warning
error
success
information
寒色系の花は美しく、透き通るような雰囲気があり、シラーも例外ではありません。青紫や水色の花を咲かせるシラーはとても人気があります。育て方は難しいのか気になりますよね。
このページでは、シラーの育て方を解説しています。シラーを育てる場所、用土、植え付け時期などをまとめましたので、ぜひご参照ください。
シラーはユリ科シラー属で、地植え、鉢植えで楽しむことができる植物です。シラーの花期は2月から6月で、花は星型やベル状。シラーの大きさは5センチから80センチで、種類によって大きさが異なります。
シラーの原種は100種類以上あるとされていて、種類がとても豊富にあります。さらに園芸品種も多く開発されているため、見た目やカラーも種類によって異なりますが、多くのシラーは濃い青紫のはっきりした色の花です。
シラーを育てる場所は、半日陰の場所がおすすめです。シラーには耐陰性がありますので、半日陰でもよく育ちます。葉がある生育期は、日に当てる必要がありますので、鉢植えで育てている場合は、明るい場所に移動させるとよいでしょう。
地植えの場合は、葉がある期間に日当たりのよい場所に植え替える必要はありませんので、そのまま育ててください。
シラーの用土は、水はけがよい土を選びましょう。地植えでシラーを育てる場合は、あまり場所を選ばず育てても問題はありませんが、水はけが悪い場所だけは避けましょう。
水はけの悪い場所とはどんな場所かわかりにくいですよね。雨がやんだ後に、水たまりがある場所、ぬかるんだ場所は水はけが悪い場所です。晴れた日に土を触って、柔らかい場合は水はけが悪い場所の可能性が高いですので、そのような場所を避けて植えてください。
鉢植えでシラーを楽しむ場合は、市販の草花用土で問題ありません。自作する場合は、赤玉、腐葉土を7:3の割合で混ぜてください。
シラーは鉢植えの場合は、土の表面がしっかりと乾いてから与えましょう。
シラーはやや乾燥した環境を好みますので、水が多いと根が傷む可能性があるため注意しましょう。水やりの前に土が乾燥しているのか見ておくとよいですよ。
地植えの場合は、とくに水やりの必要はありません。
花が咲き終わったあと、葉が枯れてきますので、水やりの頻度を減らしていきます。夏から秋は休眠しますので、水やりの必要はありません。
シラーは肥料を必要とする植物ではありませんが、植え付けをする際に緩効性肥料を与えるとよいでしょう。緩効性肥料とはゆっくりと時間をかけて効果を発揮する肥料のことで、じっくりとシラーに栄養を与えます。シラーに与える肥料は、固形肥料がおすすめです。
また花後に追肥として化成肥料を与えると、また来期にきれいな花を咲かせてくれますよ。
シラーは9月から11月に植え付け・植え替えをします。
掘り起こしをして再度球根を植えることで再利用も可能なシラーですが、その際の植え付けも9月から11月に行います。
シラーの手入れは花がらつみです。花後は花が枯れるので、そのままにしていると茎が腐る可能性があるため、枯れた花はそのままにしておかずにこまめに摘み取ってください。
花後はシラーの体力が消耗していますが、花がらをつみとることで、体力を回復しやすくなります。さらに傷むことも防げますので、花がらつみはこまめに行います。
シラーの増やし方は分球です。小さな球根が増えていたら、それをわけて増やすことが可能です。
また花後に種を採取してその種を撒くと、球根に育ちます。しかし、これには数年かかりますので、気長に待ちましょう。
シラーを育てる上で注意する害虫・病気はとくにありません。丈夫な植物ですので、初心者の方にも向いていますよ。
シラーの花言葉は、多感な心、寂しさ、悲しみ、変わらない愛です。
シラーは強い植物ですので、虫や病気の心配をする必要はありません。育てる場所もあまり選ばず、どのような土でも育てやすいことから、初心者の方にもおすすめな植物です。
青紫の透き通るような色が特徴的ですので、お庭に植えてみませんか。きっとさわやかな落ち着くお庭になりますよ。
GreenSnap編集部