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細身の茎にまるで楽器のベルを思わせるようなお花。今にも凛とした鐘の音が聞こえてきそうなサンダーソニアですが、贈答に用いられることが多いお花です。
今回はそんなキュートなサンダーソニアの花言葉から花の特徴、見た目に反したキケンな一面までを紹介していきます。
サンダーソニアの花言葉は「愛嬌」、「望郷」、「祈り」です。
サンダーソニアの花言葉「愛嬌」は、正面ではなく、どこか上目がちに見える佇まいが女性の武器であるを愛嬌思わせることに由来してます。
また、「望郷」や「祈り」という花言葉は、この花の発見者であるジョン・サンダーソンが南アフリカから、故郷であるイギリスのことを懐古したことにちなんだのだそうです。
サンダーソニアという名前は、最初に発見したサンダーソン氏の名前から付けられたとされています。
また、別名「クリスマスベル」ともいわれていますが、こちらは南半球において12月のクリスマスに咲くことと、ベルのような花姿からつけられました。
サンダーソニアの草丈は50~70cmで、笹のような細い葉をつけます。
やがて、日本では夏になると先述のような、まるで彩色を施されたベルのように、黄色やオレンジ色の花をを見せてくれます。
秋にはその美しい花を枯らしますが、次の夏に備え土の中に球根を残して冬を越します。
愛らしいサンダーソニアですが、その反面、キケンな毒も持ち合わせています。
サンダーソニアの属するイヌサフラン科(ユリ科)の植物の多くは非常に毒性が強いことで知られています。
花だけでなく、葉や花粉なども毒を含み、ひとつまみ口に入れただけで重度の急性腎不全を引き起こし、最悪の場合亡くなってしまう恐れも。
美しいバラにも棘があるように、いくら可愛らしくても油断はなりません。
サンダーソニアとして市場に出回るほとんどが、こ原種に該当します。
濃いオレンジ色の花からは、気品さえも感じられます。
オレンジの原種から、変異によって生まれたサンダーソニア唯一の色違い品種です。
その爽やかな黄色の花はオレンジに引けを取らないほどの輝かしさです
サンダーソニアは、管理に気をつけさえすればキュートな姿で私たちを惹きつけてしまう”魔性のお花”です。ぜひ一度、その魅力を感じ取ってみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部