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柚子は昔から日本でも親しみがある果物の一つで、冬至には柚子湯に入ることで邪気払いの風習があります。料理やジャムなどで使われることも多く、さまざまな楽しみ方がありますね。柚子は地植えはもちろん鉢植えでも栽培することができるので、ご自宅のお庭でも育てられます。
ここでは、柚子の収穫時期や収穫の目安、収穫方法や保存期間などについて詳しく紹介していきます!柚子の栽培に興味があれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。
柚子は昔から結実するまで長い年月がかかる果実で知られていましたが、最近では接ぎ木で増やすことで地植えであれば約4~5年、鉢植えの場合は3~4年ほどで実がなることが多いです。
柚子の接ぎ木苗はホームセンターなどで手に入るので、まずは接ぎ木苗から育ててみることをおすすめします。接ぎ木は2~5月頃が適期なので、この時期に作業しましょう。
柚子は人工授精の必要はありませんが、筆などを使い受粉させることで果実が付きやすくなります。また、柚子は日当たりのよい環境を好み日陰ではよく育たないため、適した栽培環境で育てることが大切です。
柚子は地植えと鉢植えどちらでも栽培が可能で、柑橘類の中でも育てやすい果実です。種なしや種ありなど種類や品種も豊富なので、お好みの方法で柚子を育ててみましょう!
柚子は5月頃になると白い花を咲かせ、皮が緑色の青柚子の場合は露地栽培であれば8~10月頃にかけて収穫します。ハウス栽培は露地栽培よりも早く、4~9月頃まで収穫することが出来ます。
熟している黄色い柚子であれば、11~12月頃が収穫に最適な時期です。完熟した柚子は長い期間貯蔵が難しいため、青柚子の段階で積極的に収穫するとよいでしょう。
果実の熟し方は日当たりによっても変わるため、柚子の木全体の果実の具合を見て収穫時期を決めるようにします。
青柚子も黄色い柚子もよい香りがしたり、皮にハリや艶があるものが食べ頃と言えます。青柚子の場合は緑色が濃い状態のもの、黄色い柚子は果実がブヨブヨしていなくてヘタの切り口の部分茶色く変色していないものを選びましょう。
傷がある柚子もありますが、多少の傷であれば鮮度やおいしさに影響することはありません。
柚子の枝にはトゲがあるので、収穫する時にトゲを見つけた場合は取り除きます。トゲと取り除くことで、果実を傷つけることなく収穫することが出来ます。
その後、ハサミを使って枝と果実が繋がっている果梗の部分を長めに残して切り落とします。大きく生長した柚子の木であれば、高枝バサミを使うとよいでしょう。
次に、ヘタより上の枝を切り落とし、約4mmの長さを残しておくと長く保存が効きます。柚子を収穫したら、箱やカゴなどに重ならないように入れて保存しましょう。
柚子の枝にはトゲが付いているため、素手で作業すると怪我してしまう可能性があります。そのため、収穫などの作業では必ず軍手などを着用して作業するようにしましょう。
また、箱の中などで柚子を保管する場合は、果実同士が重ならないように入れることが大切です。重ねて入れてしまうと上にある果実の重さて下の果実に負担がかかり、潰れてしまうことがあります。
その他、複数保存している中に腐った柚子が1つでもあると傷みが広がっていきやすいです。腐った柚子を見つけた場合は、すぐに取り除くようにしましょう。
柚子は冬の時期であれば常温での保存も可能ですが、1週間以上食べない場合は冷蔵保存がおすすめです。一つ一つの柚子をラップで包み、保存袋に入れてから冷凍庫の野菜室で保管します。使いかけの柚子であれば、冷凍保存するとよいです。
柚子は丸ごとでも冷凍保存が出来るので、すぐに使う予定がなければ冷凍庫で保存することで約半年~1年ほど保存することが出来ます。冷蔵庫の場合は2~3週間ほど保存が効くので、使用期間によって保存場所を選ぶとよいでしょう。
柚子の収穫時期は比較的長いですが、青柚子の頃に収穫することで長く楽しめます。常温はもちろん冷蔵庫や冷凍庫でも保存出来るため、使い方に合わせて最適な方法で保存するとよいですね。柚子は実がなるまで数年かかりますが、時間をかけて育てた分結実すると喜びも大きいことでしょう。
収穫時期を見極めて、ぜひともおいしい柚子を収穫しましょう!
GreenSnap編集部