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ユーフォルビア・峨眉山の育て方|植え替えや水やり頻度は?葉が枯れる原因は?

  • トウダイグサ科
  • ユーフォルビア属

ユーフォルビア・峨眉山(ガビサン)は、日本を原産とするトウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉植物です。同じユーフォルビアの「鉄甲丸」と「瑠璃光(ルリコウ)」の交配種で、ゴツゴツとした岩肌をもつ親株から、青々と茂る草のような子株をたくさんつけるという特徴があります。多肉植物の中でも育てやすく、人気があります。

今回はそんなユーフォルビア・峨眉山の育て方についてご紹介します。

ユーフォルビア・峨眉山の育て方のポイント

ユーフォルビア・峨眉山は、育てる場所と水やり頻度に気をつければ、とても簡単に育てることができます。

峨眉山は、ユーフォルビア属の中でも比較的寒さに強い品種です。気温が5℃以下にならなければ、屋外で育て続けることも可能です。

ただし、峨眉山は夏の多湿を特に嫌います。多くても、週に1回程度の水やりにとどめておきましょう。

ユーフォルビア・峨眉山を育てる場所

ユーフォルビア・峨眉山

峨眉山は風通しと日当たりのよい環境を好む多肉植物です。

春〜秋の時期

ユーフォルビア・峨眉山は風通しのよい日当たりを好みます。比較的乾燥や直射日光に強い性質をもつものの、真夏の炎天下では葉焼けを起こしてしまう可能性があるため、半日陰か屋内に移動させましょう。

また、ユーフォルビア・峨眉山は多湿環境を嫌います。雨の多い梅雨や秋雨の時期には、軒下や屋内での管理がおすすめです。

冬の時期

ユーフォルビア・峨眉山の耐寒性は低いため、気温10℃以下の寒さであれば屋内にて管理します。日光のよく当たる窓際に置いて育てましょう。

ユーフォルビア・峨眉山の育て方:水やり

ユーフォルビア・峨眉山には、季節ごとに適した水やりをします。

  • 生育期(春・秋):表土が乾いてから7〜10日後にたっぷりと水やりします。休眠期の近づきとともに備え、徐々に水やり頻度を減らしていきましょう。
  • 休眠期(夏・冬):月に2〜3回、表土を軽く湿らせる程度に留めます。用土が数日間完全に乾ききるように、断水気味な水やりを心がけてください。

ユーフォルビア・峨眉山の土

ユーフォルビア・峨眉山を育てるには、水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒2:鹿沼土小粒2:ピートモス2:川砂2:くん炭2」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。市販の多肉植物用培養土でも構いません。

ユーフォルビア・峨眉山の肥料・追肥

ユーフォルビア・峨眉山には少量の肥料を施します。植え付け時に元肥として緩効性化成肥料をひとつまみ施すか、生育期の間に追肥として月1〜2回、規定量の2倍に薄めた液肥をあたえてください。

ユーフォルビア・峨眉山の植え付け・植え替え

ユーフォルビア・峨眉山

ユーフォルビア・峨眉山の植え付け・植え替え適期は4〜5月、9〜10月です。鉢に入っている株が窮屈になってきた場合は一回り大きな鉢へ植え替えましょう。

  1. 植え付け1週間前から水やりを控え、土を乾燥させる
  2. 株より一回り大きな鉢を用意する
  3. 鉢底ネットを敷いた鉢に、鉢底石を入れる
  4. 容器の1/3〜2/3の高さまで用土を入れる
  5. 根鉢から株を慎重に取り出して、根についた古い土や根を取り除く
  6. 根を広げるようなイメージで植え付け、上から土を詰める
  7. 鉢の縁から2〜3cm下まで土を盛り、株を安定させる
  8. 水やりをして株をしっかり土着させる

ユーフォルビア・峨眉山の葉が枯れる原因

峨眉山の葉が枯れる原因の多くは、水やりが多すぎる、もしくは少なすぎることです。

峨眉山は多湿を嫌うため、土が蒸れないように調整する必要があります。土の表面が乾いているように見えても、中の方が湿っていることもありますので、定期的に確認してみるといいでしょう。

また、冬に水切れをしすぎて根が枯れてしまうと、葉も枯れる原因となります。しばらく水やりをしていないのに枯れてしまった場合は、一度お水をあげてみてください。

ユーフォルビア・峨眉山の増やし方(挿し木)

ユーフォルビア・峨眉山は挿し木で簡単に増やせます。切り口から出る白い樹液にふれると肌がかぶれることもあるため、ゴム手袋を着用すると安心です。

  1. 親株から子株を切り取る
  2. 切り取った子株を、風通しの良い半日陰に1〜2日置いて乾燥させる
  3. 浅底の鉢に中粒の赤玉土を入れる
  4. 乾燥した子株を赤玉土に挿して、水をやらずに数日待つ
  5. 水やりをして発根を促し、明るい日陰で管理する
  6. 約1ヶ月で発根する

ユーフォルビア・峨眉山の育て方で注意する病気・害虫

ユーフォルビア・峨眉山はハダニやカイガラムシの被害を受けやすい植物です。20℃以上の多湿環境で発生しやすく、葉から養分を吸収して株を弱らせてしまいます。カイガラムシやハダニを発見したら薬剤を散布するか、歯ブラシでこすり落として駆除しましょう。

ユーフォルビア・峨眉山の花言葉

ユーフォルビア・峨眉山

ユーフォルビア峨眉山をはじめとするユーフォルビアの花言葉は『明るく照らして』『地味』『控えめ』です。
冬の間は落葉して静かなものの、4月に入ると一気に芽吹き出すユーフォルビア・峨眉山にぴったりな花言葉ですね。

ユーフォルビア・峨眉山の育て方を知ろう

ユーフォルビア・峨眉山は日本で交配された品種のため、四季折々の日本の気候に順応しやすい多肉植物となっています。育てるたびに、親株に生えるたくさんの子株たちにも愛着が湧いてきますよ。

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ユーフォルビア・峨眉山の基本情報

ジャンル
多肉植物
形態
多年草
学名
Euphorbia 'Gabizan'
別名
原産地
日本

ユーフォルビア・峨眉山の性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
弱い
耐暑性
普通
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
4月 、5月、9月、10月

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