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サラセニアといえば、虫を捕食する「食虫植物」として知られています。虫を取る葉の部分がくるんと丸まって、柄杓のような形をしているので、「ヘイシソウ」とも呼ばれます。カラフルな色合いやユニークな見た目から観葉植物としても人気のため気になっている人もいるでしょう。今回は、サラセニアの育て方と種類をご紹介します。
サラセニアを育てるときは、土はいつも湿っている状態にして、日当たりの良い場所に置きます。
サラセニアを屋外に置くときは、筒の部分に雨が入らないようにしましょう。雨量が多いときや台風のときは室内に移動させます。
サラセニアは湿地で育つ植物なので湿気を好みます。土が湿った状態でないと枯れてしまうので、水を張った浅鉢の上に鉢を置く「腰水」にして、鉢底から水を吸わせるようにします。
夏は水温が上がりやすいので、水の管理に注意してください。腰水がぬるくなっていたら水の入れ替えをしましょう。
サラセニアは肥料はなくても育ちます。直射日光に当てることと腰水で土が乾かないようにすることが大事です。
その代わり、サラセニアは食虫植物なので、捕えた虫を養分にする性質があります。
サラセニアを湿地と同じ状態で育てるなら、鉢に水苔を入れて植え付けをします。ピートモス、赤玉土、鹿沼土を加えてもよいでしょう。
サラセニアの植え付け時期は12月~2月です。水苔を入れた鉢にサラセニアを植え付けをします。根付くまでは、日陰の風通しの良い場所に置きます。腰水をして土の乾燥を防ぎます。
サラセニアの植え替え時期も12月~2月です。サラセニアは成長が早いので、1年~2年に1回植え替えをする必要があります。一回り大きな鉢に移しましょう。
サラセニアの増やし方は、「株分け」となります。サラセニアの植え替えをするときに、成長した株を株分けをしましょう。根付くまでは、直射日光には当てないようにします。土が乾燥しないように注意しましょう。
サラセニアは開花時期である3月~5月頃に、独特な形の花を咲かせます。花自体は赤みがかった色をしています。
春にきれいな花を咲かせるためには、冬のお手入れが大事になります。枯れている部分は取り除き、葉の部分を短く刈りこみます。夏は、サラセニアの葉が混み合っていると通気性が悪くなるので、枯れた葉は取り除くようにしましょう。
サラセニアを育てるときに注意をしたいのは「ハダニ」と「アブラムシ」です。
ハダニは、梅雨明けから9月頃に発生します。夏の日照りが原因で土が乾燥するとハダニが付きやすくなります。土を湿らせた状態にすることで予防できます。
アブラムシは、葉や新芽、茎につきやすく、放っておくと「サビ病」や「ウィルス」に感染します。ウィルスに感染した時は、株は全て処分してください。
サラセニアは「腰水」で栽培するため、夏はハエが発生しやすくなります。こまめに水を取り換えることと鉢皿は清潔な状態にしましょう。
サラセニアは、乾燥に注意をすれば育てやすい植物です。ちょっと変わった植物を育ててみたい人は、栽培にチャレンジしてみてください。
※トップ画像はおぎのさん@GreenSnap
GreenSnap編集部