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北アメリカを中心に世界中に分布している「エリゲロン」と呼ばれる植物があります。世界各地で約200種も存在しており、じつは日本でも馴染みのある植物です。
今回はエリゲロンの育て方や名前の由来についてご紹介していきます。
エリゲロンの植え付け時期は3〜4月または9月下旬〜11月上旬が適期です。成長が早く鉢植えで管理するより、地植えのほうが管理しやすいのです。
基本的に水はけよい土壌の日当たりがよい場所に植え付けてください。また、品種によって適した場所は異なるので、それぞれ適した環境を選びましょう。
エリゲロンは水はけのよい土を好みます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土や赤玉土7:腐葉土3で配合したものがおすすめです。ただし、高山帯に生育している種類のエリゲロンでは、山野草向け培養土を使うようにしてください。
エリゲロンは日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育てることができます。ただし、日照不足になると花つきが悪くなるので注意しましょう。
エリゲロンは乾燥した環境を好み、夏の高温多湿は嫌うので、風通しのよい場所に置きましょう。
暑さには弱い一方で、耐寒温度は-10℃もあり寒さにとても強いです。
エリゲロンは多湿には弱い性質があるので、乾燥気味に育てます。
鉢植えの場合は、土がしっかりと乾燥してから水やりをします。
地植えで基本的に水やりをしなくても大丈夫ですが、日照りが続いているときは、水やりを行うとよいでしょう。
鉢植えのときは、土が乾いている場合にたっぷり水やりを行います。根腐れの原因になる多湿にならないよう気をつけて管理しましょう。
エリゲロンの肥料や追肥の必要はほとんどありません。肥料が多すぎると葉ばかり茂って花つきが悪くなることがあるので注意してください。
鉢植えの場合は春と秋の2回、化成肥料を少量ばらまく程度でよいです。気温が高温のときに肥料を与えると多肥多湿になってしまい逆に根腐れや株が腐る可能性があります。
地植えの場合は肥料を施す必要がありません。
害虫は、アブラムシやハモグリバエの幼虫に注意します。
アブラムシはつぼみや茎葉に発生することが多いです。ハモグリバエは葉の中にいることがありますので、害虫を見つけたらすぐに駆除しましょう。
エリゲロンの植え替えの時期は、3〜4月または9月下旬〜11月上旬が適期です。
エリゲロンは鉢植えで育てていると、すぐに根詰まりを起こしていしまいます。根詰まりさせないためにも、年1回は植え替えを行いましょう。植え替えのときに、株分けも同時に行うと良いでしょう古い土を落として根をほぐしてから植え替えましょう。
エリゲロンの6月ごろに花が終わったら、株を切り戻すことで梅雨や夏の過湿を防ぎましょう。
エリゲロンの増やし方は、「種まき」と「株分け」と「挿し芽」の3つがあります。
種まき時期は3〜4月か9〜10月で、ポットなどに蒔いて育てましょう。発芽適温は15〜25℃ほどで、こぼれ種でもよく増えます。
株分けは、春か秋の植え替えのときに同時に行い、挿し芽で増やす場合は5〜7月に行いましょう。
エリゲロンのカルビンスキアヌス種はコンクリートのわずかな隙間でも育つほど丈夫に育ち、初心者におすすめです。また、小型種や高山性の品種はお手入れが少し難しくなりますが、岩場を好みロックガーデン向いていますよ。
※トップ画像はPhoto by cheeさん@GreenSnap
GreenSnap編集部