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日本人になじみ深い大豆は醤油、豆乳、枝豆、豆腐など何かしら大豆製品と関わっていることが多いです。そんな大豆にはどんな栄養が含まれているのでしょうか。
このページでは大豆の栄養が効果効能についてまとめています。大豆料理をよく食べる方もぜひご参照ください。
大豆はマメ科ダイズ属の植物です。家畜のエサとして利用されることもありますが、食用として利用されることも多いです。原産地は東アジアで、栽培の約9割が大豆油製造用となっています。
未成熟な種子は枝豆と呼ばれ、緑色の粒で塩ゆでしてビールのおつまみなどでよく食べられます。
大豆の歴史は非常に深く、日本では縄文時代にはすでに栽培されていたとされ、古事記にも大豆の記録が残っています。それ以来現代にいたるまで、長く親しまれてきました。
大豆には、タンパク質、大豆イソフラボン、鉄、カルシウム、大豆サポニンが豊富です。肉のようにタンパク質を含むことから、「畑の肉」という異名を持ちます。
また、大豆には大豆イソフラボンが豊富に含まれ、女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをし、アンチエイジングなどの美容効果があります。エストロゲンは年齢とともに減少し、それによって更年期障害などを引き起こす原因にもなります。
大豆イソフラボンを摂取することで、エストロゲンの不足を補うことができます。その他、大豆にはカルシウムが含まれ、骨の形成や神経伝達にも効果があります。さらに、ビタミンB群も多く含み、老化防止にも効果があります。
大豆100gあたりのカロリーは417kcalです。
タンパク質は生きる上で必要な成分です。骨や髪の毛、歯、皮膚にも必要な成分で、タンパク質が減ると体がボロボロになります。筋肉をつくるためにも必要なタンパク質はスポーツをやっている方にはおすすめです。筋トレをする方にもよいでしょう。
タンパク質の成分の1つであるグリシニンはコレステロール値を下げる効果があるとされています。
大豆に含まれるタンパク質は、中性脂肪を減らす効果も期待できます。健康診断の結果が気になる方にもおすすめです。
大豆には大豆イソフラボンという成分が入っています。こちらは女性ホルモンに似た成分と言われ、女性にはとてもおすすめです。ホルモン低下によるシワやたるみにも効果的です。とくに閉経した女性には大豆はよいと言われています。
大豆に含まれるサポニンには強い抗酸化作用があります。活性酸素の活動をおさえて、体内から若返りも期待できます。
大豆の旬は10月から12月です。
おいしい大豆の選び方は粒を見てみてください。形が整っていて、ふっくらと丸いものを選びましょう。皮が破れていないものをおすすめします。色はツヤツヤとしているものがよい大豆と言えます。大豆の表面に傷がついていないものをお選びください。
収穫した大豆の株をいくつかに束ね、軒下など風通しのよいところに吊るして、莢が完全に乾くまで2週間ほど乾燥させます。乾燥中は莢がはじけて豆が飛び散るので、防虫ネットなどで全体を覆い豆の落下を防ぎます。
豆が完全に乾いたら、防虫ネットに包んだまま棒で叩いて豆を莢から外すか、手で莢から豆をとりだしてください。殻や余分なゴミをより分け、ふるいにかけて細かいゴミをとり、虫食いや傷のある豆をとり除きましょう。
豆は種類ごとに密封できる保存袋に入れましょう。密封包装されたものは風通しの良い冷暗所で保存します。常温でも可能ですが、冷蔵庫の野菜室などを利用すれば最良の状態で保存できますよ。
乾燥大豆は長期保存が可能です。常温で保存ができます。高温多湿な場所を避けて風通しのいいところで保存してください。
すでに開封した乾燥大豆の場合は、かびてしまうこともあるため、冷凍保存をおすすめします。
蒸し大豆は未開封のものであれば常温保存ができます。風通しのよい場所で保管をしてください。すでに開封した場合は、冷凍庫に入れて保存をしてください。1週間ほどは日持ちします。
水煮大豆は、未開封であれば常温保存ができるので、風通しのよい場所に容器ごと保存をしてください。開封した場合は、保存容器に入れ替えて冷凍保存をしましょう。
日本には豆腐や枝豆、醤油、豆乳など大豆を主原料にするものがたくさんあります。体によい成分が豊富に含まれているので、大豆のみに限らず大豆が原料になるものをたくさん摂りたいですね。ぜひ料理にも活かしてみてください。
GreenSnap編集部