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クラッスラ・オルビクラリス(オルビキュラリス)はベンケイソウ科クラッスラ属の常緑多年性草本。暑すぎる・寒すぎる時期は休眠期に入る春秋型種の多肉植物です。そんなクラッスラ・オルビクラリスの育て方を説明します。
クラッスラ・オルビクラリスは春秋型種なので、生長期の春と秋は日当たりと風通しが良く、雨の当たらない場所で育てます。
また、暑さに弱いので、夏の強い日差しは避けてください。冬は凍害を防ぐため、室内の日当たりの良い場所で育てましょう。室内でも5度以下にならない場所に置いてください。ただし、クラッスラ・オルビクラリスは遮光しすぎると徒長するので注意が必要です。
クラッスラ・オルビクラリスの生長期にあたる春と秋には、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。
夏と冬の休眠期の水やりは控えめにしてください。特に梅雨の時期には水やりを控えめにしましょう。
クラッスラ・オルビクラリスは肥料をそれほど必要としません。与えるときは生長期にじっくり効く固形タイプの肥料か薄めた液体肥料を少量で十分です。
クラッスラ・オルビクラリスを栽培するときは、市販の多肉植物用の培養土など、できるだけ水はけの良い用土を使いましょう。
クラッスラ・オルビクラリスの植え付け・植え替え時期は、春(3~5月)と9秋(9~11月)が適期です。
植え付けの場合、鉢底に底石か鉢底ネットを敷いて水はけの良い土に植えてください。植え替えの場合、根鉢の土を半分ほど落としてから新しい土を入れた鉢に植えてください。
クラッスラ・オルビクラリスは「挿し木(挿し芽)」と「株分け」で増やします。
挿し芽は茎を長めに剪定し、切り口をよく乾燥させてから土に挿します。株分けは植え替えと同時に、子株を分けて行いましょう。
クラッスラ・オルビクラリスの下の方についている枯れた葉は、病気予防のためにも早めに取り除きましょう。また、花後は花茎を切り戻してください。
クラッスラ・オルビクラリスを栽培していると、アブラムシとカイガラムシが付くことがあります。防止も兼ねて薬剤を散布するか、見つけ次第ピンセットや歯ブラシなどで取り去ってください。
黄緑色の葉はロゼット状に生え、秋にはほんのり紅葉します。生長しても丈は低いままで横に垂れるように伸びていき、生長点から伸びた花茎から白い小花が咲きます。
今回はクラッスラ・オルビクラリス(オルビキュラリス)の育て方を紹介しました。クラッスラ・オルビクラリスは暑すぎる・寒すぎる時期は休眠期に入る春秋型種の多肉植物です。育てるポイントは夏と冬に水を枯らしぎみにすること。他の植物の栽培方法とは少し違うので、この点に注意して育てることをおすすめします。
※トップ画像はアナベルさん@GreenSnap
GreenSnap編集部