どんなに上手に育てても、高芽を全く出さない様に栽培するのは不可能に近いDen. loddigesii
その高芽の処理についてまとめてみました。
Den. loddigesiiは、非常に高芽が出やすい種です。
人によっては、どうせ高芽が出るんだから、そのまま育てて平気だと言う方がいますが、実はそこに大きな落とし穴があります😅
高芽が出やすい=高芽の先にも更に高芽が出る。
そして、高芽から出ている根は、宙に浮いているため、水も栄養も吸えません😅
という事は、元からある親株は、全て高芽に栄養を奪われてしまう。
つまり、自分の新芽を出す力が無くなる。
そして、親株が枯れます😅
親株が枯れると、高芽も枯れてしまう。
こういう悪循環に陥る可能性が高いです😅
それを防ぐためにも、高芽はちゃんと外しましょう😁
まず、植えられる程度にまで根が伸びた高芽を選んで外します。
根が短いと、植えるのに苦労しますので、自分で「これなら植えられる」と思う長さの物を選んで下さい。
高芽の外し方は、高芽の根元を摘まんで、回転させると、ポロッと外れます。
高芽を外したらこんなに寂しくなっちゃいました😅
これ、最初の株です😅
外した高芽を良く見ると、外した部分とそうでない部分がわかります。
この向きが寄せ植えするのに重要です。
この写真では、右が親株に着いていた部分、左がこれから新芽が出てくる部分です。
元々親株に着いていた部分を内側になるようにして、放射状に寄せます。
ピッタリ着けましょう。
だいたい5本から10本くらいが植えやすいし、見た目も良いです。
まとめた高芽にミズゴケを巻きます。
いきなりたくさん巻こうとすると必ず失敗しますので、まずは高芽がバラバラにならない程度に少しだけ巻きます。
この時は少しきつめに巻くとバラバラになりにくいです。
次にもう少しミズゴケを足します。
この時は、根も一緒に巻き込みます。
しかし、根元は隠してはいけません。
最後に植え込みたい鉢より少し多目にミズゴケを巻いて、植え込みます。
植え込み完了です🎵
来年の今頃には、トップの写真のような株になりますよ🎵
番外編
寄せて植えるのが面倒とか、鉢が増えるのが嫌だという方への裏技😁
外した高芽を、元の鉢の空いている部分に乗せるだけで完成です😁
高芽自身に生き残りたい意志があれば、鉢の中に根を伸ばしていきます😁
ハサミなんか要らないでしょ😁