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クラッスラ・ソシアリスはベンケイソウ科クラッスラ属の常緑多年性草本。原産地はサハラ以南のアフリカ(サブサハラ/熱帯アフリカ)です。クラッスラ・ソシアリスは別名で「雪の妖精」とも呼ばれます。「クラッスラ雪の妖精」といった方がピンとくる方も多いかもしれません。
今回はこの雪の妖精と呼ばれるクラッスラ・ソシアリスの育て方を紹介します。ぜひ栽培の参考にしてください。
クラッスラ・ソシアリスは春秋型種の植物で、気温10~15度の過ごしやすい時期に生長期となり、暑すぎるまたは寒すぎる時期には休眠期に入ります。
そのため、春と秋は日当たりと風通しが良く、雨の当たらない場所で育てます。暑さに弱いので、夏の強い日差しは避けてください。冬は凍害を防ぐため、室内の日当たりの良い場所で育てましょう。室内でも5度以下にならない場所に置いてください。
クラッスラ・ソシアリスの生長期にあたる春と秋には、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。
夏と冬の休眠期の水やりは控えめにしてください。夏の暑い時期には水をたっぷりやると思ってしまいがちですが、クラッスラ・ソシアリスの場合は例外です。特に梅雨の時期には水やりを控えめにしましょう。
クラッスラ・ソシアリスは肥料をそれほど必要としません。与えるときは生長期にじっくり効く固形タイプの肥料か薄めた液体肥料を少量で十分です。
クラッスラ・ソシアリスを育てるときは、市販の多肉植物用の培養土など、できるだけ水はけの良い用土を使いましょう。
クラッスラ・ソシアリスの植え付け・植え替え時期は、春(3~5月)と秋(9~11月)が適期です。
植え付けの場合、鉢底に底石か鉢底ネットを敷いて水はけの良い土に植えてください。植え替えの場合、根鉢の土を半分ほど落としてから新しい土を入れた鉢に植えてください。
クラッスラ・ソシアリスは子株がたくさん出るので、「株分け」で増やすことができます。植え替えのときに、子株を分けて植え付けましょう。
クラッスラ・ソシアリスは乾燥するとカイガラムシが付くことがあります。予防を兼ねて薬剤を散布するか、見つけ次第ピンセットや歯ブラシなどで取り去ってください。
クラッスラ・ソシアリスの下の方についている枯れた葉は、早めに取り除きます。また、花後は花茎を切り戻してください。
クラッスラ・ソシアリスは、三角形の葉がバラの花びらのような配列で生える多肉植物です。
生長しても高さ6cm程度と小型ですが、子株が脇から出てマット状に広がり、春には小さな白い花を咲かせます。
雪の妖精という別名のあるクラッスラ・ソシアリスの育て方について紹介しました。
クラッスラ・ソシアリスは暑すぎる・寒すぎる時期は休眠期に入る春秋型種の多肉植物です。育てるポイントは夏と冬に水を枯らしぎみにすること。この点がほかの植物と違うので戸惑うかもしれませんが、上手に夏越しと冬越しをしてあげてください。
※トップ画像はポムさん@GreenSnap
GreenSnap編集部