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スーパーの野菜コーナーで見かけるスプラウトとは、いったいどんな栄養を持った野菜なのでしょうか。ここでは、そんなスプラウト全体の特徴や栄養、育て方のほか、どんな種類があるのかなどについてまとめています。スプラウトの魅力もわかるはずなので、ぜひご参照ください。
スプラウトとは種子を発芽させた新芽のことで、発芽野菜、新芽野菜とも呼ばれます。
スーパーなどでも一般的に「〇〇スプラウト」として販売されていて、この〇〇には野菜名が入ります。有名なものでいうと、ブロッコリースプラウトなどがあります。
日本では、20年以上前に村上農園が、キャベツ、ブロッコリー、マスタードの新芽をスプラウトとして初めて販売をしてから広まりました。スプラウトはとても歴史ある植物で、5000年前の古代中国時代では栽培されていたとされています。
さらに日本でも平安時代には貴族たちが食べていたとも伝えられていて、昔からなじみのあるものです。
スプラウトは、ほかの野菜よりも栄養豊富なことでも有名です。
種から植物は発芽しますが、種子のときにはなかった成分が合成されるため、スプラウトには多くの栄養が蓄えられるのです。具体的には、ビタミン、ミネラル、フィトケミカルなどがあります。
ただし、これらの栄養は野菜が成長するにつれてなくなっていくため、適した時期に必ず収穫してあげましょう。
スプラウトは、土がなくても栽培することができます。お庭やベランダがなくても、キッチンなどの室内(20℃以上)で育てられるので、ぜひ試してみてください。
スプラウトは栽培をスタートしてから、だいたい7〜10日ほどで収穫できるようになります。一度使い切ってもまた1~2回再生するので、ぜひ栽培にチャレンジしてみてください。
また、市販のスプラウトを購入した場合は、料理に使わなかった根の部分を使うことで、同じように栽培することもできますよ。
スプラウトは、生のままサラダなどに入れて食べることができます。また、加熱しても美味しくお召し上がりいただけますよ。
スプラウトという植物があるわけではなく新芽のことなので、特定の植物を指すわけではありません。食用に利用されることが多い有名なスプラウトは次のとおりです。
スーパーで多く販売されているスプラウトです。苦みや辛みがなく食べやすいとされていて、サラダにも多く利用されています。ビタミンC、βカロテン、ビタミンEが含まれています。
かいわれ大根も非常に有名なスプラウトの1つです。こちらには独特の辛みがあるのが特徴で、ブロッコリースプラウトよりも葉が大きめです。葉酸が豊富です。
辛みが特徴的なスプラウトです。マスタードというとピンと来ないかもしれませんが、西洋からし菜の新芽のことです。カリウム、βカロテンが豊富に含まれています。
レッドキャベツスプラウトは濃い紫色をしていることが特徴で見た目が美しいです。辛みや苦みもなく食べやすく、見た目もよいことからサラダの一番上に盛られることがあります。葉酸、ビタミンC、ビタミンKが多く含まれています。
スプラウトは味が美味しいだけでなく栄養も豊富なので自宅で育ててサラダに混ぜてみませんか。何度か再生するのでハサミで切ったあとも水やりをして、キッチンなどで管理をするのがおすすめですよ。
GreenSnap編集部