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日本でも親しみがある落花生は、最近では家庭菜園などでも人気がありますね。落花生は相性の良いコンパニオンプランツを一緒に植えることで、生育も良くなります。近くに植えるだけでお互いの生育が良くなれば、ぜひ一緒に育ててみたいですよね。
今回は、落花生のコンパニオンプランツの特徴や相性の良い野菜、相性の悪い野菜などについて紹介していきます!落花生にも相性があるので、相性の良い組み合わせを知ってコンパニオンプランツを栽培してみてくださいね。
コンパニオンプランツは、お互いに良い影響を与え合う植物や野菜のことです。「共栄作物」「共生植物」とも呼ばれ、特に落花生の場合は多くの野菜と一緒に植えることができます。落花生は草丈が低いので日陰を作ったり、土の温度の上昇を抑制する効果などがあります。
落花生の収穫時期は種類などによって異なりますが、一般的に9~11月頃です。トマトやピーマンなどの夏野菜であれば秋頃まで収穫できるので、最適な組み合わせと言えるでしょう。
それでは、落花生と相性の良い野菜について詳しく説明していきます!
落花生とトマトのコンパニオンプランツは、相性が非常に良いことで知られています。落花生の根には菌根菌(きんこんきん)が共生し、空気中の窒素を固定させてミネラルを供給することでトマトの生育が良くなります。
また、落花生は草丈が低いので雑草の抑制効果が期待でき、トマトのマルチングとしての効果もあります。
ミニトマトでもコンパニオンプランツの効果を発揮するため、お好きなタイプのトマトを一緒に栽培してみてはいかがでしょうか。
落花生とピーマンと一緒に栽培すると、トマトと同じように落花生の葉がマルチングの役割を果たします。マルチングによりピーマンの根を保護し、泥はねが減ることで病気にもかかりにくくなります。
また、落花生の根に共生する菌根菌によって、ピーマンにも十分な栄養が与えられます。
落花生とナスのコンパニオンプランツでは、落花生の根に付きやすい菌根菌がナスにミネラルやリン酸などの養分を行き渡らせてくれます。また、ナスは水分を多く必要とし、落花生の葉によるマルチング効果で土中の水分も保たれます。
落花生とシシトウを一緒に植えることで、落花生が日陰を作り湿度を維持することができます。シシトウは多湿に弱いため、落花生が日陰を作ることで生育も良くなります。
落花生とシシトウのコンパニオンプランツでは、お互いの株を約30cm離して植えると良いです。また、シシトウは乾燥気味に育てた方が良いので、シシトウの実が生ってから落花生を植えることで効果を発揮します。
落花生とトウモロコシもコンパニオンプランツに最適な組み合わせで、他の野菜と同様にお互いの生育に良い影響を与えます。お互いの株は30cm程度離して植え、日が当たる場所に落花生の苗を植えましょう。
落花生と相性の良い野菜があるように、相性の悪い野菜もいくつかあります。落花生はネギやニラ、タマネギや地下で増えるハーブなどと一緒に植えると生育が悪くなるので、コンパニオンプランツとして植えることは避けるようにしましょう。
お互いに良い影響を与えるコンパニオンプランツですが、デメリットもあります。コンパニオンプランツも野菜なので、育てるには手間がかかります。手入れが少ない野菜もありますが、元気よく育てるためにはそれなりに手入れが必要です。また、コンパニオンプランツを育てるには種や苗を購入する必要もあるため、コストもかかります。
薬剤などを使えば病気や害虫を予防できますが、コンパニオンプランツであれば無農薬で元気に落花生を栽培することができます。デメリットもありますが、メリットを活かしてコンパニオンプランツを育ててみてはいかがでしょうか。
落花生の栽培について知っていても、落花生と相性の良い野菜や悪い野菜があることを初めて知った方も多いのではないでしょうか。相性の良い野菜を一緒に植えることで、お互いに良い影響を与えながら育ってくれます。逆に、相性が悪い野菜は生育も良くないため、一緒に植えないよう注意しましょう。
落花生を栽培する際は、今回紹介したようなコンパニオンプランツと一緒に育ててみることをおすすめします!
GreenSnap編集部