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朝顔といえば、日本では夏を代表する花として知られていますね。青や紫、そしてピンク色など多くの花色があり、品種も西洋朝顔や琉球朝顔など数多くあります。そんな朝顔の花をより楽しむためにも、「摘芯」という作業が必要になります。今回は、朝顔の摘芯がなぜ必要なのか、適した時期やその方法などについて紹介していきます。
朝顔の栽培では、摘芯の作業を行います。摘芯とは、芽の先を摘むことで植物の生長を促進させる剪定方法のひとつです。
つる性である朝顔の場合は、頂点の芽の生長が優先されます。そのため、頂点の芽を摘み取って剪定することで脇芽が増えて花付きも良くなります。
朝顔の摘芯は必ずしも必要な作業ではありませんが、摘芯をした方がより多くの花を咲かせるようになるため、できれば摘芯をすることをおすすめします。
朝顔の摘芯をする時期は、本葉が出てから1週間程度で葉の枚数が約8~9枚になった頃です。
摘芯をするときは、晴れた日の午前中に作業しましょう。
朝顔を摘芯する位置は、下から数えて5~6枚目の本葉より上の方です。清潔なハサミなどで取り除きます。
摘芯の回数は特に決まりはありませんが、丈夫な子づるを約1~3本残して、あとの子づるは取り除きます。全ての脇芽を育てると量が多すぎてしまい、朝顔が早く枯れてしまう原因にもなります。
摘芯の時期が遅いとどうなるのか心配になるかと思いますが、時期だけでなく栽培する気温が低いと脇芽が出てきません。朝顔の生育する最適な気温は20~25℃程度なので、気温にも気を付けながら摘芯しましょう。
昔から日本で親しまれてきた朝顔は、夏の風物詩です。小学校では夏休みに朝顔を育てた経験がある方も多と思いますが、子どもたちでも育てられるので栽培方法は難しくありません。より多くの朝顔を観賞したい場合は、摘芯することで花付きが良くなります。
朝顔は一日花なので、たくさんの花が咲くことで、少しでも長い期間花の観賞が楽しめるようになります。
つる性の朝顔は、フェンスなどに誘引させたり、緑のカーテンをつくるのも素敵ですね。ぜひとも、ご自宅で朝顔を栽培してたくさんの朝顔の花を咲かせてみてはいかがでしょうか?
松原真理子
GreenSnap編集部