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ユーフォルビア・ブラックバードはヨーロッパを原産とする、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草です。
冬に枯れることのない常緑性のカラーリーフで、黒みがかった濃緑の葉が季節を追うごとに紅葉していきます。春先に咲く黄緑色の花もあわせて全体的に色鮮やかな姿で、他の植物の緑とのコントラストが映える植物です。
今回はユーフォルビア・ブラックバードの育て方についてご紹介します。
ユーフォルビア・ブラックバードは風通しと日当たりのよい環境に適した植物です。ユーフォルビア・ブラックバードは耐寒性、耐暑性ともに高水準の優れた環境適応能力をもつので、場所選びには困りません。
ユーフォルビア・ブラックバードにはやや乾燥気味な水やりをします。プランターの場合は表土が乾いてから2〜3日後にたっぷりと水やりしてください。水やりの前後に表土を乾燥させる期間を設けることがポイントです。
地植えの場合には水やりは不要で、自然の降雨に任せましょう。
ユーフォルビア・ブラックバードは根から多くの酸素を補給するため、根が十分に呼吸できる水はけのよい土を用意します。「赤玉土小粒5:腐葉土3:バーミキュライト2」の割合で混ぜた配合土を用意しましょう。
ユーフォルビア・ブラックバードには植え付け時に元肥として緩効性化成肥料を施します。青々としたユーフォルビア・ブラックバードを期待したいのであれば、4〜5月、9〜10月にそれぞれ1回、緩効性化成肥料を追肥としてあたえましょう。
ユーフォルビア・ブラックバードの植え付け・植え替え適期は4〜5月、9〜10月です。株の生長でプランターが窮屈になってきたら植え替えすることを推奨します。
植え付け1〜2週間前の段階で元肥となる緩効性化成肥料を土に混ぜた上で、よく耕しておきましょう。
花後に古くなった枝や混み合った枝を剪定しましょう。株元に十分な風通しと日光を確保できるように剪定することがポイントです。ユーフォルビア・ブラックバードの切り口からこぼれる樹液に触れると肌荒れを引き起こす場合があるため、厚手のゴム手袋を着用したうえで作業してください。
ユーフォルビア・ブラックバードは4〜5月、9〜10月に挿し木と株分けで増やせます。
7〜10cmの長さに切り取った茎の断面を斜めにカットし、数時間水につけましょう。そのあとは枝を新しい赤玉土に挿して、乾燥しないように発根まで水やりしながら管理してください。挿し木にする枝には葉を数枚残しておくと、発根までの期間が早まります。
掘り出した株をナイフや手で2〜3つに割いて、植え付けと同じ手順で植えます。細かく割きすぎた株は生育不良に陥る可能性があるので注意しましょう。
ユーフォルビア・ブラックバードは強健な性質をもつため、病害虫から受ける被害はほとんどありません。安心して育てられるのは魅力的ですね。
ユーフォルビア・ブラックバードは4〜6月にかけて、黄緑色の花を穂状に咲かせます。メガホンのようなかわいらしい花びらもカラーリーフとの相性抜群です。
ユーフォルビア・ブラックバードを含むユーフォルビアの花言葉は『明るく照らして』『地味』『控えめ』です。
葉が黒みを帯びているのでどこか控えめな印象を受けますが、ときに見事な紅葉を見せてくれます。
ユーフォルビア・ブラックバードは水やり頻度にさえ気をつければ初心者でも簡単に育てられる植物です。手軽なカラーリーフとして栽培し、お庭に華を添えるのもいいですね。
GreenSnap編集部