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冬に育てる野菜は、むしろ厳しい寒さにあてて、適度にストレスを与えることで、旨みや甘みが増すものもあります。寒い時期とはいえ、育てる野菜を正しく選べば、冬でも家庭菜園を楽しむことができます。
今回は冬に植える、冬に種まきする、育てやすい野菜をご紹介します。
【種まき:10〜12月上旬、2月/収穫:4〜6月上旬】
エンドウは、品種やタイミングによって、サヤエンドウやエンドウ豆として収穫できます。エンドウを栽培した土壌には窒素が豊富になり、収穫した後はそのまま土に突き込んで一ヶ月ほどおいて緑肥に使うこともできるので、おすすめです。
【植え付け:品種によっては11〜12月/収穫:種まきから40日ほど】
カブは基本的に秋もしくは春に種をまいて育てますが、12月の気温が5℃を下回らない地域であれば、品種によっては冬に育てることもできます。栽培期間が短かく、プランターでも育てられます。
【植え付け:11月〜12月上旬/収穫:5〜6月】
タマネギはどんな料理にも支える便利で、栄養満点な野菜として人気です。苗から育てることで栽培期間が短くなるので、栽培難易度も下がります。プランターでも育てることができ、収穫後は保存もきくので、ぜひ家庭菜園で育ててみてください。
【植え付け:2〜3月/収穫:8〜9月】
ジャガイモも幅広い料理に使える、もっともメジャーな根菜です。土壌を選ばないので、やせた土でもぐんぐんと育っていきます。スーパーで買ってきたジャガイモを種芋にして、育て始めることができるので、手軽に挑戦できます。
【種まき:2月/収穫:4〜5月】
ニンジンの作型は基本的には夏まき秋冬採りですが、冬まき品種も多くあります。2月ごろに種まきをする冬まき品種の特徴は、栽培期間が比較的短いことです。春まきや夏まきの場合、60〜90日かかりますが、冬まきの場合は40日ほどで収穫ができます。
【種まき:2月/収穫:5月】
早生種のカリフラワーは2月に種まきをして育てるのがいいでしょう。栽培期間は長いですが、栽培自体はそれほど難しくありません。甘みがありビタミンB1、2、Cが多く、栄養も豊富な野菜です。
【種まき:2月/収穫:5〜6月】
冬春まきのブロッコリーは2月に種まきをして育てます。サラダやポトフ、シチューなど、料理の汎用性が高く、抗酸化成分も豊富な健康野菜としても注目されています。栽培自体は簡単ですが、収穫まで早生種でも4ヶ月ほどかかります。
【種まき:2〜3月/収穫:6〜7月】
冬に植えるキャベツは、初夏ごろから収穫できるようになりますが、これはいわゆる夏キャベツと言って、緑が濃く歯ごたえのある、煮物向きのキャベツが育ちます。キャベツには胃粘膜を保護する効果があるビタミンUが含まれており、栄養豊富な野菜です。
【種まき:2〜3月/収穫:7〜9月】
早生種のダイコンは2月中に種まきをするのがおすすめです。ダイコン自体は冷涼な環境を好むので、ぐんぐんと育って早く収穫ができます。プランターでも土嚢袋を活用するなど、深さのある容器で育てたり、ミニダイコン品種を選ぶことで、簡単に育てられます。
【植え付け:2〜3月/収穫:3〜5月】
サニーレタスは結球しないレタスのことで、肉料理などの付け合わせに便利な葉菜です。育てやすく、種まきから1ヶ月ほどで収穫ができます。また、プランターや水耕栽培で手軽に育てられるので、家庭菜園の初心者にもおすすめです。
【植え付け:10月〜3月/収穫:4〜5月】
行者にんにくは山菜の王様とも言われる、栄養豊富で風味豊かな野菜です。種から育てると収穫までに時間がかかるので、苗を購入して育てると良いでしょう。0℃を下回らなければ、冬の間いつでも育て始められます。
【植え付け:10月〜3月/収穫:4〜5月】
ほうれん草は耐寒性が強く、ー5℃程度までなら生育は鈍りますが、育てることができます。発芽させるときだけ20℃くらいに管理したら、そのあとは冬の間も温暖地以南なら外で育てることができます。
冬の家庭菜園をするときに気をつけたいのは、霜が降りないように対策をしておくこと。いくら耐寒性が高い野菜といえども、土が凍ると根が水分を吸収できなくなってしまうので、霜対策などをしつつ、冬植え・冬まき野菜で、冬の家庭菜園を楽しんでください。
七尾びび
GreenSnap編集部