるので注意が必要。
緑茶の豊富なビタミンCは風邪の予防に効果的であり、主成分のひとつカフェインは利尿や発汗を促進させる。
緑茶でうがいをすると喉の痛みに効果があり、フラボノイドによって口臭防止にも役立つ。
中国南部では、種子からの油を茶油といい食用とする。
【薬草。薬木の豆知識】
〈茶のいろいろ〉
緑茶、紅茶、ウーロン茶などは、使用される品種の違いはあるがいずれも茶の木の葉を加工したものも。
紅茶はインドなどで多く生産される発酵茶で、特有の芳香がある。台湾や中国でつくられるウーロン茶は、緑茶(非発酵茶)と紅茶(完全発酵茶)の中間の半発酵茶。
カテキン、タンニンは、緑茶、紅茶、ウーロン茶とも同程度に含まれているが、緑茶の主成分であるビタミンCはウーロン茶には少なく、紅茶には含まれない。
緑茶は加熱によって発酵を止めるため、葉の緑色が保たれている。
《出典 自分で採れる 薬になる 植物図鑑、薬用植物ガイド、日本茶 百味百題》
2021〈R3〉.11.23
No.002 ショウガ【生姜】多年草
効能が凄いですね❤️
むくみにもいいんですか~😅
自分で栽培して摘んで 飲んでみたいわ✨