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ミモザは銀葉が美しく、春になると黄色い花をたくさん咲かせますね。華やかな印象で存在感も抜群なのでシンボルツリーしても人気があり、切り花やドライフラワーなどでも楽しめます。ミモザは大きく成長する樹木なので、定期的に剪定することが大切です。
ここでは、ミモザの剪定時期や剪定方法、剪定後の手入れや剪定で失敗しないポイントなどについて詳しく紹介していきます。
ミモザは樹高5~10mほどまで成長し、そのまま放置するとどんどん大きくなってしまうのでお手入れが大変です。そのため、剪定することでミモザの高さをコントロールして、不要な枝などをカットすれば美しい樹形を維持できます。
また、花が終わった後にミモザを剪定することで、翌年もたくさんの花を咲かせますよ。毎年花の観賞を楽しむためにも、定期的に剪定しましょう。
さらに、ミモザは風通しや日当たりが悪い環境で育てると、カイガラムシなどの害虫が発生しやすくなります。害虫の発生を抑えるためにも、剪定して普段から風通しをよくするとよいでしょう。
ミモザの剪定は、暖かくなる4~6月上旬頃が適期です。6月頃になると小さな花芽をつけはじめることから、遅くても6月下旬までに剪定を済ませておきましょう。
そのほか、ミモザの枯れた枝などを取り除く場合は、秋頃がおすすめです。病気や害虫の被害にあった枝なども剪定するとよいですが、この時期は花芽を切り落とさないように気をつけてくださいね。
ミモザは寒さに弱い傾向があり、冬の時期に剪定すると枯れてしまうことがあるので、冬場の剪定は避けるようにしましょう。
ミモザはカットした部分から枝を分岐して成長していくため、枝が密生している箇所を中心に剪定するとよいです。
ただし、秋に剪定する際は、バッサリと切ってしまう強剪定ではなく軽めに剪定した方がよいです。ミモザは剪定方法によってカットする部分も変わってくるので、きちんと把握しておきましょう。
ミモザの剪定方法は主に3種類あります。適宜、剪定の仕方を変えて行いましょう。
「芯止め」は、樹高を抑制するための剪定です。頂点の部分を切り落とすことで好みの高さを維持することができ、脇の枝が成長することで全体的にこんもりとした樹形になります。
「透かし剪定」は、混み合った枝などをカットする方法です。徒長枝などの不要な枝を根元から切り落としましょう。
「切り戻し剪定」は、枝を根本からカットせずに途中で切り落とします。適当に枝を切り落とすと樹形も乱れてしまうので、なるべく長めの枝を選び新芽の上をカットしましょう。木の上から下へ長くなるように剪定することで、見た目を丸くすることができます。
ミモザを剪定した後は、枝の切り口に癒合剤を塗布することをおすすめします。切り口をそのままにしておくと養分や水分が流れ出たり、雑菌や害虫などが侵入してしまい樹木が腐ることがあるようです。
癒合剤が手元にないようであれば、木工用ボンドや墨汁でも代用できますよ。ミモザを元気よく育てるためにも、ぜひとも癒合剤を使ってみてくださいね。
ミモザは4~6月上旬頃に剪定することで、翌年もきれいな花をたくさん咲かせます。夏と冬は剪定に適さない時期のため、この時期に枝を切り落とすことは避けるようにしましょう。
また、ミモザを切り戻し剪定する際は、バッサリと剪定しすぎないように注意することが大切です。切り戻し剪定は葉の上の位置で枝をカットしますが、葉がないところで剪定すると枯れてしまうことがあります。ミモザを元気に育てるためには、枝をカットする位置には気をつけましょう。
今回は、ミモザの剪定時期やその方法、剪定後の手入れや失敗しないポイントなどについて紹介しました。ミモザは華やかでインパクトのある見た目ですが、そのままにしておくと樹形も乱れてしまいます。
一年を通して美しい樹形を維持して翌年もたくさん花を咲かせるためにも、ぜひとも剪定に挑戦してみましょう!
GreenSnap編集部