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サラダやお弁当に欠かせないミニトマト。このページでは、ミニトマトの種類やプチトマトと違いはあるのかについてご紹介しています。
ミニトマトとプチトマトの違いは? どちらが正しい名前? と気になる方もぜひご参照ください。
ミニトマトとは果実の重さが5〜30gほどトマトの総称です。一方でプチトマトは本来、特定の品種名のことです。しかし、なぜ商品名がここまで広く知れ渡ることになったのでしょうか。
昭和初期までは大きなトマト(大玉トマト)が一般的な「トマト」とされていました。ミニトマトはまだ広まっておらず、「小型トマト」と呼ばれていたのです。しかし、一般的なトマトというとやはり大きなものをイメージしていたことから、小さなトマトはあまり広まりませんでした。
昭和50年頃になって、タキイ種苗というメーカーが開発した小さなトマト「プチトマト」が発売されます。狭いスペースでも育てられるプチトマトが人気になり、プチトマトという名前がミニトマトという名前以上に有名になったのがきっかけといわれています。
ミニトマトの品種について紹介していきます。
ペペは1個の果実が約15グラムと小さな品種で、フルーツのような感覚で食べられます。病気に強く、果実をよくつける種類なので初心者の方にも向いています。
【収穫時期】植え付けから約2ヶ月前後
ミニトマトのなかではとても人気の種類でスーパーでもよく見かけます。トマトにはジュルッとしたゼリー状の部分がありますが、アイコにはこの部分が少ないことから、トマトが苦手な方でも食べやすいとされています。
【収穫時期】植え付けから約35日前後
オレンジ色のミニトマト。「黄色い真珠」という別名が付けられているほど美しい果実です。病気に強く、日持ちもするので育てやすい品種です。フルーツのような甘味があり、トマトが苦手な方でも食べやすいですよ。
【収穫時期】植え付けから約3ヶ月前後
ミニトマトには、リコピン、ビタミンC、ビタミンB2、カリウムが含まれています。これは大玉トマト(大きなトマト)と同じ栄養です。しかし、その含有量に違いがあります。
みなさんは大玉のトマトとミニトマトどちらが栄養が多いと思いますか。正解はミニトマトです。同じ重量あたりに含まれる栄養の量はミニトマトのほうが断然多いです。
赤い由来となるリコピンですが、ミニトマトのほうが3倍も多いです。また、美容効果があるとされるビタミンCもミニトマトは大玉トマトの約2倍も豊富に含みます。さらに食物繊維もミニトマトのほうが圧倒的に多いのです。
ミニトマトの方が栄養が多いのは収穫時期が関係しています。
大玉トマトは皮が薄く柔らかく。そのまま完熟させると果実が崩れてしまうため、完熟する前のまだ皮が硬い時期に収穫します。完熟前に収穫すれば、当然栄養価が低くなります。
それに対してミニトマトは皮がしっかりとしているため、完熟をしてから収穫します。しっかりと栄養分をためてから収穫されるので栄養豊富となります。
ミニトマトはベランダ菜園でも育てられます。タネを植えてから収穫までも早いので、初心者の方でも育てやすいです。家庭菜園でミニトマトを栽培してみてくださいね。
GreenSnap編集部