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ブラシノキ(金宝樹)は、日当たりのよい場所で育てる常緑の花木です。鉢植えでも栽培でき、土の乾きに合わせた水やりと、花後の軽い剪定が管理の基本になります。地植え・鉢植えの違い、冬越し、種まきと挿し木の方法を解説します。
ブラシノキは「ボトルブラッシュ」「カリステモン」とも呼ばれる、ブラシ状の花を咲かせる植物の仲間です。日当たりと風通しのよい場所で育てると花つきがよくなります。水がたまり続ける場所は避けてください。
地植えでは成長後の高さと枝の広がりを確認し、建物や通路から余裕をとって植えましょう。鉢植えは置き場所を変えられるため、寒さが心配な地域でも管理しやすくなります。コンパクトに育つ品種を選ぶ方法もあります。
寒さへの強さは種類や品種、株の大きさによって異なります。すべてのブラシノキが、どの地域でも屋外で冬越しできるわけではありません。
若い株や寒さに弱い品種は、強い霜や冷たい風を避けます。寒冷地では鉢植えを選び、冬は凍結しない明るい場所へ移しましょう。地植えする場合は、地域の最低気温と苗のラベルにある耐寒性を確かめてください。
植え付けてから根づくまでは、土が乾いたら十分に水を与えます。根づいた株は雨で足りることも多いですが、長く雨が降らず土が乾燥するときには補水しましょう。植えてから何年たったかだけで、水やりの要否を決めないようにします。
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまで与えます。受け皿にたまった水は捨ててください。夏は乾きが早くなるため、毎日土の状態を確認しましょう。
冬は生育が鈍り、水やりの間隔が長くなります。土を乾かし続けず、乾き具合を見て暖かい日中に与えます。
肥料は生育に合わせて控えめに与えます。与えすぎると枝葉ばかりが茂ることがあるため、製品の量と間隔を守りましょう。オーストラリア原産植物向けなど、リン酸分を控えた肥料が選択肢になります。
鉢植えには、水はけと適度な保水性のある土を使います。赤玉土と腐葉土を2:1で混ぜた土などが目安です。地植えは、必要に応じて腐葉土などをすき込み、排水のよい環境を整えます。
植え付けは暖かくなる春が取り組みやすく、3月下旬〜4月ごろを目安に地域の気温に合わせます。寒さが残る地域では遅らせ、根を動かす作業は真夏の暑さや厳寒期を避けましょう。
元肥入りの培養土を使う場合は、さらに肥料を加えすぎないようにします。肥料を使うときは製品の表示に従い、根に直接触れさせないでください。
鉢底から根が出る、水がしみ込みにくい、すぐに水切れするなどの兆候があれば、根詰まりしていないか確認します。春の暖かい時期に、一回り大きい鉢へ移しましょう。
地植えでは、通常は定期的な植え替えは不要です。大きくなってから移動するのは手間がかかるため、最初に場所をよく選んでください。
花を楽しむ株は、花が終わった直後に枝先を軽く切り戻す方法が基本です。咲き終わった花のすぐ下あたりで整え、枯れ枝や混み合う枝も取り除きます。
枝先には次の花がつくため、時期を選ばずに刈り込むと花を減らすことがあります。種類や開花時期を確かめ、葉のない古い枝まで一律に強く切り詰めないようにしましょう。寒くなる直前の強い剪定も避けます。
樹形が整っていれば、毎年大きく切る必要はありません。鉢植えで小さく保ちたい場合も、花後に少しずつ整えてください。
ブラシノキは種まきや挿し木で増やせます。種から育てた株は親株と花色や姿が変わることがあるため、同じ特徴を残したい場合は挿し木を選びます。
花後に枝へ残る硬い粒は果実で、その中に細かな種が入っています。開花後1年以上たった、茶色く熟した果実を採り、紙袋に入れて乾かすと種を取り出せます。
種から花が咲くまでには数年かかります。果実が開くのに山火事が必ず必要なわけではなく、乾燥などでも種を取り出せます。
初夏から夏に、その年に伸びて少し硬くなった枝を使います。6〜7月ごろが目安ですが、枝の充実具合と気温を見て行いましょう。
比較的丈夫ですが、カイガラムシやハダニなどがつくことがあります。葉裏や枝をときどき確認し、少数のうちに取り除きましょう。
葉が傷んだときは、害虫だけでなく水切れ・過湿・寒さの影響も確認します。薬剤を使う場合は対象の植物と病害虫に適用のあるものを選び、表示どおりに使用してください。
「ブラシノキ」は、似た花を咲かせる複数の種類や園芸品種の呼び名として使われます。主な種類には次のようなものがあります。
育つ高さや耐寒性、花の色は種類・品種で異なります。苗を選ぶときは、赤い花かどうかだけでなく、品種名と成長後の大きさも確認しましょう。
ブラシノキは日本では主に5〜6月ごろに花を咲かせます。種類や品種によって時期は異なり、秋にも咲くものがあります。花色は赤のほか、ピンクや白などです。
ブラシの毛のように見えるのは、たくさんの小さな花から伸びる長い雄しべです。雄しべの糸状の部分を「花糸」と呼びます。実から毛が生えているのではなく、花の一部が集まってブラシ状に見えています。
ブラシノキには「はかない恋」「恋の火」「恋の炎」などの花言葉が紹介されています。花言葉や由来には資料による違いがあり、決まった一つの意味があるわけではありません。
ブラシノキは日当たりのよい庭だけでなく、鉢植えでも楽しめます。置ける広さと冬の環境に合う苗を選び、土の乾きに合わせた水やりと花後の剪定を続けましょう。
※トップ画像は**ya**さん@GreenSnap

GreenSnap編集部