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ユーフォルビア・峨眉山(ガビサン)は、日本を原産とするトウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉植物です。同じユーフォルビアの「鉄甲丸」と「瑠璃光(ルリコウ)」の交配種で、ゴツゴツとした岩肌をもつ親株から、青々と茂る草のような子株をたくさんつけるという特徴があります。多肉植物の中でも育てやすく、人気があります。
今回はそんなユーフォルビア・峨眉山の育て方についてご紹介します。
ユーフォルビア・峨眉山は、育てる場所と水やり頻度に気をつければ、とても簡単に育てることができます。
峨眉山は、ユーフォルビア属の中でも比較的寒さに強い品種です。気温が5℃以下にならなければ、屋外で育て続けることも可能です。
ただし、峨眉山は夏の多湿を特に嫌います。多くても、週に1回程度の水やりにとどめておきましょう。
峨眉山は風通しと日当たりのよい環境を好む多肉植物です。
ユーフォルビア・峨眉山は風通しのよい日当たりを好みます。比較的乾燥や直射日光に強い性質をもつものの、真夏の炎天下では葉焼けを起こしてしまう可能性があるため、半日陰か屋内に移動させましょう。
また、ユーフォルビア・峨眉山は多湿環境を嫌います。雨の多い梅雨や秋雨の時期には、軒下や屋内での管理がおすすめです。
ユーフォルビア・峨眉山の耐寒性は低いため、気温10℃以下の寒さであれば屋内にて管理します。日光のよく当たる窓際に置いて育てましょう。
ユーフォルビア・峨眉山には、季節ごとに適した水やりをします。
ユーフォルビア・峨眉山を育てるには、水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒2:鹿沼土小粒2:ピートモス2:川砂2:くん炭2」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。市販の多肉植物用培養土でも構いません。
ユーフォルビア・峨眉山には少量の肥料を施します。植え付け時に元肥として緩効性化成肥料をひとつまみ施すか、生育期の間に追肥として月1〜2回、規定量の2倍に薄めた液肥をあたえてください。
ユーフォルビア・峨眉山の植え付け・植え替え適期は4〜5月、9〜10月です。鉢に入っている株が窮屈になってきた場合は一回り大きな鉢へ植え替えましょう。
峨眉山の葉が枯れる原因の多くは、水やりが多すぎる、もしくは少なすぎることです。
峨眉山は多湿を嫌うため、土が蒸れないように調整する必要があります。土の表面が乾いているように見えても、中の方が湿っていることもありますので、定期的に確認してみるといいでしょう。
また、冬に水切れをしすぎて根が枯れてしまうと、葉も枯れる原因となります。しばらく水やりをしていないのに枯れてしまった場合は、一度お水をあげてみてください。
ユーフォルビア・峨眉山は挿し木で簡単に増やせます。切り口から出る白い樹液にふれると肌がかぶれることもあるため、ゴム手袋を着用すると安心です。
ユーフォルビア・峨眉山はハダニやカイガラムシの被害を受けやすい植物です。20℃以上の多湿環境で発生しやすく、葉から養分を吸収して株を弱らせてしまいます。カイガラムシやハダニを発見したら薬剤を散布するか、歯ブラシでこすり落として駆除しましょう。
ユーフォルビア峨眉山をはじめとするユーフォルビアの花言葉は『明るく照らして』『地味』『控えめ』です。
冬の間は落葉して静かなものの、4月に入ると一気に芽吹き出すユーフォルビア・峨眉山にぴったりな花言葉ですね。
ユーフォルビア・峨眉山は日本で交配された品種のため、四季折々の日本の気候に順応しやすい多肉植物となっています。育てるたびに、親株に生えるたくさんの子株たちにも愛着が湧いてきますよ。
GreenSnap編集部