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南国のエキゾチックなムード漂うフェニックスをご存じでしょうか。羽のようないきいきとした葉が魅力的で、観葉植物としても大人気です。今回はフェニックスの花言葉や特徴などについてまとめてみました。
このような花言葉をもつフェニックスは、育て方も簡単なことから、個人の活躍やビジネスの発展などを願ってお祝い・ギフトとして贈られることもあります。
フェニックスは東南アジア原産のヤシ科フェニックス属の植物です。樹高2~4mの常緑低木で、ヤシ科の植物の中でも小型です。葉は光沢がありやわらかく直立した幹の先端から枝もなく直接葉が生えて広がっています。
エキゾチックな雰囲気が漂う優美な姿のフェニックスは、観葉植物としても人気です。成木は鉢植えとして、葉はフラワーアレンジメントなどのアクセントやポイントとして用いられています。
また日本国内の屋外の活用法としては、海水浴場や遊園地など施設内のランドマークとして用いられていることがあります。
九州以南や太平洋・瀬戸内海に面した比較的温暖な土地などで育ちやすく、宮崎県では県の木としてフェニックスが指定されているほか、道路植栽などにも用いられているので、街中には南国らしい雰囲気が溢れています。
栽培・管理上の注意としては、フェニックスはヤシ科の植物の中でも比較的寒さに強いといわれる品種です。ただし、霜や雪にあたると弱ってしまうことが多いので、暖地以外の場所では、露地植えよりも鉢植えの方が管理しやすいです。特に気温0度を下回ってしまうような厳寒期は室内に取り込むなど防寒対策をしましょう。
フェニックスの名前の由来についてですが、植物名の由来には諸説あります。
大きく広がる葉が古代エジプトの伝説の鳥「フェニックス」の羽を連想させるという説のほか、別種のフェニックス属の植物の果実が赤紫色になり、それが赤紫の染料の産地とその同じ色名である「フェニキア」からフェニックスになったという説があります。
よくあるヤシの木のイメージ(ココヤシのような大きなヤシの実)にもあるような形ではなく、食用にはむきません。
日本国内で流通している多くは、ラオス原産のフェニックス・ロベレニーという品種で、そのほとんどが八丈島で生産されています。小ぶりで育てやすく手間がかからないという点でも非常に人気の高い観葉植物です。
それ以外にカナリーヤシ」「ナツメヤシ」など個性的な品種があります。
GreenSnap編集部