ちょっと珍しい花 "ブラシノキ" の花の咲き方から実ができる様子までの追跡レポート。
4月4日
ブラシノキの蕾 発見!
あのボトルブラシのような不思議な花はどの様に咲くのでしょうか?
さ〜て、追跡開始…。
4月28日
まだです!
蕾が少し膨らんで来ましたが、まだ咲きません…。
5月5日
更に膨らんで…!
蕾の一部が裂けて赤い雄蕊が少しだけ覗いています
5月9日
クルクル カールの雄蕊が!
一部の花から雄蕊の花糸がクルクルと出だしました!
1本だけピンと飛び出しているのは雌蕊です。
5月10日
更に…!
更に大きなクルクルカールになって雄蕊の花糸が随分覗いて来ました。
雄蕊を覆っていた蓋のような緑色の部分は殆ど退化した5枚の花びらと萼です。この花びらは開花する頃には落ちてしまいます。
5月11日
ボトルブラシ完成!
いつの間にか カールしていた雄蕊がすっかり伸びてあのブラシノキが咲きました。
雨に濡れてパラパラと…。
咲き終わった花はパラパラと雄蕊が散り出しました。
揺すってみると…。
枝を揺すってみると、雄蕊は完全に落ち去り、雌蕊のみが残りました。
数カ月後には…。
今年咲いた花はひとつ1つの子房が膨らみ数ヶ月後にはビッシリと整列した実が出来上がります。
昨年以前の実がまだ枝に残っていますね。
黄色の○は昨年の実。
ピンクの○は一昨年の実。
そしてブルーの○は3年前の実です。
毎年枝を伸ばしては枝先に花を咲かせ実がなります。
剪定しないと実は5年位はそのまま枝にくっ付いたまま残っているとか…。
オーストラリアでは…。
原産地オーストラリアでは森林火災の際にこの固い実が割れて種を散らすそうです。
これも過酷な環境でのサバイバルの知恵ですね!
オーストラリア ニューカレドニア原産。
フトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木。
今年もブラシノキ、咲いてから気が付きました。咲き始めから実がなって・・・、良く分かりました。ありがとうございます💕