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フェニックス・ロベレニーは、別名シンノウヤシとも呼ばれ、鉢植えによく利用されるラオス原産のヤシです。太い1本の幹の先に、ツヤのある濃い緑色の葉っぱをたくさん、放射状に広げています。
ここでは、そんなフェニックス・ロベレニーの育て方をご紹介したいと思います。
フェニックスロベレニーは、もともと日光を好むため、春から秋にかけては日当たりのよい戸外に置くと元気に育ちます。
ただし、夏場の直射日光は葉焼けを起こしやすいので、室内のレースのカーテン越しに置くのがおすすめです。冬場は日当たりのよい窓辺に置くといいですね。フェニックスロベレニーはヤシの中では比較的低温にも強く、耐陰性もあるので室内でも育てやすいといえます。
春から秋にかけては、フェニックスロベレニーを育てている土の表面が白っぽく乾いたら、たっぷりと水やりをします。
夏場は乾燥しやすいので、毎日忘れずに水やりをし、水切れしないよう注意しましょう。逆に気温の低い冬の間は、乾燥気味に管理してください。土が乾いて数日たってから水やりをするくらいで大丈夫です。
また、こまめに葉水をしてあげると、湿度を保つこともできますしハダニの予防にもなります。
フェニックスロベレニーには、春から秋にかけての生育期間に、緩効性化成肥料を2ヵ月に1回くらい与えてください。
フェニックスロベレニーを育てるときは、観葉植物用の土を使えばOKです。
フェニックスロベレニーは根詰まりを起こしやすいので、2年に1回程度は植え替えをします。植え替え時期は、5月から7月頃が適期です。
鉢土が持ち上がってくるほど根が張ることもありますが、そうなるとなかなか鉢から抜くことができません。もしそうなってしまったら一度水やりをやめて鉢土を完全に乾燥させて抜きやすくしてから抜きましょう。
植え替えるときは、まずは鉢土を3分の1くらい落としてしまいます。観葉植物用の土に植え替えたら、葉っぱも2割くらい落とし、2週間くらいは半日陰で管理してください。
フェニックスロベレニーは、種まきで増やすことができます。
土に種をまいて、水やりを続けていると2カ月から3カ月ほどで発芽します。発芽まで時間がかかりますが、途中で水やりをやめてしまわず、根気よく芽が出るのを待ちましょう。
フェニックスロベレニーのお手入れは、剪定くらいでしょう。
下の葉が古くなって垂れ下がってくるようなら剪定をして形を整えてください。葉の付け根あたりから切り落とします。剪定後は、どうしてもデリケートになりやすいので、しばらくは半日陰で管理してください。
フェニックスロベレニーは風通しが悪いと、カイガラムシやハダニが付くことがありますので、見つけたらすぐに殺虫剤で駆除してください。カイガラムシは歯ブラシでこすり落とすこともできますし、ハダニはこまめに葉水をすることで防ぐことが可能です。
ここでは、観葉植物として人気のヤシ、フェニックス・ロベレニーの育て方についてご紹介しました。部屋にグリーンがあるとそれだけでインテリアがパッと映えますよね。
フェニックス・ロベレニーは暑さに強いだけでなく、比較的耐寒性や耐陰性もあるので、初心者にも育てやすい観葉植物だといえます。ぜひお部屋に置いてみてはいかがでしょうか。
※トップ画像はユッスーさん@GreenSnap
GreenSnap編集部