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松ぼっくりによく間違われる松の実は、マツ科マツ属の植物の種子の一部分で、栄養も豊富であることから食用にもよく用いられるなど、とても人気があります。ここでは、そんな松の実のとはどんな食べ物なのか、どんな栄養や効果効能があるのか、松ぼっくりとはどう違うのかなどについて解説しています。松の実の取り方についても記載しているので、ぜひご参照ください。
松の実は、松の種子の胚乳(はいにゅう)にあたる部分のことで、食べることができます。どんな松でも松の実として食用利用できるわけではなく、20種類ほどの種類の松の実を世界では食用としています。
よく間違われるのですが、「松の実=松ぼっくり」ではありません。松ぼっくりは、松かさと呼ばれるもので、この鱗片のなかに松の実があります。
イタリア料理や韓国料理ではよく松の実が使用されています。
松の実は栄養がたくさんあり、中でもタンパク質、ビタミンE、ビタミンB2、食物繊維、カルシウム、オレイン酸、レノール酸が豊富に含まれているといわれています。
タンパク質が多いので、松の実は運動後に食べるのも向いています。さらに鉄分やミネラルも多く、体に良い食材であるとされています。
松の実の効能として最初に挙げられるものは、アンチエイジング効果です。
松の実に含まれるビタミンEは体内の酸化を抑制することが期待されます。松の実を摂ることで、若返りも夢じゃないかもしれません。
また、ビタミンEは血行を促進する働きがあるので冷え性改善にも役立ちます。
松の実には、レノール酸、オレイン酸が豊富に含まれていて、これらは生活習慣病予防に役立ちます。
松の実には、ピノレン酸が豊富に含まれていて抗炎症作用があります。アトピー性皮膚炎を緩和する働きがあるとされています。
松の実は外側から目視することができません。松の実を取り出すには、一度松ぼっくりから松の実を取り出す必要があります。
ですので、まず松ぼっくりを採取します。虫が隙間に潜んでいるかもしれませんので、虫がついていないかよく見ておくとよいでしょう。松ぼっくりは固いので、ペンチなどで割って胚乳を取り出します。そして、薄皮を剥きます。
松の実は、スーパーなどでも購入することができます。ただし、自分で収穫した松の実とは、大きさが違うことが多いです。
市販されている松の実は、実が大きく成長する種類なパターンが多いので、自宅で収穫しても大きい松の実を入手できるというメリットもあります。
松の実は好き嫌いがはっきりと分かれる食べ物で、香ばしく、味はやや甘いのが特徴です。
松の実はそのままでは食べられないので、炒るなどをして食べましょう。
炒って炒り豆のようにして食べると、ポリポリと食べることができおいしいですよ。スープやサラダのトッピングにもなります。日本料理とも相性は悪くなく、茶碗蒸しのトッピングにしても美味しいのでおすすめです。
松の実は人によってはアレルギー反応が出ることがありますので注意をしましょう。1日の目安として約10グラムまでを食べ、食べ過ぎには要注意をしてください。
松の実を一度にたくさん摂りすぎると、大腸がんのリスクが高まると言われていますので気をつけましょう。
松の実には栄養がたくさん含まれています。高タンパクで、体にもいい成分がたくさんあるのでスーパーフードとしても認識されています。ダイエットや美容に気を使う方にもおすすめですよ。
ただし食べ過ぎは禁物ですので、ご注意ください。
GreenSnap編集部