warning
error
success
information
トウモロコシは自宅でも育てることができますが、おいしい果実を収穫するためには「受粉」という作業が欠かせません。
今回は、受粉の時期や方法について詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね!
トウモロコシは受粉しないと実がつきません。受粉に失敗すると、粒が均等に揃わず、歯抜けのような状態のとうもろこしになってしまいます。
トウモロコシには雌花と雄花があります。雄花は茎の頂点につき、雌花は茎の途中につくので、自力で受粉できません。
風に乗って飛んできた花粉で受粉をする場合もありますが、これはたくさんのトウモロコシを育てている場合ですので、家庭菜園では難しくなります。確実にトウモロコシを収穫するためには、人工受粉を行いましょう。
トウモロコシの受粉のタイミングは、トウモロコシのヒゲと呼ばれる「雌花」が出てきた頃です。種まきから2ヶ月で雄花が開花し、その1週間後には雌花が開花します。トウモロコシのヒゲが出てきたら、受粉のタイミングと覚えましょう。
トウモロコシの受粉は雨の日を避け、よく晴れた日を狙って行いましょう。時間帯は午前中に行うのが良いでしょう。
雌の花が出てくるのは雄穂が長く生長して花粉を散らす準備をするあとです。
雨の日はせっかく受粉した花粉が流れてしまう可能性もあります。
トウモロコシの雄花は茎の頂点につき、雌花は茎の途中につきます。雌花は、トウモロコシのヒゲと呼ばれる部分で、茎の途中に咲きます。雄花は茎のてっぺんに咲きます。
雌花のひげは「絹糸(けんし)」と呼ばれることもあります。
トウモロコシの受粉方法はとても簡単です。一番簡単なのは雄花を切り取って、花粉を落とす方法ですが、ハケや筆を使って受粉させても良いでしょう。
また、トウモロコシの受粉の際に雄花を切り取ることで、アワノメイガという害虫の被害を予防することもできます。アワノメイガは、トウモロコシの雄花に引き寄せられてやってきます。トウモロコシで産卵をして、幼虫が雌花につき、食害に遭ってしまうので、雄花をなくすことで被害を抑えることができます。
トウモロコシの受粉が成功すると、雌花の色が茶色く変色します。茶色く変色したら、成功の証拠です。
雄穂を揺らして花粉を飛ばすという人工受粉の方法もありますが、上記の方法が確実ですよ。どちらでもお好きな方でチャレンジしてみてくださいね。
トウモロコシの雌花がなかなか出てこないときは、雄花を先に切り取って保管しておきましょう。雄花を切り取って密閉容器に入れ、野菜室で保管すると良いでしょう。雌花が出たタイミングで、保存していた雄花を使用して受粉させることができます。
雄花は野菜室で1週間ほど保存できます。
トウモロコシの受粉はとっても簡単です。受粉の作業はほとんど2ステップなので、家庭菜園では楽しい作業になりますね。
トウモロコシの受粉をしっかり行って、粒ぞろいで美味しい実を収穫してくださいね!
七尾びび
GreenSnap編集部