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甘酸っぱい味わいが人気のブラックベリーは、ジャムやジュースなどに加工して楽しむことができる果実です。しかし、ブラックベリーは植えてはいけない植物と言われることもあります。
この記事では、ブラックベリーを植えてはいけないと言われる理由について解説しています。これから栽培を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
ブラックベリーは、ラズベリーに似た黒い実をつけるバラ科キイチゴ属の落葉低木です。甘酸っぱい味わいですが、完熟するとしっかり甘くなります。ジャムなどの加工に適しており、生でも食べられる人気の果樹です。
病害虫に強く育てやすい果樹で、トゲのある品種とない品種があります。4月下旬から6月に白やピンクの花を咲かせ、6月下旬から8月中旬に実をつけます。日当たりと風通しの良い場所を好み、地植えでも鉢植えでも育てられます。
ブラックベリーには、枝や茎にトゲがある品種があります。このトゲは鋭く、不用意に触れるとケガをする可能性があります。特に子供やペットがいる家庭では注意が必要です。収穫時に手を切ったり、通路沿いに植えた場合は服に引っかかるなどの危険もあります。トゲのない品種を選ぶか、トゲを切り取る作業が欠かせません。
ブラックベリーは繁殖力がとても強い植物です。伸ばした枝が地面に接するとそこから発根して増えてしまいます。地植えで育てる場合はどんどんブラックベリーが広がって周囲の植物にも影響がでるため、植えてはいけないとよく言われます。
鉢植えであれば繁殖の心配はないため、増えすぎが気になる方は鉢植えで育てましょう。
ブラックベリーの実は鳥が大好物です。実がなり始めると、カラスやスズメなどの鳥が食べにやってきます。網などで防鳥対策をしないと、収穫前に食べ尽くされてしまう可能性があります。また、フンが庭に落ちるなどの衛生面での問題も発生します。鳥が騒ぐ音も気になる人もいるでしょう。
ブラックベリーはとても生育旺盛な植物です。繁殖すること、横によく広がっていくことを考えて栽培スペースは多く取ることをおすすめします。ツルを周囲に絡ませる可能性もあるので、栽培場所には気をつけましょう。
ブラックベリーは必ず剪定が必要です。剪定の時期は夏と冬ですが、うっかり忘れているとどんどん生長して増えてしまうこともあります。トゲがある品種の場合は、ガーデニング用の手袋をつけて作業しましょう。
ブラックベリーはあまり耐寒性が強くありません。マイナス10度ほどまでしか耐えられないため、寒い地域ではプランターで栽培し、冬場は室内で管理しましょう。
ブラックベリーの栽培には注意が必要ですが、栽培環境やお手入れに気をつければ素敵なお庭をつくることができます。ぜひしっかりとお世話をしながら、ブラックベリーを栽培してくださいね。
GreenSnap編集部