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多肉が好きな人々をタニラーと呼ぶほど、昨今は多肉ブームです。一つの鉢に違う種類のいろんな多肉を植えて育てたり、テラリウムをつくったりと、楽しみ方もいろいろです。
今回はそんな多肉植物から、アエオニウム・ウルビクムについて育て方をみていきましょう。
アエオニウム・ウルビクムの原産地は、亜熱帯に属するカナリー諸島で、現地の夏の季節は、30℃前後が最高平均気温です。最も温度が低い季節でも15℃前後あります。そのような環境に適した植物ですので、日本では比較的温暖な西日本、九州などでよく育ちます。
基本的に鉢植えで育て、気温に応じて置く場所を変えてあげると良いでしょう。多湿を苦手とするので、とくに夏は直射日光を避け、風通しのよい半日陰で育てましょう。
寒さも多少なら耐えますが、冬の期間は室内の窓辺に置いて、なるべく太陽の光にあてるようにしましょう。
アエオニウム・ウルビクムは多肉植物ですので、水の与え過ぎには注意しましょう。
生育期の春と秋には土の表面がしっかり乾いたら水やりをします。冬は生育が穏やかになるので、月1〜2回葉水をする程度でよいです。
アエオニウム・ウルビクムの肥料はそれほど必要ではありません。もしあげる場合は、春と秋に薄めた液体肥料を1〜2回あげるぐらいでよいです。
ただし、液体肥料も水分なので、あげすぎると根腐れを起こしますので注意して下さい。。
アエオニウム・ウルビクムは乾燥しやすい季節になると、コナカイガラムシがつくことがあります。葉の上に、白いゴミのように見える虫でみつけたらすぐに駆除しましょう。ほかにもアブラムシが出る場合もあります。予防としては薬剤を吹き付けておくことです。
アエオニウム・ウルビクムの植え替え時期は、生育期の9月中旬〜11月が適しています。根詰まりと根腐れを防ぐために、2〜3年に一回、一回り大きい鉢に植え替えをしましょう。
アエオニウム・ウルビクムは水はけのよい土を好みます。市販の多肉植物向けの土を使うとよいでしょう。
アエオニウム・ウルビクムの増やし方には「株分け」「挿し木」「挿し芽」などがあり、なかでも挿し木が成功率が高くおすすめです。
挿し木の方法は、まず数cm下の茎で葉をカットし、さらに株元側でもカットして10cmくらい挿し穂を作ります。挿し穂を日光の当たらない場所で、2〜3週間くらい置いておくと根を出し始めるので、土に植え付けましょう。
また、はじめに切り取った葉の部分は、ビンの口などに真っ直ぐなるようにおいて、切り口から根が生えてきたら植え付けましょう。挿し木をしたあとは、1週間ほど経ってから水やりを再開します。
アエオニウム・ウルビクムの原産地が、カナリア諸島や北アフリカである事を忘れずに、適した環境で育てることで、手間いらずですぐすく育ちます。
水のあげすぎで根を腐らせてしまう失敗が多いので、水やり頻度には注意しましょう。
※トップ画像はリトmegさん@GreenSnap
GreenSnap編集部