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クレオメは熱帯アフリカや熱帯アメリカを原産とする、フウチョウソウ科科クレオメ属の一年草です。開花期がとても長く、強健な植物であるから初心者でも簡単に栽培できます。今回は、そんなクレオメの育て方についてご紹介します。
クレオメは風通しと日当たりのよい場所で栽培してください。半日以上日光にあたるようにすることで、花つきがよくなります。真夏のつよい日差しも平気なので、日よけなどをする必要もないのは嬉しいポイントです。
クレオメはとても優れた耐暑性をもつので、厳しい夏の暑さを乗り越えて元気よく生育してくれますよ。
クレオメは乾燥に強いものの、多湿環境を嫌います。常に土を湿らせておくのではなく、表土がしっかり乾いてから水やりしてください。地植えであれば降雨のみで十分です。
クレオメには水はけのよい土が適しています。鉢植えでクレオメを栽培する場合は、「赤玉土小粒6:腐葉土4」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。市販の草花用培養土を使っても構いません。
地植えでクレオメを栽培する場合は、植え付け1週間前に堆肥と腐葉土を混ぜ込むことで、水はけのよい環境を整えておきます。
クレオメは植え付けの際、元肥として緩効性肥料を施します。5〜9月の生育期には、月に一度緩効性化成肥料を置き肥するか、液肥を2週間に1回施してください。
クレオメは直根性の植物であるため、根を傷めないよう気をつけて作業しましょう。園芸品種のクレオメは広範囲に根を張るため、株間は20〜30cm空けて植え付けてください。
クレオメは「種まき」による増やし方が一般的です。種まき時期は、4〜5月が適期です。
花後にできたサヤから採取した種を、花壇や鉢に直まきしてください。指で空けた穴に2〜3粒ずつ種をまいたら、土を薄く被せます。発芽までの間は土が乾かないように水やりしながら管理しましょう。発芽したら、株間が20〜30cmになるように間引いて完了です。
クレメオの花が咲き終わったら、花茎ごと切り落とす「花がら摘み」を行ってください。こうすることで枯れた花に無駄な栄養を奪われずに済みます。
クレオメはハダニの被害を受けやすい植物です。湿度が高まると発生しやすいので、風通しや密植に気を遣いましょう。放っておくと葉が白くかすれてしまうので、見つけ次第駆除してください。
クレオメは7〜10月の長い間、特徴的な雄しべと雌しべのある花を咲かせます。その姿は風に舞う蝶のようであることから、「セイヨウフウチョウソウ」と呼ばれています。小さいながらも鮮やかな花びらをもち、かわいらしい印象をあたえる花です。
クレオメの花言葉は、「思ったほど悪くない」「あなたの容姿に酔う」「小さな愛」「秘密のひととき」です。かわいらしい花であるのに「思ったほど悪くない」となったわけは、クレメオの異名に秘密があります。
GreenSnap編集部